鹿嶋市は、茨城県南東部の鹿行地域に位置する、人口約6万5千人の街です。古くは常陸国一宮である鹿島神宮の鳥居前町として栄え、太平洋と北浦に挟まれた水運の要地でした。しかし、明治時代以降は陸路の交通網の発達により水運が衰退し、一時は「陸の孤島」とも呼ばれていました。
概要
鹿嶋市は、明治時代以降は水運が衰退し、一時は「陸の孤島」とも呼ばれていました。しかし、昭和30年代後半から、南隣の神栖市にまたがって鹿島港が建設され、重工業を誘致する「鹿島開発」計画が始動しました。その結果、昭和40年代以降は鹿島臨海工業地帯が形成され、鉄鋼会社や石油コンビナートなどが立地する工業都市へと発展しました。
特に、日本製鉄東日本製鉄所鹿島地区を建設した日本製鉄の存在感は大きく、住友金属工業蹴球団から発展したJリーグ鹿島アントラーズのホームスタジアムであるカシマサッカースタジアムやクラブハウスがあることで、「サッカーの街」としても知られています。
地理
鹿嶋市は、茨城県の南東部、東京から東北東へ約110kmに位置しています。東側を太平洋(鹿島灘)、西側を北浦に挟まれ、東西に細長い市域を持つのが特徴です。
気候
鹿嶋市の気候は、太平洋側気候に属し、温暖で降水量が多いのが特徴です。夏は高温多湿で、冬は比較的温暖です。
鹿嶋(1991年 – 2020年)の気候 |
---|
月 |
最高気温記録 °C (°F) |
平均最高気温 °C (°F) |
日平均気温 °C (°F) |
平均最低気温 °C (°F) |
最低気温記録 °C (°F) |
降水量 mm (inch) |
平均降水日数 (≥1.0 mm) |
平均月間日照時間 |
隣接する自治体
- 潮来市
- 神栖市
- 行方市
- 鉾田市
歴史
鹿嶋市は、古くから鹿島神宮の信仰と深く結びついた歴史を持つ街です。
年表
- 神武天皇元年(とされる) – 鹿島神宮の創建。
- 1489年(延徳元年) – 鹿島新當流創始者の塚原卜伝が鹿嶋で誕生。
- 1591年(天正19年) – 豊臣秀吉から常陸一国の朱印状を得た佐竹義宣により、鹿島氏ら南方三十三館の国人たちが滅ぼされ、鹿行は全て佐竹領となる。
- 1602年(慶長7年) – 関ヶ原の戦いで敗れた佐竹氏が久保田(現在の秋田県)に減転封となり、鹿島郡は里見義康に、行方郡は新庄直頼などに与えられた。
- 1614年(慶長19年) – 里見忠義が倉吉藩に減転封され、鹿島は天領(江戸幕府直轄地)や旗本知行地、守山藩(水戸藩連枝)の飛び地などに分割統治となる。
- 1868年(慶応4年)7月2日 – 安房上総県の一部とされる(神向寺村全域と平井の一部など旧・守山藩領は松川藩のち改称で松川県の管轄)。
- 1871年12月25日(明治4年11月14日) – 廃藩置県により新治県に編入。
- 1875年(明治8年)5月7日 – 新治県が分割され、茨城県に編入。
鹿島郡鹿島町
- 1889年(明治22年)4月1日 – 鹿島郡宮中村、根三田村が合併し、鹿島町発足。
- 1953年(昭和28年)5月18日 – 国道123号(現在の国道51号)と国道124号が制定。
- 1954年(昭和29年)9月15日 – 鹿島町が鹿島郡高松村・豊津村・豊郷村・波野村と新設合併し、改めて鹿島町が発足。
- 1961年(昭和36年) – 鹿島臨海工業地帯造成計画(マスタープラン)策定。
- 1969年(昭和44年) – 鹿島港開港、工場の操業が一部で始まる。
- 1970年(昭和45年)8月20日 – 鹿島線(鹿島神宮駅〜香取駅間)が開業。
- 1985年(昭和60年)
- 3月14日 – 鹿島臨海鉄道大洗鹿島線が開業。
- 6月1日 – 新字名に神野1丁目〜4丁目(旧・宮中の一部)を設定。
- 1991年(平成3年)2月14日 – 住友金属サッカー団(現・鹿島アントラーズ)のJリーグ加盟が決定。
- 1993年(平成5年)3月26日 – 茨城県立カシマサッカースタジアムが竣工。
市制施行以後
- 1995年(平成7年)9月1日 – 鹿島郡鹿島町が同郡大野村を編入。鹿嶋町と改称した上で同日市制施行し、鹿嶋市となる。合併により市制施行したのは平成初の事例。
- 2002年(平成14年) – 2002 FIFAワールドカップをカシマサッカースタジアムにて開催。
行政区域変遷
鹿嶋市市域の変遷(年表) |
---|
年 |
1889年(明治22年) |
1954年(昭和29年) |
1955年(昭和30年) |
1995年(平成7年) |
鹿嶋市市域の変遷表 |
---|
1868年以前 |
宮中村 |
根三田村 |
佐田村 |
下塙村 |
谷原村 |
長栖村 |
国末村 |
粟生村 |
木滝村 |
鉢形村 |
平井村 |
泉川村 |
大船津村 |
爪木村 |
田谷村 |
猿田村 |
田谷沼新田 |
田野辺村 |
沼尾村 |
須賀村 |
山野上村 |
田谷村 |
猿田村 |
田谷沼新田 |
田野辺村 |
沼尾村 |
志崎村 |
大小志崎村 |
武井村 |
武井釜村 |
津賀村 |
浜津賀村 |
和村 |
棚田村 |
荒井村 |
青塚村 |
角折村 |
中村 |
奈良毛村 |
林村 |
小山村 |
荒野村 |
行政
- 市長:田口伸一(2022年4月24日就任、1期目)
歴代市長
代 | 氏名 | 就任年月日 | 退任年月日 | 備考 |
---|---|---|---|---|
初代 | 五十里武 | 1995年9月1日 | 1998年4月23日 | 旧鹿島町長 |
2-5代 | 内田俊郎 | 1998年4月24日 | 2014年4月23日 | |
6-7代 | 錦織孝一 | 2014年4月24日 | 2022年4月23日 | |
8代 | 田口伸一 | 2022年4月24日 | 現職 |
役所
- 鹿嶋市役所 – 鹿嶋市大字平井1187-1
- 大野出張所 – 鹿嶋市大字津賀1919-1
警察
- 鹿嶋警察署
- 宮中交番、荒井駐在所、小山駐在所、津賀駐在所
消防
- 鹿島地方事務組合消防本部
- 鹿嶋消防署
- 大野消防署
国の行政機関
- 法務省
- 水戸地方法務局鹿嶋支局
- 厚生労働省
- 茨城労働局鹿嶋労働基準監督署
- 茨城労働局常陸鹿嶋公共職業安定所(ハローワーク常陸鹿嶋)
- 国土交通省
- 関東地方整備局鹿島港湾・空港整備事務所
- 関東地方整備局常陸河川国道事務所鹿嶋国道出張所
- 海上保安庁
- 第3管区海上保安本部茨城海上保安部鹿島海上保安署
- 独立行政法人
- 情報通信研究機構鹿島宇宙技術センター
議会
議会
- 定数:20人
衆議院
- 選挙区:茨城2区(水戸市〈旧内原町域〉、笠間市〈旧友部町・岩間町域〉、鹿嶋市、潮来市、神栖市、行方市、鉾田市、小美玉市〈旧美野里町・小川町域〉、東茨城郡〈茨城町・大洗町〉)
- 任期:2021年10月31日 – 2025年10月30日
- 当日有権者数:355,390人
- 投票率:49.80%
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧別 | 得票数 | 重複 |
---|---|---|---|---|---|---|
当 | 額賀福志郎 | 77 | 自由民主党 | 前 | 110,831票 | |
藤田幸久 | 71 | 立憲民主党 | 元 | 61,103票 | ○ |
経済
第一次産業
2020年時点では第一次産業の就業人口比率は3.0%となっています。
漁業
市に面した鹿島灘では様々な海産物が獲れます。タコやヒラメなどが有名であり、特にハマグリは全国的にも知られています。
また、2019年度の漁獲量は1,422tであり、茨城県内でのシェアは0.5%となっています。
農業
2018年時点での推計農業産出額は38.6億円です。
- キャベツ
- メロン
- サツマイモ
- 大根
- にんじん
- ごぼう
第二次産業
鹿島市は、高度経済成長期に、神栖市とともに鹿島港を中心とした鹿島臨海工業地帯が造成されて以降、工業都市として発展しました。日本製鉄の企業城下町となっており、市内には日本製鉄系列の企業が数多く立地しています。また、工業地帯には風力発電所や火力発電所などが置かれています。
また、2020年時点では第二次産業就業人口比率は32.6%となっています。
市内に工場・事業所を置く主要企業
- 日本製鉄東日本製鉄所鹿島地区
- 日鉄鋼管
- 中央電気工業
- 日鉄ステンレス
- 日鉄スラグ製品
- エア・ウォーター
- シーケム
- 住友林業クレスト
- 鹿島共同火力
- 鹿島石油
- 日立セメント
- AGCセイミケミカル
- 東亜道路工業
- サミットウインドパワー
- 鹿島アントラーズ・エフ・シー
第三次産業
市の商業地域は、国道124号沿いや鹿嶋市役所前通りがある宮中地区・鉢形地区を中心に広がっています。ショッピングセンターチェリオを中心とし、家電量販店、ホームセンター、ディスカウントストア、書店、飲食店などロードサイド店舗が数多く並ぶ。
また、2020年時点では第三次産業就業人口比率は59.0%となっています。
市内にある主な商業施設
* ショッピングセンターチェリオ(イオン)
* サンポートかしま
* ヤマダデンキテックランド鹿島店
* DCMホーマック鹿嶋店
* ホームプラザナフコ 北鹿嶋店
金融
- 常陽銀行 – 鹿島支店、鹿島東支店
- 筑波銀行 – 鹿嶋支店
- 水戸信用金庫 – 鹿島支店、大野支店
- 銚子信用金庫 – 鹿島支店
- 佐原信用金庫 – 鹿島支店
- 中央労働金庫 – 鹿嶋支店
- なめがたしおさい農業協同組合 – 鹿嶋支店、大野支店
姉妹・友好都市
海外
- 西帰浦市(大韓民国済州特別自治道)
- 2003年11月26日に締結。2002年の2002 FIFAワールドカップ開催をきっかけに交流をもつようになった。
- 塩城市(中華人民共和国江蘇省)
- 2002年11月8日に締結。
地域
人口
鹿嶋市と全国の年齢別人口分布(2005年) | 鹿嶋市の年齢・男女別人口分布(2005年) |
---|---|
■紫色 – 鹿嶋市■緑色 – 日本全国 | ■青色 – 男性■赤色 – 女性 |
鹿嶋市(に相当する地域)の人口の推移 | 1970年(昭和45年) |
総務省統計局 国勢調査より |
また、2020年時点での各種人口統計は以下の通りです。なお、一部の数値は四捨五入されています。
- 人口増減率(3年前比):0.43%減
- 出生者数:484人
- 死亡者数:691人
- 転入者数:2,510人
- 転出者数:2,425人
- 外国人人口:898人
- 労働者人口:32,243人
- 女性労働力率:45.6%
- 昼間人口:72,397人
- 昼夜間人口比率:106.66%
- 完全失業率:4.3%
- 生産年齢人口比率:57.49%
- 老年人口比率:30.08%
- 後期高齢者比率:13.50%
- 可住地人口密度:851.0人/km2
- 合計特殊出生率:1.77
- 平均年齢:46.5歳
- 男性平均寿命:79.6歳
- 女性平均寿命:86.1歳
町名一覧
- 粟生
- 青塚
- 明石
- 旭ケ丘
- 荒井
- 泉川
- 大船津
- 下津
- 和
- 神野
- 木滝
- 木滝佐田谷原入会
- 宮中
- 国末
- 厨
- 荒野
- 小宮作
- 小山
- 佐田
- 猿田
- 志崎
- 清水
- 下塙
- 城山
- 新浜
- 神向寺
- 須賀
- 高天原
- 武井
- 武井釜
- 棚木
- 田野辺
- 田谷
- 田谷沼
- 大小志崎
- 津賀
- 角折
- 爪木
- 中
- 長栖
- 奈良毛
- 沼尾
- 根三田
- 鉢形
- 鉢形台
- 浜津賀
- 林
- 光
- 平井
- 平井南
- 緑ヶ丘
- 港ケ丘
- 宮下
- 宮津台
- 山之上
- 谷原
- 鰐川
スポーツ
サッカー
鹿嶋市は、鹿島アントラーズの本拠地であり、アントラーズを核に地域ぐるみでサッカーを地域おこしに活用しています。Jリーグ発足以降、近年は高校サッカーにおいて、鹿島高等学校や鹿島学園高等学校などが全国高等学校サッカー選手権大会に出場(2019年度大会時点で鹿島は6回出場、鹿島学園は8回出場)するなど、鹿嶋は茨城県内サッカーの中心地になりつつあり、アントラーズには鹿島ユースチームからの生え抜きの選手も増えてきています。またアントラーズユースは鹿島学園との提携による昼型トレーニングシステム確立など、文武両面での成長を促す強化スタイルを打ち出しています。2002年FIFAワールドカップの開催地にも選ばれました。
- 日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)
- 鹿島アントラーズ
野球
- 社会人野球
- 日本製鉄鹿島硬式野球部(旧:住友金属鹿島硬式野球部)
- 鹿島レインボーズ
サーフィン
太平洋に面した鹿島灘には広範囲にわたり良質な波が絶え間なく打ち寄せ、高速道路による東京都心からのアクセスも良く、週末には東京都や埼玉県から大勢のサーファーが訪れます。平井海岸や下津海岸をはじめ、数々の良質なビーチブレイクが楽しめる事により水温が低くなる冬でも大勢のサーファーで賑わう。近年ではJPSA(日本プロサーフィン連盟)主催の鉾田プロ(ロングボード)がトップサンテポイントにて開催されている。
スポーツ施設
- 茨城県立カシマサッカースタジアム
- カシマスポーツセンター
- 卜伝の郷運動公園
- 高松緑地公園
- 鹿島ハイツスポーツプラザ
- 北海浜多目的球技場
- 新浜緑地公園
教育
高等学校
- 茨城県立鹿島高等学校
- 茨城県立鹿島灘高等学校
- 鹿島学園高等学校
- 清真学園高等学校
中学校
- 県立
- 茨城県立鹿島高等学校附属中学校
- 市立
- 鹿島中学校
- 鹿野中学校
- 平井中学校
- 高松中学校
- 大野中学校
- 私立
- 清真学園中学校
小学校
- 市立
- 三笠小学校
- 鹿島小学校
- 平井小学校
- 高松小学校
- 鉢形小学校
- 波野小学校
- 豊郷小学校
- 豊津小学校
- 大同東小学校
- 大同西小学校
- 中野東小学校
- 中野西小学校
文化施設
図書館
- 鹿嶋市立中央図書館
- 大野分館
博物館
- カシマサッカーミュージアム
- 鹿嶋市どきどきセンター(国の史跡「郡家跡」などの出土品を展示)
ホール・コミュニティセンター
- 鹿嶋勤労文化会館
- 大野ふれあいセンター
- 平井コミュニティセンター
交通
鉄道路線
中心駅:鹿島神宮駅
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- ■ 鹿島線
- 鹿島神宮駅 – 鹿島サッカースタジアム駅
- ■ 鹿島線
- 鹿島臨海鉄道
- ■ 大洗鹿島線
- 鹿島灘駅 – 鹿島大野駅 – 長者ヶ浜潮騒はまなす公園前駅 – 荒野台駅 – 鹿島サッカースタジアム駅 – 鹿島神宮駅
- ■ 鹿島臨港線(貨物線)
- 鹿島サッカースタジアム駅
- ■ 大洗鹿島線
道路
市内に高速道路はありません。東関東自動車道の終点となるはずでしたが、基本計画段階には行方市を経て北上するルートに変更され、潮来ICから鹿嶋市方面への計画は放棄されました。
- 一般国道
- 国道51号
- 北方面 – 鉾田市、大洗町、水戸市、笠間
- 水戸市塩崎町交差点より(国道245号)経由 – ひたちなか市、東海村、日立市
- 南方面 – 潮来市、香取市、成田市、千葉市
- 北方面 – 鉾田市、大洗町、水戸市、笠間
- 国道124号
- 東方面 – 神栖市、銚子市
- 国道51号
- 主要地方道
- 茨城県道18号茨城鹿島線
- 一般県道
- 茨城県道186号荒井行方線
- 茨城県道192号鹿島神宮線
- 茨城県道238号須賀北埠頭線
- 茨城県道239号粟生木崎線
- 茨城県道242号鉾田鹿嶋線
- 茨城県道255号鹿島港線
- 茨城県道・千葉県道260号谷原息栖東庄線
高速バス
「かしま号」も参照
鹿嶋市と都心方面を結ぶ高速バスは鹿島神宮駅を始発(一部はカシマサッカースタジアム始発)とし、鹿嶋市内、神栖市、潮来市を経由する。
鹿島神宮駅と東京駅を結ぶ「かしま号」は、都心方面への利用客や鹿島臨海工業地帯への出張客、カシマサッカースタジアムで開催される鹿島アントラーズの試合観戦客を中心に利用されています。時間帯により経由地が異なる(大半は、鹿島宇宙センターを経由するが、1時間に1本程度、クラブハウスを経由する便がある)。
現在、東京駅発着の高速バス路線の中では便数・利用者数が最も多いドル箱路線となっています。全路線とも、鹿島神宮駅~水郷潮来バスターミナル間の途中乗降はできません。
■…全便予約制(ただし空席があれば乗車可) ◆…交通系ICカード(Suica、PASMO)利用可
- 東京駅 ⇔ 鹿島神宮駅、カシマサッカースタジアム
- かしま号◆・ミッドナイトかしま号(JRバス関東・JRバステック・関東鉄道・京成バス)
- 海浜幕張駅・東京ディズニーリゾート・東京テレポート駅 ⇔ 鹿島神宮駅
- 鹿島-TDR・東京テレポート線■◆(関東鉄道)
- 羽田空港 ⇔ 鹿島神宮駅
- 鹿島-羽田空港線◆(関東鉄道)
路線バス
鹿嶋市内で運行されている路線バスは、近隣の市を経由して、千葉県側の銚子駅、小見川駅、行方(麻生)方面を結ぶ路線や鹿嶋市内を循環するコミュニティバスが運行されており、全ての路線が鹿島神宮駅を経由します。
- 関東鉄道(潮来営業所・波崎車庫)
- 海岸線・利根川線(鹿島神宮駅~銚子駅間)
- 鹿行広域バス 「神宮あやめ白帆ライン」(チェリオ・イオン鹿嶋店 – 小山記念病院 – 道の駅いたこ – 水郷潮来バスターミナル(BT) – 潮来駅 – 牛堀 – 麻生庁舎。池田交通との受託運行)
- 神栖市コミュニティバス 3系統(鹿島神宮駅~小見川駅)
- 池田交通
- 鹿嶋コミュニティバス 中央線・湖岸海岸線(高松緑地公園・鹿島灘駅方面)
- 鹿行広域バス 「神宮あやめ白帆ライン」(関東鉄道との受託運行)
港湾
- 鹿島港(重要港湾)
メディア
常陸鹿島テレビ中継局送信設備
「常陸鹿島テレビ中継局」も参照
デジタル中継局 |
---|
放送局名 |
NHK水戸総合テレビ |
NHK東京教育テレビ |
NTV日本テレビ |
EXテレビ朝日 |
TBSテレビ |
TXテレビ東京 |
CXフジテレビ |
放送局
- NHK水戸放送局かしま支局
ラジオ
- FM(コミュニティ放送局)
- エフエムかしま
新聞
- 読売新聞鹿嶋通信部
- 朝日新聞鹿島通信局
- 毎日新聞鹿島通信局
- 茨城新聞鹿嶋支社
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
寺院・神社
- 鹿島神宮
- 法正寺
公園
- 鹿島城山公園
- 長者ヶ浜潮騒はまなす公園
レジャー
- サテライトしおさい鹿島
- 鹿島港魚釣園
- 下津海水浴場
- 平井海水浴場
祭り・イベント
- 白馬祭(おうめさい)
- 御田植祭、流鏑馬
- 古武道演武大会・百々手式
- 祭頭祭
- 天長祭
- 式年大祭御船祭
- 提灯祭
- 桜まつり
- 鹿嶋市花火大会
- 鹿嶋まつり
出身有名人
歴史上の人物
- 鹿島則文 – 幕末から明治の尊王家、神職。鹿島神宮大宮司、伊勢神宮大宮司を歴任した。
- 塚原卜伝 – 戦国時代の剣豪。剣術「鹿島新当流」創始者。
- 中臣鎌足 – 藤原氏の祖
鹿嶋市についてのクイズ
鹿嶋市の主要な産業は何ですか?
鹿嶋市は、鹿島臨海工業地帯が形成され、重工業が盛んな工業都市として知られています。特に、日本製鉄東日本製鉄所鹿島地区が位置しており、市内には多くの関連企業が集積しています。第二次産業の就業人口比率は2020年時点で32.6%となっており、市の経済を支える重要な役割を担っていることがわかります。これに対し、第一次産業の就業人口比率は3.0%、第三次産業は59.0%であり、第二次産業が特に目立っていることが特徴です。これにより、鹿嶋市は経済基盤としての工業の重要性を強調し、地域の発展に寄与しています。
鹿嶋市の中心的な交通機関は何ですか?
鹿嶋市の最も重要な鉄道路線は鹿島線であり、その中心駅が鹿島神宮駅です。この駅は、関東地方の他地域へのアクセスにおいて重要な役割を果たしており、特に観光客やビジネス客に利用されています。また、鹿島臨海鉄道の路線も市内を通っており、鹿島港へのアクセスも含まれますが、交通の集約地点としては鹿島神宮駅が中心的な存在です。これにより、鹿嶋市は茨城県及び隣接する千葉県との交通基盤を形成しており、経済活動や観光資源の活用に貢献しています。
鹿嶋市の姉妹都市ではないのはどれですか?
鹿嶋市の姉妹都市には西帰浦市(大韓民国済州特別自治道)と塩城市(中華人民共和国江蘇省)が存在します。西帰浦市とは2003年11月26日に締結され、2002年のFIFAワールドカップ開催を契機に交流が始まりました。また、塩城市とも2002年11月8日に締結しています。しかし、釜山市は鹿嶋市の姉妹都市ではなく、したがって選択肢の中で姉妹都市でないのは釜山市です。このように姉妹都市を通じて国際交流が図られていることは地域の文化や経済の発展に寄与しています。
鹿嶋市の気候はどのように分類されますか?
鹿嶋市の気候は太平洋側気候に分類され、温暖で降水量が多いのが特徴です。夏は高温多湿であり、冬は比較的温暖です。また、近年は温暖化の影響も見受けられ、季節の変化がより顕著になっているとされています。これにより農業や漁業などの第一次産業においても、気候の変化が影響を及ぼすことがあります。特に、鹿島灘での漁業活動や農作物の収穫が、気象条件に大きく左右されるため、住民や行政は気候への対応策が重要視されています。