石川県河北郡津幡町：自然と歴史が織りなす魅力的な町

石川県の中央部に位置する津幡町は、豊かな自然と歴史が息づく魅力的な町です。金沢市へのアクセスも良く、住み心地の良さから近年人口増加が続いています。今回は、津幡町の魅力を余すことなくご紹介します。

地理と歴史

津幡町は、石川県河北郡に属し、面積は110.59km²、人口は約36,800人（2024年7月1日推計）です。人口密度は333人/km²と、石川県内の町としては最も人口が多いのが特徴です。

町名は、津幡川と河北潟を行き来する船の停泊地であったことに由来しています。古代から北陸道の能登国への分岐点として宿場町が栄え、倶利伽羅峠での木曾義仲の「火牛の計」伝説も語り継がれています。

津幡町は、加賀国と能登国にまたがっており、かつては複数の村が点在していました。1889年の町村制施行により、津幡町、東英村、種谷村など複数の村が誕生し、その後合併を繰り返しながら現在の津幡町が形成されました。

隣接自治体

津幡町は、以下の自治体と隣接しています。

• 石川県
  • 金沢市
  • かほく市
  • 河北郡内灘町
  • 羽咋郡宝達志水町
• 富山県
  • 高岡市
  • 小矢部市

自然

津幡町は、緑豊かな自然に恵まれた町です。

山

• 三国山：標高386.7mの低山で、町内では最高峰です。

河川

• 津幡川：町の中央部を流れる河川で、かつては水運で栄えました。
• 大海川：津幡川の支流です。

石川県森林公園

津幡町には、 石川県森林公園 があります。約200ヘクタールの広大な敷地には、豊かな自然が広がり、森林セラピー基地に認定されています。散策路やキャンプ場、アスレチック遊具などがあり、自然を満喫することができます。

行政と経済

津幡町は、町長と町議会によって運営されています。現在の町長は矢田富郎氏です。

産業

津幡町の主な産業は、以下のとおりです。

• 第一次産業：農業、林業、漁業
• 第二次産業：工業、製造業
• 第三次産業：商業、サービス業

工業

津幡町には、 タカラスタンダード北陸工場 や シブヤマシナリー津幡工場 など、多くの工場が立地しています。

商業

津幡町には、 PLANT-3津幡店 や アル・プラザ津幡 などの大型商業施設があり、買い物客でにぎわっています。

交通

津幡町は、交通アクセスに恵まれた町です。

鉄道

• JR七尾線：津幡駅、中津幡駅、本津幡駅、能瀬駅
• IRいしかわ鉄道線：津幡駅、倶利伽羅駅
• あいの風とやま鉄道線：倶利伽羅駅

道路

• 国道8号：俱利伽羅バイパス、津幡北バイパス、津幡バイパス
• 国道159号：津幡バイパス
• 国道471号

バス

• 北陸鉄道：津幡線を運行。
• 津幡町営バス：町内全域に路線網を展開。
• かほく市営バス：木窪線、瓜生線が津幡町域に乗り入れ。
• 加越能バス：石動駅 – くりから不動寺間を運行。

観光

津幡町には、歴史と自然に触れられる観光スポットが数多くあります。

名所・旧跡

• 津幡城跡：戦国時代の城跡で、現在は公園として整備されています。
• 冷泉為広塚：室町時代の歌人、冷泉為広の墓です。
• 倶利伽羅峠：木曾義仲と平家の戦いで有名な峠です。
• 倶利迦羅不動尊：日本三不動尊の一つとして知られています。
• 石川県森林公園：豊かな自然を満喫できる公園です。
• 倶利伽羅公園：倶利伽羅峠の麓にある公園です。

神社・寺院

• 白鳥神社：津幡町の総鎮守として崇敬を集めています。
• 三輪神社：古くからの歴史を持つ神社です。
• 加賀神社：加賀国を代表する神社です。
• 倶利迦羅不動寺：倶利伽羅不動尊を本尊とする寺院です。
• 祐閑寺：ツバキの名木「祐閑寺名月」がある寺院です。

観光スポット

• ひまわり村：夏には一面のひまわり畑が広がり、美しい風景を楽しめます。
• アサザビオトープ：水生植物が生息するビオトープです。
• 津幡ふるさと歴史館れきしる：津幡町の歴史や文化を学べる施設です。

文化

津幡町には、古くから伝わる伝統芸能や祭りがあります。

祭り

• 倶利迦羅さん八重桜まつり：毎年4月下旬から5月初旬にかけて、倶利伽羅峠で開催されます。
• 能瀬四町獅子舞頭合せ：毎年9月下旬に、津幡町能瀬地区で開催されます。
• 津幡四町獅子舞頭合せ：毎年9月第3日曜日に開催されます。

まとめ

津幡町は、自然と歴史が織りなす魅力的な町です。豊かな自然に囲まれた環境、歴史的な建造物、伝統文化など、見どころが満載です。ぜひ一度訪れてみてください。

津幡町についてのクイズ