藍住町:徳島県を代表するベッドタウン!人口増加率も高く、住みやすい街として注目!

徳島県板野郡に位置する藍住町は、近年人口増加率が著しく、徳島市や鳴門市のベッドタウンとして発展を続ける魅力的な町です。豊かな歴史と自然、そして充実した生活環境が調和した、住み心地の良さで知られています。本記事では、藍住町の魅力を余すことなく紹介します。

概要

藍住町は、古くから阿波藍の産地として栄え、現在でも藍染めが町の特産品として親しまれています。町内には「藍の館」という資料館があり、阿波藍の歴史や藍染めについて学ぶことができます。藍染め体験もできるので、伝統文化に触れたい方におすすめです。

藍住町は、徳島市の中心部から車で約30分というアクセス抜群の立地も魅力です。また、町内は全域が平地であるため、宅地開発が進みやすく、近年は住宅地として人気が高まっています。3万5千人という人口は、徳島県内では徳島市、阿南市、鳴門市、吉野川市に次いで5番目に多く、町村では四国で最も多い人口を誇ります。

地理

藍住町は、吉野川と旧吉野川のデルタ地帯に位置し、町内には山がなく、全域が可住地となっています。南には徳島市、北には板野町、鳴門市、東には北島町、上板町、西には石井町と隣接しています。

地形

河川

藍住町を流れる主な河川は次のとおりです。

  • 一級河川
    • 吉野川水系
      • 吉野川
      • 旧吉野川
      • 正法寺川
      • 前川
      • 本村川(直道川)

山地

藍住町内には山がありません。

隣接する自治体

  • 徳島市
  • 鳴門市
  • 板野郡: 板野町、北島町、上板町
  • 名西郡: 石井町

歴史

藍住町の歴史は古く、室町時代には阿波国守護細川氏と三好氏が本拠地とした「勝瑞城跡」が存在していました。江戸時代には藍染めが盛んに行われ、阿波藍の主要産地として発展しました。

年表

  • 1946年(昭和21年)12月21日:昭和南海地震が発生。
  • 1955年(昭和30年)4月29日:藍園村と住吉村が合併し、藍住町が発足。
  • 1957年(昭和32年)1月1日:町章を制定。
  • 1962年(昭和37年)4月1日:藍住町立藍住中学校が開校。
  • 1965年(昭和40年)10月1日:人口が過去最小を記録。
  • 1965年(昭和40年)11月3日:町歌「夢のある町 歌の町」を制定。
  • 1972年(昭和47年)3月10日:徳島県道14号松茂吉野線が開通。
  • 1973年(昭和48年)7月25日:町木・町花を制定。
  • 1981年(昭和56年)3月:八代亜紀が歌唱する「新藍こなし唄」を町民愛唱歌として選定。
  • 1988年(昭和63年)4月1日:藍住町立藍住東中学校が開校。
  • 1994年(平成6年)1月:株式会社エーアイテレビを設立。
  • 1994年(平成6年)3月17日:徳島自動車道藍住IC – 脇町IC間が開通。
  • 1994年(平成6年):正法寺川に掛かる木造アーチ橋「みどり橋」が完成。
  • 1995年(平成7年)11月3日:藍住町民のちかいを制定。
  • 1996年(平成8年):藍住町歴史館・藍の館が開館。
  • 1999年(平成11年):総人口が3万人を超える。
  • 2000年(平成12年)12月:徳島北環状線が全線開通。
  • 2002年(平成14年):東中富桜づつみ公園が開園。
  • 2011年(平成23年)11月24日:大型ショッピングセンター「ゆめタウン徳島」が県内第一号店としてオープン。
  • 2019年(令和元年)11月3日:藍住町総合文化ホールが開館。

人口

藍住町は、近年人口増加率が著しく、2015年以降は毎年人口が増加しています。2024年8月1日現在、人口は約35,155人で、徳島県内では徳島市、阿南市、鳴門市、吉野川市に次いで5番目に多い人口を誇ります。

藍住町の人口増加の要因としては、徳島市へのアクセスが良く、住宅地として人気が高いことが挙げられます。また、町内には大型ショッピングセンターや商業施設が充実しており、生活環境も良好です。

人口推移

人口
1955年 10,544人
1965年 9,726人
1985年 22,619人
2000年 30,368人
2015年 34,626人
2020年 35,246人
2024年 35,155人

人口密度

藍住町の人口密度は2,161人/km²です。

年齢別人口分布

藍住町は、若い世代の割合が高く、町民の平均年齢は44.8歳(2019年7月)と全国の市区町村と比較してもかなり低いです。これは、徳島市へのアクセスが良く、住宅地として人気が高いため、若い世代が移り住んでいるためと考えられます。

地域

大字

藍住町は、13の大字に分かれています。

郵便番号 大字名 読み
771-1201 奥野字猪熊・字東中須・字前川・字和田は771-1202、字矢上前は771-1203 おくの
771-1210 徳命字元村・字元村東は771-1211、字前須東・字前須西は771-1212 とくめい
771-1220 東中富字長江傍示は771-1221、字北傍示は771-1222、字敷地傍示・字天王傍示は771-1223、字大塚傍示・字慶長・字東安永・西安永・鑓場傍示は771-1224 ひがしなかとみ
771-1230 富吉字須崎・字富吉・字豊吉は771-1231、字地神・字穂実は771-1232 とみよし
771-1240 乙瀬 おとぜ
771-1250 矢上字西、字原は771-1251・春日、北分は771-1252・江ノ口、安任は771-1253 やかみ
771-1260 笠木字東野は771-1261・字中野、字西野は771-1262 かさぎ
771-1264 住吉字逆藤、字神蔵、字千鳥ケ浜は771-1265・字藤ノ木、字若宮は771-1266・乾、江端は771-1267 すみよし
771-1270 勝瑞字幸島は771-1271・字成長は771-1272・字正喜地、東勝地は771-1273 しょうずい

警察・消防

藍住町には警察署はありませんが、北島町にある徳島板野警察署が管轄しています。消防署は板野東部消防組合が管轄し、藍住町には第二消防署があります。

  • 藍住町藍住東交番
  • 藍住町藍住西交番
  • 板野東部消防組合第二消防署

公園

藍住町には、緑豊かな公園が数多く存在します。

  • 東中富親水公園
  • 東中富桜づつみ公園
  • 正法寺川公園
  • 藍住町河川敷運動公園

医療機関

藍住町には、病院や診療所、歯科医院など、医療機関が充実しています。

  • 浜病院
  • 稲次病院
  • 矢野医院
  • 近藤外科内科
  • 富本小児科内科
  • 西条内科耳鼻科
  • 藍住たまき青空クリニック
  • 増田クリニック
  • 濱歯科
  • 枡富歯科医院
  • あい歯科
  • コウケン歯科

郵便局

藍住町には、郵便局が3つあります。

  • 勝瑞郵便局
  • 藍住郵便局
  • 藍住富吉郵便局

公共施設

藍住町には、住民の生活を支える様々な公共施設があります。

  • 藍住町総合文化ホール
  • 藍住町民体育館
  • 藍住町体育センター
  • 藍住町立図書館
  • 藍住町武道館
  • 藍住町商工会館
  • 藍住町老人福祉センター(藍翠苑)
  • 藍住町保健センター
  • 藍住町勤労女性センター
  • 板野東部ファミリーサポートセンター
  • 藍住町中央クリーンステーション
  • 藍住町西クリーンステーション

行政

歴代町長

藍住町は、現在、高橋英夫氏が町長を務めています。

  • 町長:高橋英夫(2017年12月3日就任、2期目)
  • 元町長:石川智能 (2001年 – 2017年)

友好都市

藍住町は、山形県西村山郡河北町と友好都市提携を結んでいます。

町章

藍住町の町章は、1957年1月1日に制定されました。空と平野と吉野川をイメージしたデザインです。

議会

町議会

藍住町議会は、町民を代表して町政を議論する機関です。

衆議院

藍住町は、徳島2区に属しています。

経済

藍住町の産業は、農業、工業、商業が中心となっています。

農業

藍住町の農業は、米、人参、レンコン、カリフラワー、シロウリ、ナシ、藍などが生産されています。

工業

藍住町には、中堅企業が多く立地しており、藍染めの生産なども行われています。

製造業

  • ジェイテクト徳島工場
  • 光洋シーリングテクノ
  • シミズ精工
  • 豊国生コンクリート
  • 徳島冷蔵

醸造業

藍住町は、かつて大豆の産地として知られており、味噌の醸造が盛んに行われていました。

  • かねこみそ – 味噌製造
  • ヤマク食品 – 味噌・食品
  • 山田・金山寺味噌
  • 木内本店 – 日本酒「雲井橘」醸造元

商業施設

藍住町には、大型商業施設や家電量販店など、商業施設が充実しています。

  • ゆめタウン徳島
  • スポーツデポ徳島藍住店
  • コーナン徳島藍住店
  • ニトリ徳島藍住店
  • ケーズデンキ藍住店
  • ヤマダデンキテックランド徳島藍住店

教育

藍住町には、小学校4校、中学校2校、高等学校1校が設置されています。

高等学校

  • 徳島県立徳島北高等学校 (所在地は飛地設定で徳島市)

中学校

  • 藍住町立藍住中学校
  • 藍住町立藍住東中学校

小学校

  • 藍住町立藍住東小学校
  • 藍住町立藍住西小学校
  • 藍住町立藍住南小学校
  • 藍住町立藍住北小学校

幼稚園

  • 藍住町立藍住東幼稚園
  • 藍住町立藍住西幼稚園
  • 藍住町立藍住南幼稚園
  • 藍住町立藍住北幼稚園

交通アクセス

藍住町は、徳島自動車道藍住インターチェンジやJR四国勝瑞駅など、交通アクセスが良好です。

鉄道

  • JR四国・JR勝瑞駅

自動車

  • 徳島自動車道藍住インターチェンジ

  • JR徳島駅より車で約30分(約12km)

  • 徳島自動車道徳島インターチェンジより車で約25分(高松自動車道・神戸淡路鳴門自動車道方面)
  • 徳島自動車道徳島インターチェンジより車で約15分(高知自動車道・松山自動車道方面)
  • 徳島阿波おどり空港より車で約35分

路線バス

  • 徳島バス

高速バス

  • 海部観光:パルス藍住 – 三宮・大阪駅・なんば・伊丹空港

県道

藍住町には、複数の県道が通っています。

  • 徳島県道1号徳島引田線
  • 徳島県道14号松茂吉野線
  • 徳島県道29号徳島環状線(徳島環状道路・徳島北環状道路)
  • 徳島県道225号檜藍住線
  • 徳島県道41号徳島北灘線
  • 徳島県道137号土成徳島線

観光

藍住町には、歴史的な史跡や自然豊かな公園など、観光スポットが数多くあります。

名所

  • 藍住町バラ園
  • 吉野川の潮干狩り

社寺・史跡

  • 見性寺
  • 千光寺
  • 東光寺
  • 法音寺
  • 福成寺
  • 正法寺
  • 観音院 – 新四国曼荼羅霊場第76番札所
  • 地福寺
  • 徳善寺
  • 光善寺
  • 観音寺
  • 住吉神社
  • 春日神社
  • 伊比良咩神社
  • 南陽神社
  • 両八幡神社
  • 勝瑞城址 – 国の史跡
  • 犬伏家住宅

公共施設

  • 藍の館
  • 正法寺川公園
  • 藍住町総合文化ホール
  • 藍住町民体育館
  • 藍住町体育センター

商業施設

  • ゆめタウン徳島

文化

催事

藍住町では、様々なイベントが開催されています。

  • 藍住町商工会納涼祭
  • あいずみスマイリーマルシェ

その他

  • かおり風景100選:吉野川流域の藍染めのかおり
  • 札幌市のニュータウンであるあいの里の地名は、かつて当該地域に徳島県の出身者が入植し、藍を栽培していたことに由来しています。
  • あいのすけ – 町のマスコットキャラクター

出身有名人

藍住町出身の有名人は、次のような人々がいます。

  • 橋本夢道(俳人)
  • 松友美佐紀(バドミントン選手、リオ五輪金メダリスト)
  • 石川美子(明治学院大学文学部フランス文学科教授)
  • 奥村嘉蔵(奥村嘉蔵家11代当主、貴族院多額納税者議員)
  • 青山裕次(舞台俳優)

脚注

  1. “町村の廃置分合”. 藍住町例規集. 2012年8月12日閲覧。
  2. ^ a b “藍住町章”. 藍住町例規集. 2012年8月12日閲覧。
  3. ^ a b 図典 日本の市町村章 p190
  4. “町民の歌”. 藍住町例規集. 2012年8月12日閲覧。
  5. “町の花と木”. 藍住町例規集. 2012年8月12日閲覧。
  6. ^ a b c d e f g h i j “藍住町の紹介”. 藍住町. 2012年8月12日閲覧。
  7. “藍住町民のちかい”. 藍住町例規集. 2012年8月12日閲覧。
  8. 国立社会保障・人口問題研究所「日本の市区町村別将来推計人口」平成20年12月推計。
  9. “町の位置及び面積”. 藍住町例規集. 2012年8月12日閲覧。
  10. “市町村別指標2012”. 藍住町. 2012年8月12日閲覧。
  11. “徳島・藍住町長選、髙橋氏が無投票で初当選”. 徳島新聞. (2017年11月15日). http://www.topics.or.jp/articles/-/4412 2018年10月15日閲覧。
  12. ^ a b c “特産品紹介”. 藍住町. 2019年1月19日閲覧。

参考文献

  • 小学館辞典編集部 編『図典 日本の市町村章』(初版第1刷)小学館、2007年1月10日。ISBN 4095263113。

外部リンク

  • 公式ウェブサイト
  • ウィキトラベルには、藍住町に関する旅行ガイドがあります。
  • 藍住町に関連する地理データ – オープンストリートマップ
  • 地図 – Google マップ

藍住町は、歴史と自然、そして発展が調和した魅力的な町です。ぜひ一度訪れてみてください!

藍住町についてのクイズ

藍住町はどのような特産品で知られていますか?

藍住町は古くから阿波藍の産地として有名で、現在でも藍染めが町の特産品として親しまれています。藍染めの歴史は長く、町内には「藍の館」という資料館があり、阿波藍や藍染めについて学ぶことができます。藍染め体験も可能で、訪れる人々がこの伝統文化に触れることができるのも大きな魅力です。藍染めは美しい深い青色が特徴で、世界中で愛されている技術です。藍住町の藍染めは、観光資源としても重要な役割を果たしており、この地域に訪れる人々に深い印象を与えています。

藍住町の町章は何をイメージしているのですか?

藍住町の町章は1957年1月1日に制定され、空と平野と吉野川をイメージしたデザインです。このデザインは、藍住町の地理的特色や自然環境を反映しており、町のアイdenティティを象徴しています。空は藍住町が持つ広大な平野の広がりを表し、吉野川は町の命を支える重要な水源を示しています。このように、町章は藍住町の豊かな自然と歴史を表現しており、住民の誇りでもあります。町民たちはこの町章を通じて、地域への愛着や結束を感じることができます。

藍住町の人口が特に増加している理由は何ですか?

藍住町の人口増加の主な要因は、徳島市へのアクセスの良さと住宅地としての人気の高さです。藍住町は徳島市の中心部から車で約30分の位置にあり、交通の便が非常に良いため、都市部で働く人々が多く移り住んでいます。また、町内には大型ショッピングセンターや商業施設も充実しており、住みやすい環境が整っています。これにより、若い世代を中心に新たな住民が増えていくことで、町の魅力がさらに高まり、人口が増加しているのです。

藍住町の隣接自治体に含まれないのはどの町か?

藍住町は、北に板野町、鳴門市、東に北島町、上板町、西に石井町、南には徳島市が隣接していますが、松茂町は隣接自治体には含まれていません。藍住町は、吉野川のデルタ地帯に位置しており、全域が可住地であるため、宅地開発が進んでいる地域でもあります。隣接する町と共に発展しながら、藍住町はそのアクセスの良さと充実した生活環境から多くの人々に選ばれているベッドタウンとなっています。