熊本県球磨郡湯前町 – 九州山地のふもとに広がる、豊かな自然と文化が息づく町

湯前町は、熊本県南部の球磨郡に位置する、自然豊かな町です。九州山地の雄大な山々を背景に、人吉盆地の東端に広がる緑豊かな風景は、訪れる人を魅了します。歴史と文化が息づくこの町には、温泉やまんが美術館、伝統的な祭りなど、見どころが満載です。

雄大な自然と豊かな歴史が織りなす、魅力あふれる湯前町

湯前町は、九州山地の豊かな自然と、古来からの歴史と文化が調和した、魅力的な町です。

九州山地の雄大な自然と、人吉盆地の豊かな田園風景

町域の東部・南部は九州山地の急峻な地形を有し、西端は人吉盆地の東端に位置しています。雄大な山々、緑豊かな田園風景、そして清流球磨川が織りなす風景は、まさに絶景です。

歴史と文化が息づく、伝統と革新が共存する街

湯前町は、古くから人々が暮らしてきた歴史ある町です。伝統的な文化や祭り、そして歴史的な建造物が数多く残されており、現代でもその息吹を感じることができます。

湯前町の見どころ

温泉で心身をリフレッシュ – ゆのまえ温泉「湯楽里」

湯前町には、日々の疲れを癒す温泉施設「ゆのまえ温泉 湯楽里」があります。九州山脈を360度見渡せる露天風呂や、家族風呂、薬湯など、さまざまな湯船を楽しむことができます。温泉に浸かりながら、雄大な自然を満喫しましょう。

漫画の世界に浸る – 湯前まんが美術館

湯前町出身の政治風刺漫画家・那須良輔の作品を常設展示する「湯前まんが美術館」は、漫画ファン必見のスポットです。那須良輔の作品だけでなく、郷土の画家や著名な漫画家の原画展も開催されます。また、毎年開催される風刺漫画大賞は、多くの漫画家を目指す人にとって憧れの舞台となっています。

自然と触れ合う – ゆのまえグリーンパレス

「ゆのまえグリーンパレス」は、芝広場、ゴーカート場、パターゴルフ、体育館、室内プールなど、さまざまな施設が揃ったレジャー施設です。家族連れで一日中楽しむことができます。近くにはため池があり、ほとりに潮神社があります。

歴史と文化に触れる – 城泉寺、八勝寺阿弥陀堂、弘法大師坐像

湯前町には、歴史的な建造物が数多く残されています。

  • 城泉寺: 鎌倉時代の初めに建立されたとされ、阿弥陀堂は県内最古の木造建築です。九重・七重の石塔、木造阿弥陀如来像等とともに国の重要文化財に指定されています。
  • 八勝寺阿弥陀堂: 15世紀に再建された寺院で、阿弥陀堂は国の重要文化財です。堂内の阿弥陀像は、1490年の作で県指定重要文化財です。
  • 弘法大師坐像(御大師堂): 1400年の作で県指定重要文化財です。華麗な厨子の中に安置されており、茅ぶき、寄棟造の建物は約400年前の建物で町指定文化財です。

神話と伝説が残る – 市房山神宮 里宮神社、潮神社、賽神社

湯前町には、古来から人々に語り継がれてきた神話や伝説が残る神社があります。

  • 市房山神宮 里宮神社: 高台にある湯前城跡に立つ神社で、縁結びの神様として名高い、水上村の市房山神社の遥拝所として昭和9年に再建されました。毎年春と秋には「どっこい祭り」が開かれ、棒踊りや太鼓踊りが奉納されます。
  • 潮神社: オッパイの神様といわれ、母乳の出がよくなるといわれています。
  • 賽神社: 潮神社のそばにある男性の神様。両神社に参拝すると夫婦円満、縁結びになると伝えられています。

伝統を守り、未来へつなぐ – 下町橋

明治39年に竣工した石造橋「下町橋」は、今も町の人々の生活に欠かせない橋です。下城と古町を結ぶので、この名前が付けられました。

湯前町の特産品

  • 下村婦人会 市房漬け: 地元の食材を使った伝統的な漬物です。
  • 球磨焼酎: 米の焼酎で、世界貿易機関のTRIPS協定に基づく産地表示の保護指定を受けています。また、2006年には地域団体商標として登録されています。

湯前町出身の著名人

  • 那須良輔(漫画家)
  • 北御門二郎(翻訳家)
  • 中原丈雄(俳優)

ゆかりのある人物

  • 井上微笑(俳人)

湯前町へのアクセス

空港

  • 最寄り空港は鹿児島空港。湯前町までは約1時間30分。
  • 熊本空港までは約1時間50分。

鉄道

  • くま川鉄道湯前線
    • 湯前駅(湯前線の終点)

バス

  • 産交バス
    • 人吉市(人吉産交・人吉駅) – 錦町 – あさぎり町 – 多良木町 – 湯前町 – 水上村
    • 人吉市 – 相良村 – 錦町 – あさぎり町 – 多良木町 – 湯前町
  • 西米良村営バス
    • 湯前町(湯前駅) – 西米良村(村所)

道路

  • 高速道路の最寄りインターチェンジは九州自動車道人吉インターチェンジ。町内までは約40分。

一般国道

  • 国道219号
  • 国道388号
  • 国道446号

まとめ

熊本県球磨郡湯前町は、雄大な自然と歴史が調和した、魅力的な町です。温泉、まんが美術館、伝統的な祭りなど、見どころが満載です。豊かな自然と文化に触れ、心に残る旅をしてみませんか?

画像提供依頼: 塞神社の画像提供をお願いします。(2021年10月)

湯前町についてのクイズ

湯前町に流れる清流の名前は何ですか?

湯前町に流れる清流は「球磨川」です。この川は九州山地の急峻な地形を流れ、湯前町を美しい風景で彩っています。清らかな水流は、地域の自然環境だけでなく、農業や観光にも重要な役割を果たしています。特に釣りやカヌーなどのレクリエーション活動が楽しめるスポットとしても知られています。球磨川流域は、地域の生態系にも恵まれており、様々な植物や動物が生息しています。訪れる人々は、その豊かな自然を感じることができ、四季折々の美しい風景を楽しむことができます。

湯前町にある温泉の名前は何ですか?

湯前町にある温泉は「ゆのまえ温泉 湯楽里」です。この温泉は、美しい自然環境に囲まれた場所に位置し、訪れる人々にリラックスと癒しを提供しています。露天風呂からは素晴らしい九州山脈の景色を楽しむことができ、家族風呂や薬湯など多様な湯船が利用可能です。温泉地としての魅力はもちろん、地域の人々にとっても心の拠り所となっている場所です。温泉自体が持つ効能に加え、自然を感じることで心身ともにリフレッシュできると好評です。

湯前町にあるまんが美術館で展示されている主な漫画家は誰ですか?

湯前町にある「湯前まんが美術館」では、主に湯前町出身の政治風刺漫画家である「那須良輔」の作品が常設展示されています。那須良輔は、鋭い視点と独特のタッチで政治や社会問題を描く漫画家として知られています。この美術館では、那須の作品だけでなく、他の郷土の画家や著名な漫画家の原画展も開催されています。また、毎年開催される風刺漫画大賞は多くの漫画家を志す人にとって、夢の舞台となっており、訪れる人は多種多様な作品を楽しむことができます。

湯前町の下町橋はいつ竣工しましたか?

湯前町の「下町橋」は明治39年に竣工しました。この石造橋は、町の人々の日常生活にとって非常に重要な交通路となっており、下城と古町を結ぶ役割を果たしています。歴史的な建物としても価値があり、地域の文化遺産の一部とされています。橋はその堅固な造りと歴史を持ち、今でも多くの人々に利用されているため、地域の象徴とも言えます。下町橋を渡ることで、訪れる観光客や地元の人々は町の歴史を感じることができ、その存在が多くの人に愛されています。