北海道占冠村:雄大な自然と星野リゾート トマムが織りなす魅力的な村

北海道の中央部に位置する占冠村は、豊かな自然と星野リゾート トマムを擁する、魅力的な観光地です。広大な山林と清流に囲まれた環境は、都会の喧騒を忘れ、雄大な自然を満喫できる場所として多くの観光客を魅了しています。

概要

「自然体感占冠」をキャッチフレーズに掲げる占冠村は、富良野・美瑛観光圏を形成する6市町村の一つです。豊かな自然を活かした観光だけでなく、農業や林業も盛んで、北海道らしい雄大な風景と、そこで暮らす人々の温かさを体感できる場所です。

村名の由来

占冠村の名前は、アイヌ語に由来しています。アイヌ語研究者の山田秀三氏は、村の名前が「シムカㇷ゚(si-mukap)」から来ているのではないかと推測しています。「シムカㇷ゚」は「鵡川の源流」を意味する言葉です。しかし、鵡川の語源については諸説あり、占冠村公式ホームページでは「シモカㇷ゚(shimokap)」を由来として、村の名前は「とても静かで平和な上流の場所」を意味すると紹介しています。

地理

占冠村は北海道のほぼ中央部、鵡川の最上流部に位置しています。村面積の94%が山林で、四方を山に囲まれた自然豊かな場所です。村境はほとんどが分水嶺になっており、豊かな水資源に恵まれています。

  • 狩振岳(1,323 m)
  • トマム(苫鵡)山(1,239 m)
  • 国境山(982 m)
  • 社満射岳(1,063 m)
  • 老根別山(911 m)
  • 三角山(851 m)

河川

  • 鵡川
  • 双珠別川
  • ホロカトマム川

渓谷

  • 赤岩青巌峡

ダム

  • 双珠別ダム

人口

占冠村の人口は20世紀以降、大きく増減を繰り返してきました。1902年の入植以降、20年ほどで人口は3,000人程度にまで増加しますが、大正から昭和初期にかけて一時減少に転じます。その後、再び人口は増加し、1960年代には史上最大の約4700人に達しました。

しかし、1960年代後半からは高度経済成長の終焉とともに、過疎化が進行。小学校によっては運動会の開催もままならない状態となりました。村はバブル景気以前からリゾート開発の誘致に奔走し、1983年にアルファリゾート・トマムの開業にこぎつけました。

アルファリゾート・トマムの開業により、1980年から1990年の10年間で人口は70%増加しました。しかし、バブル崩壊による運営事業者の経営破綻などで、再び人口は減少。1990年から2010年の20年間では49%減少しました。特に2005年から2010年の5年間の減少率は23.4%で、全国ワースト3位を記録しました。

2015年以降は、明治、昭和前期、昭和末期に続く4度目の人口増加局面に入りました。2015年から2017年の3年間では、人口増加率1位となる19.05%の増加を記録しました。しかし、2021年には前年比18.48%減少し、一転して減少率全国ワーストとなりました。2023年には再び人口増加率1位となる13.43%の増加となりました。

2023年現在、村の人口は約1,400人ですが、2019年以前には年間約48万人の観光客が訪れていました。

人口推移

人口
1970年 2,848人
1975年 1,804人
1980年 1,601人
1985年 2,097人
1990年 2,721人
1995年 2,104人
2000年 1,873人
2005年 1,819人
2010年 1,393人
2015年 1,211人
2020年 1,306人

年齢別人口分布

年齢層 占冠村 全国
0-14歳 10.3% 12.7%
15-64歳 64.8% 63.1%
65歳以上 24.9% 24.2%

男女別人口分布

性別 人口
男性 700人
女性 700人

気候

占冠村の気候は、ケッペンの気候区分によると湿潤大陸性気候に属します。寒暖の差が大きく、気温の年較差と日較差が大きいのが特徴です。降雪量も多く、周辺の自治体と同様に特別豪雪地帯に指定されています。近年でも-30℃を下回る気温が観測されることが珍しくありません。

最高気温記録 (°C) 平均最高気温 (°C) 日平均気温 (°C) 平均最低気温 (°C) 最低気温記録 (°C) 降水量 (mm) 降雪量 (cm) 平均降水日数
1月 6.6 -3.4 -9.8 -18.0 -35.8 46.6 167 13.3
2月 12.4 -2.3 -8.9 -17.7 -35.4 43.7 141 12.9
3月 15.8 2.0 -3.7 -11.0 -32.1 65.6 127 14.1
4月 24.2 9.2 3.0 -3.0 -21.1 85.9 39 14.1
5月 31.7 16.7 9.9 3.2 -5.6 104.4 0 12.4
6月 33.6 21.0 14.8 9.3 -1.5 77.7 0 9.3
7月 34.6 24.3 18.9 14.5 4.1 143.5 0 11.5
8月 34.2 24.7 19.3 15.0 3.8 216.4 0 12.4
9月 30.9 20.6 14.6 9.8 -0.3 167.3 0 12.7
10月 25.2 13.8 7.5 2.2 -8.4 137.2 2 13.7
11月 17.9 5.7 0.7 -4.0 -20.3 117.0 54 16.0
12月 12.8 -1.3 -6.4 -12.4 -29.3 77.2 165 15.7

歴史

占冠村の歴史は、1902年(明治35年)5月に佐藤農場支配人の日蔭長松が小作人7戸を連れて入地したことに始まります。

  • 1905年(明治38年):辺富内村(現在のむかわ町の一部)から分村。
  • 1906年(明治39年):室蘭支庁(後の胆振支庁)から上川支庁へ移管。
  • 1919年(大正8年):二級町村制施行。南富良野村、占冠村組合役場設置。
  • 1932年(昭和7年):南富良野村、占冠村組合役場から占冠村として独立。
  • 1952年(昭和27年):北海道開発局が鵡川・赤岩青巌峡一番淵付近に多目的ダム計画を発表(赤岩ダム計画)。村全体で反対運動が起こる。
  • 1961年(昭和36年):北海道開発局が赤岩ダム計画の白紙撤回発表。
  • 1965年(昭和40年):占冠村全域が「山村振興法」指定。
  • 1971年(昭和46年):国道237号金山トンネル完成。
  • 1981年(昭和56年):国鉄石勝線開業。
  • 1983年(昭和58年):「アルファリゾート・トマム」開業。
  • 1989年(平成元年) :「総合保養地域整備法」(リゾート法)による重点整備地区に指定(北海道内初)。
  • 1991年(平成3年):アメリカ合衆国コロラド州アスペンと姉妹都市提携。国道274号(石狩樹海ロード)開通。
  • 1992年(平成4年):アルファリゾート・トマム発展による繁忙期の水不足から、トマムダムの建設が計画されたが、客足の衰退により中止。
  • 1998年(平成10年):アルファ・コーポレーションが自己破産。施設は占冠村が買収して加森観光に無償貸与。
  • 2000年(平成12年):「道の駅」登録(道の駅自然体感しむかっぷオープン)。
  • 2001年(平成13年):富良野沿線6農協が合併し、ふらの農業協同組合(JAふらの)発足。
  • 2003年(平成15年):関兵精麦が民事再生法申請。
  • 2004年(平成16年):星野リゾートが関兵精麦所有分の施設を買収して運営開始。
  • 2005年(平成17年):加森観光が占冠村所有部分の運営受託契約を解消、星野リゾートによる全面的な運営開始。
  • 2007年(平成19年):道東自動車道トマムIC – 十勝清水IC間開通。
  • 2008年(平成20年):富良野圏域5市町村による「富良野広域連合」設立(2009年業務開始)。
  • 2009年(平成21年):トマムにて第5回『日本・太平洋諸島フォーラム首脳会議』(太平洋・島サミット)開催。占冠IC—トマムIC間開通。
  • 2011年(平成23年)
    • 村内で「石勝線特急列車脱線火災事故」発生。
    • アルファリゾート・トマムが「星野リゾート トマム」と名称変更。
    • 夕張IC – 占冠IC間開通。
  • 2014年(平成26年):エゾシカ猟の猟区(占冠村猟区)設定。

行政

歴代村長

名前 就任年月日
久保正信 昭和7年4月1日
森岡幸作 昭和9年9月29日
峰廻英男 昭和11年11月10日
森一 昭和14年4月22日
石川留治 昭和17年7月18日
斎藤秀翁 昭和20年4月20日
中田菊太郎 昭和22年4月5日
吉田益雄 昭和26年4月25日
小瀧猛 昭和30年5月1日
小川一男 昭和42年5月1日
觀音信則 昭和52年4月17日
原淳二 平成9年4月17日
小林豊 平成16年7月25日
中村博 平成21年9月6日
田中正治 平成29年9月6日

村議会

  • 議員定数:8人
  • 議会:定例会(3月・6月・9月・12月)、臨時会
  • 委員会:常任委員会、特別委員会、議会運営委員会

公共施設

  • 占冠村総合センター
  • 占冠村コミュニティプラザ
  • トマムコミュニティセンター(占冠村役場トマム支所内)
  • 双民館

官公署

  • 農林水産省
    • 林野庁北海道森林管理局上川南部森林管理署
      • 占冠森林事務所・双珠別森林事務所

公共機関

警察

  • 富良野警察署占冠駐在所

消防

  • 富良野広域連合
    • 富良野消防署占冠支署

教育機関

中学校

  • 占冠村立占冠中学校

小学校

  • 占冠村立占冠中央小学校

義務教育学校

  • 占冠村立トマム学校

保育所

  • 占冠へき地保育所
  • トマムへき地保育所

経済・産業

占冠村の基幹産業は農業と林業です。農業はジャガイモ、カボチャ、トウモロコシ、小豆、メロン、スイカ、てん菜などを生産しています。酪農も盛んで、肥育素牛として出荷されています。観光はトマム地区を中心としたリゾートや、鵡川周辺の自然を利用したアウトドア体験などが行われています。

立地企業

  • 星野リゾート トマム
    • クラブメッド北海道トマム

組合

  • ふらの農業協同組合(JAふらの)占冠出張所
  • 占冠村木質バイオマス生産組合

金融機関

  • 旭川信用金庫富良野支店占冠出張所

宅配便

  • ヤマト運輸道北主管支店富良野南センター(所在地は富良野市)
  • 佐川急便富良野営業所(所在地は富良野市)

郵便

  • 占冠郵便局(集配局)
  • 胆振苫鵡簡易郵便局

交通

鉄道

  • 北海道旅客鉄道(JR北海道)
    • 石勝線:占冠駅 – トマム駅

バス

  • 占冠村営バス
    • 富良野線:上双珠別 – 営林署 – 役場前 – 占冠駅 – 原商店 – 金山駅 – 山部・富良野高校 – 富良野駅 – 協会病院
    • トマム線:営林署 – 役場前 – 占冠駅 – トマム駅 – 上トマム – 落合駅 – 南富良野高校 – 幾寅駅
  • 日高町営バス
    • 占冠駅より日高町日高方面

道路

  • 高速道路
    • 道東自動車道(北海道横断自動車道):占冠IC – 占冠PA – トマムIC
  • 一般国道
    • 国道237号
      • 金山峠・日高峠
    • 国道274号
  • 都道府県道
    • 北海道道136号夕張新得線
    • 北海道道610号占冠穂別線
    • 北海道道1030号石勝高原幾寅線
      • 幾寅峠
    • 北海道道1170号トマムインター線
    • 北海道道1172号占冠インター線
  • 道の駅
    • 自然体感しむかっぷ

観光・レジャー

占冠村では、豊かな自然を満喫できる様々な観光・レジャーを楽しむことができます。鵡川ではラフティングや釣りを楽しむことができます。

  • 赤岩青巌峡
  • 国設占冠中央スキー場
  • 道の駅自然体感しむかっぷ
  • 占冠村物産館
  • 湯の沢温泉
  • ホロカトマム山林
  • 星野リゾート トマム
  • イトウアイリスガーデン

祭事・催事

  • しむかっぷ村民「山菜市」(5月)
  • 占冠村ふるさとまつり(8月)
  • 占冠村紅葉まつり(10月)

名産・特産

占冠村では、豊かな自然から生まれた様々な特産品が生産されています。

  • 山菜
  • エゾシカの肉
  • ヤマメ
  • 天然のナメコ

占冠村が舞台(ロケ地)となった作品

テレビドラマ

  • 『激愛・三月までの…』
  • 『白色之恋』

映画

  • 『鉄道員』(ぽっぽや)
  • 『雨鱒の川』

村民憲章・宣言

占冠村民憲章

わたくしたちは、樹海と清流に恵まれた自然の中に、先人の遺業を受け継ぎ、輝かしい未来をみつめながら、住みよい郷土占冠をつくるために、この憲章を定めます。

  1. 健康で、しあわせな家庭をつくりましょう。
  2. 自然を愛し、美しい環境をつくりましょう。
  3. きまりを守り、明るいまちをつくりましょう。
  4. 生産を高め、活気ある社会をつくりましょう。
  5. 文化を育て、豊かな郷土をつくりましょう。

—昭和57年8月5日制定

宣言

  • 青少年健全育成都市宣言(昭和38年7月18日制定)
  • 交通安全都市宣言(昭和38年7月18日制定)
  • 青色申告と諸税完納の村宣言(昭和50年7月1日制定)
  • シートベルト着用に関する宣言(昭和59年12月20日制定)
  • 平和の村宣言(昭和60年3月18日制定)
  • 防犯の村宣言(昭和62年12月17日制定)
  • 国際環境観光会議シリーズ1995北海道占冠村トマムからの発信占冠宣言(平成7年10月5日制定)

脚注

  1. “占冠村のキャッチフレーズ、ロゴの制定について”. 占冠村例規集. 占冠村. 2016年4月12日閲覧。
  2. “富良野・美瑛観光圏” (PDF). 国土交通省. 2016年3月30日閲覧。
  3. “観光圏整備実施計画認定地域(13地域)” (PDF). 観光庁. 2016年3月30日閲覧。
  4. 富良野・美瑛 広域観光圏整備計画.
  5. ^ a b c 山田秀三 (2018-11-30). 北海道の地名. アイヌ語地名の研究 山田秀三著作集 別巻 (2 ed.). 浦安市: 草風館. pp. 373-374. ISBN 978-4-88323-114-0
  6. “アイヌ語地名リスト シベ~セツ P61-70P”. アイヌ語地名リスト. 北海道 環境生活部 アイヌ政策推進室 (2007年). 2017年11月8日閲覧。
  7. ^ a b c d e f g h i “占冠村のあらまし”. 占冠村. 2016年4月11日閲覧。
  8. 合田一道『北海道の地名謎解き散歩』中経出版、2001年9月8日、82頁。ISBN 978-4-8061-4880-7。
  9. “赤岩青巌峡”. 北海道地質百選. 日本地質学会北海道支部. 2016年4月12日閲覧。
  10. 占冠村の歴史
  11. “<占冠 トマムは今>上 屈指の国際リゾートに”. 北海道新聞 (2019年5月22日). 2019年6月8日閲覧。
  12. “占冠 過去の気象データ検索”. 気象庁. 2022年7月31日閲覧。
  13. “支庁制度(総合振興局・振興局)の歴史”. 北海道ファンマガジン (2008年6月30日). 2016年4月12日閲覧。
  14. ^ a b 資料編 2013, pp. 19–22.
  15. “一般国道237号 南富良野町・占冠村 金山トンネル”. 北海道開発局旭川開発建設部. 2016年5月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年10月13日閲覧。
  16. ^ a b c 『星野リゾート トマム』(PDF)(プレスリリース)星野リゾート、2014年。http://www.hoshinoresort.com/images/2014/04/8fc4d82ac1ffb91ce89bd6c1e731ae00.pdf。2016年4月12日閲覧。
  17. ^ a b “姉妹都市アスペンの紹介”. 占冠村. 2016年4月11日閲覧。
  18. “道央〜十勝の道路交通網の発達と道東道の歴史”. 北海道ファンマガジン (2011年10月28日). 2016年4月12日閲覧。
  19. “「道の駅」登録一覧” (PDF). 国土交通省. p. 3 (2015年). 2016年4月12日閲覧。
  20. 『道東自動車道トマムIC~十勝清水ICが開通します』(プレスリリース)東日本高速道路(NEXCO 東日本)、2007年8月31日。https://www.e-nexco.co.jp/pressroom/head_office/2007/0831/00006178.html。2016年4月12日閲覧。
  21. “第5回太平洋・島サミット 公式ホームページ”. 外務省. 2016年2月25日閲覧。
  22. “第5回太平洋・島サミット(北海道)”. 北海道. 2016年2月25日閲覧。
  23. 『道央・道東自動車道の開通予定をお知らせします』(プレスリリース)東日本高速道路(NEXCO 東日本)、2009年7月23日。https://www.e-nexco.co.jp/pressroom/head_office/2009/0723/00006323.html。2016年4月12日閲覧。
  24. 『道東自動車道・道央自動車道の開通について』(プレスリリース)東日本高速道路(NEXCO 東日本)、2011年7月28日。https://www.e-nexco.co.jp/pressroom/head_office/2011/0728/00006450.html。2014年10月6日閲覧。
  25. “占冠村猟区について”. 占冠村. 2016年4月12日閲覧。
  26. “歴代村長”. 占冠村. 2016年4月11日閲覧。
  27. “占冠村立トマム学校”. 占冠村. 2017年6月28日閲覧。
  28. ^ a b “占冠村営バスについて”. 占冠村. 2020年7月12日閲覧。
  29. “占冠村で村営バスの貨客混載、ヤマト運輸16日から”. LogisticsToday (2020年4月6日). 2020年7月12日閲覧。
  30. “ヤマト運輸、北海道占冠村の村営バスで貨客混載”. LogisticsToday (2020年7月7日). 2020年7月12日閲覧。
  31. “道内「貨客混載」苦戦、半数が休止 ダイヤで制限、バス低調”. 北海道新聞 (2021年8月14日). 2021年8月15日閲覧。
  32. “大雪・富良野ルート”. シーニックバイウェイ北海道. 2016年3月30日閲覧。
  33. ガイドブック, p. 12.
  34. “占冠 湯の沢温泉「森の四季」”. 2016年4月12日閲覧。
  35. “ホロカトマム山林”. 2016年4月12日閲覧。
  36. ガイドブック.
  37. 『台湾ドラマ「白色之恋」のロケ地を巡るツアー客の来道について』(PDF)(プレスリリース)北海道、2012年12月19日。http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ss/tkk/hodo/happyo/h24/12/241219-07taiwandorama.pdf。2016年4月12日閲覧。
  38. “占冠村民憲章、村旗、村章、村花・村木”. 占冠村. 2016年4月11日閲覧。
  39. ^ a b c d e f g “各種村宣言”. 占冠村. 2016年4月11日閲覧。

参考資料

  • “富良野・美瑛 ちょっと暮らすように旅をする〜ふらのびえい田園休暇街道 〜富良野・美瑛 広域観光圏整備計画〜” (PDF). 観光庁. 2016年3月30日閲覧。
  • “南富良野町勢要覧【資料編】” (PDF). 南富良野町 (2013年). 2016年4月8日閲覧。
  • “しむかっぷをたのしむがいど” (PDF). 占冠・村づくり観光協会. 2016年4月12日閲覧。

関連項目

  • 日本の地方公共団体 (し)
  • 日本の地方公共団体一覧
  • 北海道の難読地名一覧
  • 日本の観光地一覧
  • 北海道の観光地
  • 観光圏

外部リンク

行政

  • 北海道占冠村
    • しむかっぴー (@shimukappi) – X(旧Twitter)

産業

  • 占冠村商工会

観光

  • 占冠(しむかっぷ)・村づくり観光協会

占冠村についてのクイズ

占冠村のキャッチフレーズは何ですか?

占冠村のキャッチフレーズ「自然体感占冠」は、この地域の特長を表現しています。占冠村は豊かな自然環境に恵まれており、多様なアウトドアアクティビティを楽しむことができるため、観光客は雄大な自然を体感できる場所として訪れます。「自然体感」という表現からは、地元の人たちが持つ自然への愛情や地域の独自の魅力が感じられるため、村を訪れる人々にとって特別な体験を提供することを目指しています。このフレーズはまた、地域振興や観光開発の重要なメッセージとしても機能しています。

占冠村の名前の由来となっているのは、何語によるものですか?

占冠村という名前はアイヌ語に由来しています。アイヌ民族は北海道の先住民族で、彼らの言語であるアイヌ語は地域の地名や文化に深く影響を与えています。特に、占冠村の名前は「とても静かで平和な上流の場所」を意味する「シモカㇷ゚」に由来するとされています。これにより、地名の持つ文化的背景と地域に住む人々の生活が結びついていることが理解できます。アイヌ語は、北海道の歴史や文化を知るための重要な鍵でもあるのです。

占冠村の村面積の%は何が占めていますか?

占冠村の村面積の94%が山林で占められています。これは、占冠村が極めて自然豊かな地域であることを示しています。四方を高い山々に囲まれた地形であるため、登山やハイキング、自然観察などのアクティビティが可能です。また、山林は生物多様性の保護にも寄与しており、地元の生態系の重要な一部を形成しています。このような環境は、村の観光の魅力や住民の生活様式に大きな影響を与えています。

占冠村の人口が史上最大だったのはいつですか?

占冠村の人口は1960年代に史上最大の約4,700人に達しました。この時期は、リゾート開発の進展やそれに伴う経済的な充実により、多くの人々がこの地域に定住するようになりました。しかし、その後は高度経済成長の終焉に伴い過疎化が進行し、人口が減少することになります。リゾート開発の影響は村の経済にも影響を与えたため、人口推移の背景には観光や経済活動の変動が密接に関与しています。

占冠村の気候区分は何ですか?

占冠村の気候はケッペンの気候区分によると湿潤大陸性気候に属します。この気候は寒暖差が大きく、冬には厳しい寒さが続き、夏は比較的短くて暑くなります。また、降雪量も多く、特に冬季は雪が深く積もることが特徴です。湿潤大陸性気候の特徴として、四季がはっきりしており、訪れる人はその季節ごとの自然美を楽しむことができます。このような気候条件は、観光ビジネスにおいても重要であり、スキーや雪遊びなどができる冬季の観光活動を支えています。

占冠村の基幹産業は何ですか?

占冠村の基幹産業は農業と林業です。農業ではジャガイモやカボチャ、トウモロコシ、スイカなど多様な作物を生産しており、特に地元の豊かな土壌と清らかな水が、質の高い農産物を育む要因となっています。また、林業も重視されており、山林が広がる地域であるため、木材資源の管理と利用が行われています。加えて、星野リゾート トマムを中心とした観光業も重要な収入源で、地元の自然を生かしたレジャー体験が観光客を惹きつけています。