北海道江別市：豊かな自然と文化が調和する魅力的な街

札幌に隣接する、緑豊かな都市

北海道の中部に位置する江別市は、札幌市に隣接する人口約12万人（2024年7月時点）の都市です。石狩川が流れ、道立自然公園野幌森林公園など豊かな自然に恵まれながら、同時に、札幌のベッドタウンとして発展してきました。近年は食品産業の誘致や研究機関の集積が進み、都市機能と自然が調和した魅力的な街として注目されています。

江別の歴史と文化

江別は、古くはアイヌ民族の生活圏であり、江別古墳群など、古代の遺跡が数多く残されています。明治時代には屯田兵の入植が始まり、農業やレンガ製造が盛んになり、近代的な都市へと発展しました。

市名の由来

江別市の名前はアイヌ語に由来するとされています。複数の説がありますが、有力な説としては、石狩川が「膿のように濁っていた」ことから「イエ・ペッ」（ye-pet）と名付けられたとする説があります。

市章と市旗

江別市の市章は、1924年に制定されました。陸軍の星章をモチーフにしており、屯田兵の歴史と、市が発展していく姿を表現しています。市旗は、1968年に制定され、市章を中央に配し、未来へ向かう江別市の発展と市民の希望を表しています。

市の木と市の花

江別市の木は、1971年に制定されたナナカマドです。風雪に耐え、秋には赤い実をつけるナナカマドは、たくましく前進する江別市民を象徴しています。市の花は、1968年に制定されたキクです。気品高く、美しく咲き誇るキクは、市民憲章にうたわれている平和と繁栄を象徴しています。

豊かな自然と観光スポット

江別市には、豊かな自然が広がっており、多くの観光スポットがあります。

道立自然公園野幌森林公園

市内北部に位置する道立自然公園野幌森林公園は、約2,053ヘクタールという広大な面積を誇り、都会の喧騒を離れて自然と触れ合える貴重な場所です。

• 見どころ
  • 森の巨人たち百選に指定された、樹齢約500年のクリの木々
  • 遊歩道：全長約10kmの遊歩道が整備されており、森林浴を楽しむことができます。
  • キャンプ場：自然の中でキャンプを楽しむことができます。
  • 野幌森林公園自然ふれあい交流館：公園の自然や歴史について学べる施設です。
  • 野幌総合運動公園：スポーツ施設が充実しており、様々なスポーツを楽しむことができます。

江別市ガラス工芸館

1994年に開館した江別市ガラス工芸館は、ガラス工芸の魅力を伝える施設です。

• 見どころ
  • 常設展示：ガラス工芸作品を展示しています。
  • 企画展：様々なテーマの企画展を開催しています。
  • 体験教室：ガラス工芸の体験教室を開催しています。

ËBRI（旧ヒダ工場）

1920年創業の旧肥田製陶工場は、かつて江別を代表するレンガ工場でした。2016年に商業施設として生まれ変わり、飲食店や雑貨店、オフィスなどが集まる複合施設として賑わいをみせています。

• 見どころ
  • レンガ造りの建物：歴史を感じさせるレンガ造りの建物は、当時の面影を残しています。
  • イベントスペース：様々なイベントが開催されます。
  • 飲食店：個性豊かな飲食店が軒を連ねています。

江別の食文化

江別市は、農業が盛んな街であり、多くの特産品があります。

江別のレンガ

江別市は、レンガの一大産地として知られています。明治時代から続くレンガ製造の歴史は、今も街の風景に残っており、レンガ造りの建物やレンガを使った製品が街のあちこちで見られます。

• おすすめ
  • 江別のレンガを使ったお土産：レンガ製の置物やアクセサリーなど、江別ならではのお土産があります。
  • レンガ造りの建物見学：江別市内には、レンガ造りの古い建物が多く残っており、歴史を感じることができます。

江別小麦めん

江別市は、小麦の産地としても有名です。特に「ハルユタカ」という品種は、品質が高く、ラーメンやうどんに使われています。

• おすすめ
  • 江別小麦めん：市内には、江別小麦を使ったラーメンを提供する店が多くあります。

その他

• ブロッコリー：江別市は、ブロッコリーの収穫量で北海道内1位を誇ります。
• えぞ但馬牛：江別市では、但馬牛の系統を導入し、肉質の高い「えぞ但馬牛」を育てています。
• 瑞穂のしずく：江別産の酒造好適米「彗星」を使った日本酒です。

魅力的な江別へ

江別市は、豊かな自然、歴史、文化、食など、多くの魅力あふれる街です。札幌市へのアクセスも良く、日々の暮らしを豊かにしたい人や、自然と触れ合い、歴史に触れたい人にとって、おすすめの街です。ぜひ一度、江別市を訪れてみてください。

江別市についてのクイズ