広島県三次の魅力発見!歴史、文化、自然、そして美味しいものが詰まった街

広島県の北部、中国地方の中心部に位置する三次市は、豊かな自然と歴史、そして活気あふれる文化が調和した魅力的な街です。古くから山陰と山陽を結ぶ文化・経済・交通の要衝の地として栄え、今もなお、その歴史と伝統を受け継ぎながら発展を続けています。この記事では、三次市の魅力を余すことなく紹介します。

霧の町、三次。自然と歴史が織りなす風景

三次市は、江の川の支流が三次盆地で合流する地形から、晩秋から早春にかけて霧が発生しやすく、地元では「霧の町」と呼ばれています。時に幻想的な霧の海に包まれる風景は、三次市ならではの魅力です。

豊かな自然に囲まれた三次市

三次市は、中国山地と吉備高原に囲まれた盆地にあります。標高150~250mの三次盆地は、豊かな自然に恵まれ、四季折々の美しい景色を楽しむことができます。市街地には、かつての城下町の面影を残す歴史的な建造物や、緑豊かな公園などが点在し、都会の喧騒から離れてゆったりと過ごすことができます。

三次市のシンボル:モミジとサクラ

三次市の市木はモミジ、市の花はサクラです。秋には、市街地や周辺の山々が燃えるような紅葉で染まり、春の桜の季節には、市内各所に咲き乱れる桜の花が美しい風景を作り出します。

中国山地の雄大な自然

三次市の北部には、中国山地がそびえ立っています。雄大な山々には、豊かな自然が広がり、ハイキングや登山を楽しむことができます。

澄み切った水に恵まれた三次市

三次市は、江の川やその支流などの豊かな水資源に恵まれています。澄み切った水は、農業や工業、そして人々の生活を支えています。

歴史と文化が息づく三次市

三次市は、江戸時代に広島藩の支藩、三次藩の城下町として栄えました。市街地には、当時の面影を残す歴史的な建造物が数多く残っています。

三次藩の城下町:三次町

三次市の中心部である三次町は、かつて「五日市」と呼ばれ、江戸時代に三次藩の城下町として発展しました。今もなお、当時の面影を残す街並みを歩くことができます。

陣屋跡

三次藩の藩庁であった「三次陣屋」は、現在、史跡公園として整備され、当時の様子を偲ぶことができます。

重要文化財:鳳源寺

三次町にある鳳源寺は、三次藩主浅野長矩の正室・阿久利(瑤泉院)ゆかりの寺院です。境内に、阿久利が輿入れの際に大石良雄が植えたと伝わる「枝垂れ桜」や、阿久利の「瑤泉院遺髪塔」などがあります。

頼山陽ゆかりの場所

江戸時代の儒学者・頼山陽のおじで、同じく儒学者であった頼杏坪の役宅「運甓居」も三次町にあります。

三次駅周辺:十日市町

三次駅のある現在の都心地区は、かつて「十日市町」と呼ばれ、西側に位置する城下町、三次町(五日市)と対応する「市(いち)」として発展してきました。

十日市神社

十日市町にある十日市神社は、かつて十日市町を治めていた氏神様です。

三次市歴史民俗資料館

三次市歴史民俗資料館には、三次市の歴史や文化に関する資料が展示されています。

三次市で楽しめる体験

三次市では、自然や歴史、文化を満喫できる様々な体験ができます。

自然を満喫する

  • ハイキングや登山:雄大な中国山地で、自然を満喫しましょう。
  • カヌー体験:江の川をカヌーで下る爽快な体験ができます。
  • 霧の海を眺める:早朝、高谷山から幻想的な霧の海を眺めることができます。

歴史と文化に触れる

  • 城下町を散策:三次町や十日市町を散策し、江戸時代の面影を感じてみましょう。
  • 史跡めぐり:三次陣屋や鳳源寺など、歴史的な建造物を訪れてみましょう。
  • 美術鑑賞:奥田元宋・小由女美術館で、二人の芸術家の作品を鑑賞しましょう。

食を楽しむ

  • 三次ワイン:広島三次ワイナリーで、三次産のぶどうで作られたワインを堪能しましょう。
  • 三次人形:三次市伝統工芸品の三次人形は、お土産にも最適です。
  • 地酒:三次市には、白蘭、美和桜、瑞冠など、地元で醸造された美味しい地酒があります。
  • 鮎料理:江の川で獲れた鮎を使った、新鮮な鮎料理を味わってみましょう。

三次市へのアクセス

鉄道

  • JR芸備線:三次駅
  • JR福塩線:塩町駅

バス

  • 広島駅から高速バスで約85分
  • 松江駅から高速バスで約1時間35分
  • 出雲市駅から高速バスで約1時間39分
  • 福山駅から高速バスで約1時間50分

  • 中国自動車道:三次インターチェンジ
  • 尾道自動車道:三次東インターチェンジ

まとめ

三次市は、豊かな自然と歴史、そして活気あふれる文化が調和した魅力的な街です。霧の海に包まれた幻想的な風景、歴史的な建造物、美味しい食べ物など、見どころ満載です。ぜひ、三次市を訪れて、その魅力を体感してみてください。

三次市についてのクイズ

三次市はどのような形容詞で呼ばれていますか?

三次市は晩秋から早春にかけて霧が発生しやすい地形から、地元では「霧の町」と呼ばれています。霧に包まれた風景は幻想的であり、訪れる人々に特別な体験を提供します。この霧の町としての特徴は、江の川の支流が三次盆地で合流することに起因しています。時には、まるで海のような霧が立ち込め、自然の美しさが際立つ幻想的な光景が広がります。特に高谷山から眺める霧の海は、多くの観光客を魅了するスポットとなっています。

三次市の市木は何ですか?

三次市の市木はモミジです。秋になると、市内や周辺の山々が美しい紅葉で染まり、多くの観光客がその美しい景色を求めて訪れます。モミジは日本の風情を代表する木で、特に秋の紅葉は多くの人々を惹きつける魅力があります。三次市でもモミジは地域の自然の象徴として愛されており、観光名所としても知られています。自然と調和した三次市の風景は、訪れる人々に四季折々の美しさを提供します。

三次市の中心部、三次町のかつての呼び名は何ですか?

三次町は、かつて「五日市」と呼ばれていました。この地域は江戸時代に三次藩の城下町として発展し、今もなお歴史の面影を残すエリアとして知られています。町の名の由来には、昔の市が五日毎に開かれていたことがあるとされており、地元の文化と歴史の深さを伝えています。現代では散策を楽しむ観光スポットとして、多くの人々が訪れています。三次町の街並みを歩くことで、江戸時代の生活や文化を感じることができます。

三次市の観光名所として知られる「鳳源寺」は主に誰にゆかりがある寺院ですか?

鳳源寺は、三次藩主の浅野長矩の正室、阿久利(瑤泉院)ゆかりの寺院です。この寺院は、歴史的にも重要な場所とされており、境内には阿久利が輿入れの際に大石良雄が植えたと伝わる「枝垂れ桜」や、阿久利の「瑤泉院遺髪塔」などが存在します。鳳源寺は歴史や文化に興味を持つ人々にとって、重要な観光名所の一つです。このような文化遺産を訪れることで、三次市の豊かな歴史を感じることができます。

三次市で体験できる自然活動の一つとして、カヌー体験はどの川で行われますか?

三次市で体験できるカヌー体験は、江の川で行われます。江の川は、美しい自然に囲まれた、大変爽快な川下りを楽しむことができるスポットとして知られています。カヌーを通じて、静かな流れや周囲の景色を楽しむことができ、また川の生態系や自然の美しさに触れることができます。この体験は、自然と触れ合いながらリフレッシュできる貴重な機会であり、地元の特性を生かした観光アクティビティとして人気があります。