福岡県久留米市:焼き鳥日本一!歴史と文化が香る活気あふれる街!

福岡県の南部に位置する久留米市は、筑後地方の中心都市として古くから栄えてきた街です。人口は約30万人、福岡県内では福岡市、北九州市に次ぐ3番目に人口が多い都市であり、九州全体でも第8位を誇ります。

久留米市は、筑後川が流れ、豊かな自然と歴史文化が調和する街です。焼き鳥店数が日本一、日本酒醸造場数も全国第3位と、食文化も魅力的な久留米市は、歴史、文化、経済、そして自然など、様々な魅力にあふれています。

地理

久留米市は、福岡県の南部と佐賀県の東部にまたがる筑紫平野最大の都市です。市域は東西約32km、南北約16kmと東西に長く、筑後川が市域の北東部から南西部にかけて流れています。

気候

久留米市は、温暖な瀬戸内海式気候に属し、年間を通して過ごしやすい気候です。夏は高温多湿で、冬は比較的温暖です。

久留米市(1991年 – 2020年)の気候
最高気温記録 °C (°F)
平均最高気温 °C (°F)
日平均気温 °C (°F)
平均最低気温 °C (°F)
最低気温記録 °C (°F)
降水量 mm (inch)
平均降水日数 (≥1.0 mm)
平均月間日照時間
出典:気象庁 (平均値:1991年-2020年、極値:1977年-現在)[2][3]

隣接する自治体

  • 福岡県
    • 小郡市
    • 朝倉市
    • 筑後市
    • 大川市
    • うきは市
    • 三潴郡大木町
    • 八女市
    • 八女郡広川町
    • 三井郡大刀洗町
  • 佐賀県
    • 鳥栖市
    • 神埼市
    • 三養基郡みやき町

歴史

久留米市は、古くは筑後国の国府が置かれ、筑後地方の中心として栄えてきました。江戸時代には、久留米藩の中心地として発展し、久留米絣などの産業が興隆しました。

市政

  • 1911年(明治44年)9月13日 – 市章を制定。
  • 1951年(昭和26年) – 「久留米市の歌」を制定。
  • 2001年(平成13年)4月1日 – 特例市に指定。
  • 2005年(平成17年)2月1日 – 市域拡大を記念し「ふるさとのささやき 〜新久留米市の歌〜」を制定、市歌が2曲並立となる。
  • 2008年4月1日 – 中核市に移行。
  • 2015年11月2日 – 久留米市を中枢都市とし、大川市・小郡市・うきは市・三井郡大刀洗町・三潴郡大木町と「連携中枢都市圏」を形成することを宣言。

産業

久留米市は、製造業、商業、農業など様々な産業が活発な街です。

商業

久留米市は、焼き鳥店数が人口1万人当たり約8軒と、日本一を誇る焼き鳥の街としても知られています。また、日吉町には文化街と呼ばれる歓楽街があり、夜に賑わいをみせています。

主な大規模商業施設

  • 中心市街地
    • 久留米シティプラザ
    • エマックス・クルメ
    • 岩田屋久留米店(米城ビル・千歳プラザ)
    • くるめりあ六ツ門
    • ザ・ビッグ十三部店
  • 合川地区周辺
    • ゆめタウン久留米
    • ドン・キホーテ楽市楽座久留米店
    • ミスターマックス久留米インター店
  • 市内南部
    • サンリブ久留米
    • サニー久留米南ショッピングセンター
  • 市内東部・田主丸地区
    • マックスバリュ田主丸店

製造業

久留米市は、ブリヂストンの創業地であり、現在もグループのマザープラントとして重要な生産拠点となっています。他にムーンスター、アサヒシューズなど、ゴム加工品メーカーの工場が多く所在しています。近年では、ダイハツ九州の軽自動車専用エンジン工場や、東プレ九州の自動車用プレス部品製造工場などが進出し、北部九州における自動車産業集積化の一翼を担っています。

バイオ産業

久留米市は、従来の製造業一辺倒からの脱却を図るために、バイオ産業の集積をめざす「福岡バイオバレープロジェクト」のもと福岡県と共同でバイオ関連産業の育成・振興が推進されています。

文化

久留米市は、歴史と文化が豊かな街です。

文化財

久留米市には、久留米城、高良大社、水天宮などの歴史的建造物や、久留米絣、久留米籃胎漆器などの伝統工芸品があります。

イベント

久留米市では、一年を通して様々なイベントが開催されます。

  • 鬼火(玉垂宮、日本三大火祭りのひとつ、毎年1月7日)
  • 城島酒蔵びらき(城島町、2月中旬)
  • 久留米つばきフェア(石橋文化センター、久留米つばき園、久留米市世界のつばき館、3月)
  • 久留米つつじまつり(久留米百年公園、4月-5月)
  • 水天宮春大祭(水天宮、5月3日-7日)
  • あじさい祭(千光寺、6月)
  • 高良大社川渡祭、へこかき祭り(高良大社、6月)
  • 城島エツ祭(六五郎橋河川敷公園、6月)
  • 献灯祭(高良大社、8月)
  • 水の祭典久留米まつり(8月3日-5日)
  • 筑後川花火大会(8月5日)
  • 水天宮夏大祭(8月5日-7日)
  • 久留米流し灯籠(筑後川河川敷、8月)
  • 鈴虫まつり(久留米城跡、8月)
  • 河童まつり(田主丸町、8月中旬)
  • 田主丸花火大会(田主丸町、8月下旬)
  • 花火動乱蜂(王子若宮八幡宮、9月)
  • 城島ふるさと夢まつり(城島町町民の森、9月中旬)
  • コスモスフェスティバル(コスモスパーク北野、10月中旬)
  • 高良大社おくんち(秋季大祭)(高良大社、10月)
  • ふるさとみづま祭(水沼の里2000年記念の森、11月上旬)

アクセス

久留米市へのアクセスは、以下の通りです。

  • 航空機:福岡空港から高速バスで約1時間
  • 鉄道:
    • 九州新幹線:久留米駅
    • JR鹿児島本線:久留米駅
    • 西鉄天神大牟田線:西鉄久留米駅
  • 自動車:九州自動車道 久留米インターチェンジ

まとめ

久留米市は、歴史と文化が香る活気あふれる街です。焼き鳥日本一、日本酒醸造場数全国第3位など、食文化も魅力的な久留米市は、観光客だけでなく、移住者にとっても魅力的な街です。ぜひ一度訪れてみてください。

久留米市についてのクイズ

久留米市の人口は約何万人ですか?

久留米市は福岡県の南部に位置する都市で、人口は約30万人です。この人口は福岡県内では福岡市、北九州市に次いで3番目に多く、九州全体でも第8位を誇ります。久留米市は、地域の中心都市としての役割を果たしており、歴史と文化が豊かな場所でもあります。そのため、人口規模は比較的大きく、さまざまな商業、文化、教育の機会が提供されています。また、久留米市の人口密度や成長率は、地域の経済活動や自然の恵みを反映しており、地域住民の生活の質向上に寄与しています。

久留米市が焼き鳥店数で日本一とされる理由は何ですか?

久留米市が焼き鳥店数で日本一とされている理由は、料理の文化的伝統にあります。この街は焼き鳥の発信地として知られ、多くの焼き鳥店が集まり、各店が独自の焼き鳥を提供しています。また、地元産の新鮮な食材や調味料が豊富に手に入るため、質の高い焼き鳥が作られる環境が整っています。さらに、久留米市の人々は焼き鳥を楽しむ習慣が強く、家庭や地域のイベントでも焼き鳥が多く振る舞われることから、焼き鳥文化が更に根づいています。このように、深い食文化の背景が、久留米市を「焼き鳥の街」として際立たせているのです。

久留米市で行われる毎年1月7日のイベントは何ですか?

久留米市で毎年1月7日に行われるイベントは「鬼火」です。この祭りは日本三大火祭りのひとつに数えられており、多くの参加者が集まります。鬼火祭りは、火を用いてお祓いや無病息災を祈る行事であり、地元の人々にとっては非常に重要な伝統行事です。地域の住民だけでなく、観光客もこのイベントに参加することで、久留米の文化や地域の絆を深めることができる機会です。また、祭りの際には様々な出店が並び、地元の料理や工芸品が楽しめることも魅力の一つです。

久留米市の隣接する自治体の中で、佐賀県にあるのはどれですか?

久留米市の隣接する自治体の中で、佐賀県にあるのは「鳥栖市」です。久留米市は福岡県の南部に位置し、佐賀県の東部にも接しているため、両県の自治体との交流が盛んです。鳥栖市は、九州の交通の要所として知られ、新幹線や高速道路が交差する地点にあり、交通網が発展しています。久留米市と鳥栖市の間では、経済的、文化的な交流が見られ、地域の一体感を醸成しています。このように、久留米市周辺地域の自治体は、歴史や交通、文化の面で密接に関わり合っています。