愛媛県西予市:豊かな自然と歴史が織りなす魅力的な街

雄大な四国カルストから穏やかな宇和海まで、多様な景観が広がる愛媛県西予市。豊かな自然と歴史が調和し、都市では味わえない静寂と活気に満ちた魅力あふれる街です。

概要

西予市は愛媛県の南西部に位置し、2004年に東宇和郡4町の宇和町・野村町・城川町・明浜町と西宇和郡三瓶町の5町が合併して誕生しました。旧宇和町は江戸時代より宇和島藩の宿場町として栄え、その中心部の卯之町に残る歴史的景観は、重要伝統的建造物群保存地区として選定されています。JR四国予讃線卯之町駅や松山自動車道西予宇和インターチェンジがあり、交通の利便性も高いです。

しかしながら、周辺部の人口減少に歯止めがかからず、人口は合併前後の15年間で13.4%減少。市制施行と同時に市域全体で過疎地域に指定されています。

地理

西予市は、海から山まで東西に長い市域を持ち、西は宇和海に接し、東部は四国カルストを擁する山地で高知県と境を接しています。多様な地形ゆえに2013年9月24日に日本ジオパーク委員会から日本ジオパーク(四国西予ジオパーク)の認定を受けました。

位置・地形

旧東宇和郡の全町(4町)と西宇和郡の三瓶町とが合併したため、東西に横長な形をしています。東は高知県境の山々と接し、西は宇和海に面しており、その標高差は1,403m。その間に宇和盆地があります。

  • 山: 碁石ヶ森(ごいしがもり)1,185m(大野ヶ原)、雨包山(あまつつみやま)1,111m(野井川)、大判山(おおばんざん)799m(鳥鹿野)、大野山(おおのざん)797m(白髭)、御在所山(ございしょやま)669m(高瀬)
  • 盆地: 宇和盆地
  • 河川: 宇和川、肱川(上流域)
  • 湖沼: 朝霧湖(野村ダム湖)、鹿野川湖(鹿野川ダム湖上流域)

気候

冬季には2m以上積雪する高原(大野ヶ原)から、温暖な海岸部、2つのダムの影響で霧の多い盆地など、多様な気候です。台風の季節には海岸部では高潮、高波などによる被害、山間部では豪雨による土砂崩れの被害が多いです。海岸部と大野ヶ原では気温が10度以上違う日もあるほどです。

| 宇和(1991年 – 2020年)の気候 |
|—|—|
| 月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
| 最高気温記録 °C (°F) | 20.1 (68.2) | 22.6 (72.7) | 24.9 (76.8) | 29.0 (84.2) | 33.2 (91.8) | 34.9 (94.8) | 36.6 (97.9) | 38.2 (100.8) | 35.4 (95.7) | 32.5 (90.5) | 26.7 (80.1) | 22.3 (72.1) | 38.2 (100.8) |
| 平均最高気温 °C (°F) | 8.8 (47.8) | 10.2 (50.4) | 14.0 (57.2) | 19.4 (66.9) | 24.1 (75.4) | 26.7 (80.1) | 30.7 (87.3) | 32.0 (89.6) | 28.4 (83.1) | 22.9 (73.2) | 17.1 (62.8) | 11.3 (52.3) | 20.4 (68.7) |
| 日平均気温 °C (°F) | 4.3 (39.7) | 5.2 (41.4) | 8.5 (47.3) | 13.5 (56.3) | 18.2 (64.8) | 21.8 (71.2) | 25.8 (78.4) | 26.6 (79.9) | 23.0 (73.4) | 17.2 (63) | 11.6 (52.9) | 6.3 (43.3) | 15.2 (59.4) |
| 平均最低気温 °C (°F) | 0.1 (32.2) | 0.5 (32.9) | 3.1 (37.6) | 7.6 (45.7) | 12.8 (55) | 17.9 (64.2) | 22.1 (71.8) | 22.6 (72.7) | 18.9 (66) | 12.5 (54.5) | 6.8 (44.2) | 2.0 (35.6) | 10.6 (51.1) |
| 最低気温記録 °C (°F) | -9.1 (15.6) | -12.0 (10.4) | -5.9 (21.4) | -2.2 (28) | 1.9 (35.4) | 7.6 (45.7) | 12.4 (54.3) | 14.8 (58.6) | 7.4 (45.3) | 1.0 (33.8) | -2.0 (28.4) | -8.2 (17.2) | -12.0 (10.4) |
| 降水量 mm (inch) | 76.1 (2.996) | 94.8 (3.732) | 139.1 (5.476) | 152.1 (5.988) | 189.0 (7.441) | 311.0 (12.244) | 282.7 (11.13) | 140.3 (5.524) | 197.8 (7.787) | 125.0 (4.921) | 101.5 (3.996) | 91.0 (3.583) | 1,927.5 (75.886) |
| 平均降水日数 (≥1.0 mm) | 10.4 | 10.1 | 11.6 | 10.2 | 9.4 | 13.6 | 10.8 | 8.9 | 10.3 | 8.3 | 8.8 | 11.0 | 124.4 |
| 平均月間日照時間 | 107.9 | 126.5 | 162.5 | 186.7 | 200.1 | 136.2 | 188.2 | 215.3 | 159.1 | 166.3 | 130.4 | 104.7 | 1,873.8 |
| 出典1: Japan Meteorological Agency |
| 出典2: 気象庁 |

地質

西予市の一帯はその大半が秩父帯に属しています。城川町中津川地区には石灰岩の多い地域に流れる石灰成分が沈殿、堆積して形成された「トゥファ」があります。長さ280mに達し日本最大級とされ、西予市文化財に指定されています。また日本三大カルストのひとつ、四国カルストの一部でもある大野ヶ原は緑の草原に白い石灰岩がとても美しいです。小松には四国では最大級とされる洞窟、羅漢穴があります。人がたどり着ける長さは700m程度です。

経済

産業基盤は弱く、経済力は乏しいです。

かつては、農村の物資の集散地として、宇和地区(卯之町)、野村地区等に集積があったが、特に野村地区については交通の発達や農村経済の疲弊と共に衰退しています。宇和地区については、旧宿場町としての姿は歴史的町並みの残る中町以外では、むしろ沿道サービス業が発達し、近隣から買い物客等を集めています。経済は第一次産業が中心で、製造業の集積は乏しいです。

第一次産業

  • 柑橘類や米、栗などが主に栽培されています。また畜産(ブタ、乳牛、肉用牛)も行われています。
  • 沿岸地域で柑橘類の栽培が盛んで、ウンシュウミカン(各地)のほか、イヨカン(明浜地域など)、ニューサマーオレンジ(三瓶地域)などが、栽培されています。石垣を積み重ねてつくられた果樹園は農村景観の形成に一役買っています。野村地域では畜産(乳牛)が営まれています。
  • 漁業ではハマチ養殖、ヒラメ養殖、真珠養殖、チリメンなどの養殖・漁獲が盛んに行われています。

第二次産業

製造品出荷額等(従業員4名以上の事業所)は2017年現在244億円となっており、食料品、窯業が上位を占めています。食料品では水産練製品、酒造などの工場が立地しており、2019年にはちぬやホールディングスが市内に四国工場を設置し冷凍食品の製造を行っています。

第三次産業

  • 卯之町(旧:宇和町)にスーパーマーケット・ホームセンター・家電量販店・ドラッグストア等の商業集積がみられます。野村(旧:野村町)も、かつては旧:野村町、旧:城川町の商業の中心でミニ核を形成していましたが、道路の充実とともに、宇和地区、さらには宇和島市または大洲市に購買力は流出しています。
  • サービス業では、市内にコールセンターが進出していましたが、現在は閉鎖されています。

行政

歴代市長

氏名 ふりがな 就任日 退任日
1-3 三好幹二 みよし かんじ 2004年5月16日 2016年5月15日
4-5 管家一夫 かんけ かずお 2016年5月16日 現職
  • 市庁舎は総合支所方式を採用

国の行政機関

  • 四国地方整備局 野村ダム管理所

県の行政機関・公共施設

  • 愛媛県南予地方局 西予県土木事務所
  • 愛媛県南予地方局八幡浜支局 地域農業室(西予農業指導班)
  • 愛媛県オフサイトセンター
  • 愛媛県歴史文化博物館

姉妹都市

  • 北海道寿都郡黒松内町

旧:野村町時代にも姉妹都市であった。黒松内町は北限のブナ林で知られて、その縁。2006年(平成18年)4月調印式。

教育

高等学校

  • 愛媛県立宇和高等学校
  • 愛媛県立宇和高等学校三瓶分校
  • 愛媛県立野村高等学校
  • 精華学園高等学校 愛媛宇和校

中学校

  • 西予市立宇和中学校
  • 西予市立野村中学校
  • 西予市立城川中学校
  • 西予市立三瓶中学校
  • 西予市立明浜中学校

特別支援学校

  • 愛媛県立宇和特別支援学校 宇和聾校舎
  • 愛媛県立宇和特別支援学校 宇和養校舎

小学校

2009年3月31日、西予市・西予市教育委員会は市内に27校ある小学校の統廃合を進め、2021年度までに9校とする再編計画案をまとめ発表しました。その内訳は、明浜、宇和上、宇和町、宇和下、野村、大野ヶ原、惣川、城川、三瓶の各校(仮称含む)であり、旧宇和町と旧野村町以外は旧町1学校とする再編案となっています。

西予市立明浜小学校 西予市立多田小学校 西予市立中川小学校 西予市立石城小学校 西予市立宇和町小学校 西予市立皆田小学校
西予市立田之筋小学校 西予市立野村小学校 西予市立惣川小学校 西予市立大野ヶ原小学校 西予市立城川小学校 西予市立三瓶小学校

交通

鉄道路線

  • 四国旅客鉄道(JR四国)予讃線

伊予石城駅 – 上宇和駅 – 卯之町駅 – 下宇和駅

  • 中心となる駅: 卯之町駅

旧宇和町の代表駅で、宇和島 – 松山の特急宇和海が必ず停車します。このため、松山などへの遠距離通勤者もよく利用しており、同駅付近には通勤者等が利用する広大な駐車場があります。なお合併前の旧5町のうち、合併時点で鉄道が通っていたのは旧宇和町のみです。

路線バス

  • 宇和島自動車
  • 西予市バス

道路

高速道路

  • 松山自動車道

・インターチェンジ
22 西予宇和IC

一般国道

国道56号
国道197号
国道378号
国道441号

都道府県道

  • 主要地方道

愛媛県道2号城川梼原線
愛媛県道25号八幡浜宇和線
愛媛県道26号八幡浜三瓶線
愛媛県道29号宇和野村線
愛媛県道30号宇和三瓶線
愛媛県道31号宇和三間線
愛媛県道32号肱川公園線
愛媛県道35号野村城川線
愛媛県道36号野村柳谷線
愛媛県道44号大洲野村線
愛媛県道45号宇和明浜線
愛媛県道56号内子河辺野村線

  • 一般県道

愛媛県道237号鳥坂宇和線
愛媛県道252号双岩停車場和泉線
愛媛県道253号穴井三瓶線
愛媛県道257号俵津三瓶線
愛媛県道259号信里伊予平野停車場線
愛媛県道260号狭間上松葉線
愛媛県道261号伊予石城停車場線
愛媛県道262号伊延東多田線
愛媛県道263号平野坂戸線
愛媛県道267号大茅辰ノ口線
愛媛県道284号日向谷高野子線
愛媛県道311号伊延永長線
愛媛県道312号土居魚成線
愛媛県道331号高瀬松渓線
愛媛県道344号宇和高山線
愛媛県道383号四国カルスト公園縦断線

道の駅

  • きなはい屋しろかわ(国道197号)- 城川町
  • 海の駅潮彩館(国道378号)- 三瓶町
  • 道の駅どんぶり館(愛媛県道29号宇和野村線)- 宇和町

主要施設

明浜地区

  • 明浜歴史民俗資料館
  • 俵津文楽会館

宇和地区

  • 愛媛県歴史文化博物館
  • 西予市民図書館
  • 宇和先哲記念館
  • 西予市宇和文化会館

野村地区

  • 野村地域教育福祉複合施設(愛称:ゆめちゃんこ)
  • 野村シルク博物館
  • 野村少年自然の家
  • 乙亥会館

城川地区

  • 城川どろんこ祭り保存館
  • 城川地質館
  • 城川歴史民俗資料館
  • 総合センターしろかわ
  • ギャラリーしろかわ
  • 城川天蚕センター
  • 城川視覚体験館

三瓶地区

  • 三瓶朝日文楽会館
  • 西予市三瓶文化会館

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

名所

  • 四国西予ジオパーク
  • 宇和町卯之町 – 重要伝統的建造物群保存地区
    • 開明学校
  • 三滝城:名勝・県指定史跡
  • 高野長英の隠れ家
  • 源光山明石寺(四国八十八箇所43番札所)
  • 禹門山龍澤寺(新四国曼荼羅霊場51番札所)
  • 霊光山永照寺(新四国曼荼羅霊場52番札所)「ばら大師」
  • 潮光山善福寺(新四国曼荼羅霊場53番札所)「山田薬師」
  • 大龍山歯長寺
  • 観音水(湧水、名水百選)
  • 宇和米博物館:60間(109メートル)の廊下
  • 樽滝・樽池(野村町旭)
  • 農業公園ほわいとファーム
  • 乙亥会館(温泉施設&イベント会場)
  • 竜沢寺緑地公園(グラススキー場)
  • 大野ヶ原カルスト牧場
  • 道の駅どんぶり館(道の駅)
  • シーサイドサンパーク
  • はま湯(温浴施設)
  • きゃんぱ(キャンプ場)
  • 潮彩館(海の駅)
  • 須崎観音
  • 朝霧湖 – ダム湖百選
  • 狩浜の段々畑
  • 宝泉坊温泉
  • こけむしろ(宇和町信里) – ギャラリー喫茶苔筵。静寂に包まれた美しい苔庭で四国八十八景48番に選定。

祭り・イベント

  • 乙亥大相撲(相撲)毎年11月末九州場所明け後に乙亥会館で開催
  • 奥地の海のカーニバル(豚のロディオ、海上花火) – 8月13日
  • アドベンチャースクール(夏休み小中学生対象6泊7日高原キャンプ)
  • 宇和れんげ祭り – 4月29日
  • どろんこ祭り
  • かまぼこ板の絵展覧会
  • のむらダム祭り – 5月3日
  • カッパ祭り
  • トムソーヤプログラム(夏休み小学生対象2泊3日サイクリング)
  • 野村町愛護班ウォークラリー大会 – 毎年2月
  • Z-1グランプリ
  • わらぐろ

特産物

  • 米(ひゅうが飯)
  • 柑橘類(ウンシュウミカン、伊予柑、ニューサマーオレンジ)
  • 宇和ぶどう
  • 原木椎茸
  • きゅうり
  • ちりめんじゃこ
  • 牛乳
  • 大野ヶ原ミルクアイスクリーム(ソフトクリーム)
  • 奥地アジ

人物

名誉市民

合併前の自治体から引継ぎ
旧町で「名誉町民」であった人のうち合併時に存命の人を新市の「名誉市民」として引き継いだ)

  • 田中恒利 – 旧明浜町名誉町民 元衆議院議員
  • 井関順二 – 旧野村町名誉町民 元東宇和郡医師会長、元野村町議
  • 増田純一郎 – 旧城川町名誉町民 元城川町長
  • 佐々木良一 – 旧三瓶町名誉町民 会社社長 映画チェーン「シネマサンシャイン」経営

西予市発足以降

  • 池田忠幸 – 元野村町長、県議会議員
  • 酒井正直 – 元明浜町長
  • 宇都宮象一 – 元宇和町長

特別栄誉賞受賞者

  • 玉春日良二(力士、旧野村町出身) – 2009年2月受賞

出身(出生地)の著名人

  • 朝見山峻一郎(元力士)
  • 宇都宮健児(弁護士、東宇和郡高山村(現:明浜町)出身)
  • 大森健作(プロサッカー選手、徳島ヴォルティス、旧野村町出身)
  • 樫本学ヴ(漫画家、旧宇和町出身)
  • 川上宗薫(作家、旧宇和町出身)
  • 菅豊彦(元九州大学教授、日本哲学会元理事、著書「道徳的実在論の擁護」他)
  • 菊池武範(実業家、タイガー魔法瓶創業者、旧三瓶町出身)
  • 草彅剛(元SMAP、埼玉県春日部市育ち)
  • 上甲凌大(プロ野球選手、横浜DeNAベイスターズ)
  • 中崎タツヤ(漫画家)
  • 中村舞(STU48)
  • 塀内久雄(プロ野球選手、千葉ロッテマリーンズ、旧三瓶町出身)
  • 細川一(医師、水俣病の公式発見者、旧三瓶町出身)
  • 松坂貴久子(元静岡第一テレビアナウンサー)
  • 宮中雲子(詩人、童話作家、旧三瓶町出身)
  • 山口舞子(漫画家、旧宇和町出身)
  • Yurica。(歌手 旧野村町出身)

ゆかりのある著名人

  • INSPi 杉田篤史(歌手、兵庫県神戸市出身) – 神奈川県逗子市と西予市野村町の2拠点生活をしている。愛媛大学社会共創学部・客員研究員。

地名

各節の表記において「旧○○町」という表現を幾度か用いているが、これはあくまで出身地等において該当する旧自治体名を明確にするためです。合併以前は4町の東宇和郡(宇和・野村・明浜・城川)と1町の西宇和郡(三瓶)でしたが、「○○郡」と言う住所表記が合併後は5町すべてにおいて「西予市」になったものであり、郡表記が市表記になってもそれまでの町名は各町そのままである。

町外の人間に「宇和町は卯之町とも呼ぶ」「宇和町=卯之町」と誤解される場合がありますが、西予市宇和町(うわちょう)という町の中の中心地域の名称が「卯之町(うのまち)」なだけで、これは○○町と言う表記の地名ゆえの紛らわしさによるものです。「西予市卯之町」という住居表示は存在しないため、卯之町にある住所は「西予市宇和町卯之町○丁目○の○○番地」等と記載するのが正しいです。ただし、同町の小学校は宇和町小学校と表記して「宇和町(うわまち)小学校」と読む。

市外局番

全域で0894。ただし三瓶町とそれ以外の地域では単位料金区域 (MA)が異なります。

  • 宇和町・野村町・城川町・明浜町→宇和MA
  • 三瓶町→八幡浜MA

相互の通話・通信は隣接扱いとなり、ダイヤルする場合も市外局番からダイヤルする必要がある。

関連項目

  • ダウンタウン・ヒーローズ – 劇中に舞台となる松山高校は、西予市立宇和町小学校(当時は宇和町立宇和町小学校)を使用しています。なお当時の校舎は建て替え前の旧校舎で、現在は旧校舎の一部が宇和町米博物館として移転・保存されています。

外部リンク

  • 公式ウェブサイト
  • 国土地理院 電子国土地図より市役所付近
  • 西予市web連続ドラマ 12か月の詩
  • 四国西予ジオパーク公式ホームページ
  • 西予市に関連する地理データ – オープンストリートマップ

西予市についてのクイズ

西予市が誕生した年はいつですか?

西予市は2004年に、東宇和郡の宇和町・野村町・城川町・明浜町と西宇和郡の三瓶町が合併して誕生しました。この合併は、地域の行政効率化や協力強化を目的として行われ、合併により新たな市の名称として「西予市」が選ばれました。合併前の各町は、それぞれ伝統的な文化や豊かな自然環境を持つ地域であり、それを活かしたまちづくりが今後の課題となっています。

西予市が接している海の名前は何ですか?

西予市は西側で宇和海に面しています。宇和海は四国地方の南西部に位置し、愛媛県と大分県の境界に接する海域です。西予市の地理的な位置は、山々から海まで多様な自然環境が広がっているため、豊かな生態系と特色ある地形が形成されています。また、宇和海は漁業や観光とも関連の深い地域であり、特に海岸沿いの風景は美しいことで有名です。

西予市の主要な交通機関の一つである鉄道は何線ですか?

西予市には四国旅客鉄道(JR四国)の予讃線が通っています。この路線は、宇和島から松山を結び、卯之町駅を中心とする交通の要所となっています。卯之町駅は旧宇和町の代表駅であり、松山方面への通勤客にとって利用頻度が高い駅です。予讃線は四国の重要な交通路の一つであり、地域活性化や住民の移動を支える重要な役割を果たしています。

西予市の地形にはどのような特徴がありますか?

西予市は多様な地形が特徴で、西は宇和海、東部は高知県と接する山地が広がっています。特に四国カルスト地域が市域内に位置しており、標高差が1,403メートルにも及ぶ多様な地形が見られます。また、高原や盆地も存在しており、気候も一部地域では異なる特点を示しています。このような地形は自然公園や観光地としても重要で、訪れる人々に美しい景観と多彩なアクティビティを提供しています。

西予市が「日本ジオパーク」に認定されたのはいつですか?

西予市は2013年9月24日に日本ジオパーク委員会から「四国西予ジオパーク」として認定されました。ジオパークとは、地質や地形、文化的景観が評価され、それらが地域の持続可能な発展に寄与することを目的としたエリアです。この認定は、地域住民の自然・文化資源の理解を深め、景観保全及び観光促進につながる重要なステップとなりました。西予市はその地質的な多様性と美しい風景を活かした観光マーケティングにも力を入れています。

西予市で栽培されている主な農産物はどれですか?

西予市では米をはじめとする様々な農産物が栽培されています。特に地域特産の「ひゅうが飯」や柑橘類、栗が有名です。温暖な気候と豊かな土壌に恵まれた西予市では、農業が地域経済の重要な一部を占めており、農村の景観は果樹園や美しい田園風景で形成されています。また、栽培される品種の多様性は、地域の食文化や観光資源としても大きな価値を持っています。