青森県北津軽郡鶴田町:リンゴとスチューベン、そして「ツル多はげます会」の町!

津軽富士見湖と鶴の舞橋が美しい青森県北津軽郡鶴田町。リンゴ栽培が盛んな津軽地方の他の市町村と同じく、鶴田町もリンゴの産地として知られています。しかし、鶴田町はリンゴだけでなく、ブドウの品種「スチューベン」の生産量が日本一であることでも有名です。さらに、ユニークな町おこし団体「ツル多はげます会」も存在し、全国的に注目を集めています。今回は、そんな魅力あふれる鶴田町について詳しくご紹介します。

地理と隣接自治体

鶴田町は、青森県の津軽平野に位置する町です。町の東側には岩木川が流れ、西側には津軽富士見湖(廻堰大溜池)が広がっています。周囲には、五所川原市、弘前市、つがる市、北津軽郡板柳町といった自治体が隣接しています。

人口と歴史

鶴田町の人口は、2024年7月1日現在、約11,146人です。近年は人口減少傾向にありますが、かつては17,000人を超える人口を抱えていました。鶴田町の歴史は古く、1889年(明治22年)に町村制が施行された際に、鶴田村、強巻村、大巻村、大性村、菖蒲川村、鶴泊村が合併して鶴田村が誕生しました。その後、1941年(昭和16年)に町制施行を行い、鶴田町となりました。

産業と経済

鶴田町は、農業が盛んな町です。特に、リンゴ栽培が盛んで、町内の多くの農家がリンゴを生産しています。その中でも、鶴田町はブドウの品種「スチューベン」の生産量が日本一を誇り、全国に知られています。その他、米、野菜、果樹なども栽培されています。

主要産業

  • 農業: リンゴ、ブドウ(スチューベン)、米、野菜、果樹
  • 商業: 小売業、飲食業、サービス業
  • 工業: 食品加工業、木製品製造業

教育

鶴田町には、小学校1校、中学校1校、高等学校1校があります。

学校一覧

  • 小学校: 鶴田町立鶴田小学校
  • 中学校: 鶴田町立鶴田中学校
  • 高等学校: 学校法人下山学園下山学園高等学校

交通アクセス

鶴田町には、JR五能線の陸奥鶴田駅があります。また、弘南バスが運行されており、町内各地と五所川原市や弘前市などを結んでいます。自動車では、国道339号や青森県道37号弘前柏線などを利用できます。

鉄道

  • JR五能線: 陸奥鶴田駅、鶴泊駅

バス

  • 弘南バス

道路

  • 一般国道: 国道339号
  • 主要地方道: 青森県道37号弘前柏線、青森県道38号五所川原黒石線
  • 一般県道: 青森県道137号七ツ館板柳線、青森県道150号持子沢鶴田線、青森県道153号山田鶴田線、青森県道154号妙堂崎五所川原線、青森県道158号胡桃舘鶴田線、青森県道159号大泉姥萢線、青森県道160号羽野木沢梅田線、青森県道240号鶴泊停車場線、青森県道249号鶴泊停車場胡桃館線、青森県道250号陸奥鶴田停車場線、青森県道265号鶴田五所川原自転車道線

観光スポット

鶴田町には、美しい自然や歴史を感じられる観光スポットがたくさんあります。

津軽富士見湖

津軽富士見湖は、鶴田町の西側に広がる人造湖です。湖畔には、 鶴の舞橋 という美しい橋がかかっており、周辺には 富士見湖パーク鶴の里ふるさと館丹頂鶴自然公園 といった施設があります。

桜づつみ公園

桜づつみ公園は、鶴田町の中心部にある公園です。春には、約200本の桜が咲き乱れ、美しい景色を楽しむことができます。

トドロッポの木

トドロッポの木は、鶴田町にある トド松 の巨木です。樹齢は約350年と推定され、青森県の天然記念物に指定されています。

その他

  • 道の駅つるた(鶴の里あるじゃ)
  • コミュニティプラザ(五能線・陸奥鶴田駅併設)

イベント

鶴田町では、一年を通して様々なイベントが開催されています。

つるたまつり

つるたまつりは、毎年8月14日から16日にかけて開催される、鶴田町最大の夏祭りです。

その他

  • ツル多はげます会 のイベント

ツル多はげます会

鶴田町には、ユニークな町おこし団体である ツル多はげます会 があります。この団体は、町の名前「鶴田」と「ツルツル(ハゲ)」を掛け合わせ、ハゲをテーマにしたイベントや活動を展開しています。

活動内容

  • ハゲの光は平和の光 暗い世の中 明るく照らす をモットーに活動しています。
  • 頭につけた吸盤による綱引き大会
  • 薄毛で活躍した人を表彰する「ハゲアワード」
  • 『ハゲ川柳』 の出版
  • 交通安全の小旗を吸盤で頭に立てて、小学生に「ケガ(毛が)無し」と注意を呼び掛ける活動

出身著名人

鶴田町には、様々な分野で活躍する著名人が多く輩出しています。

  • 一戸総太: キックボクサー
  • 菊地由利子: 2人組音楽ユニット サエラのヴォーカル
  • 北谷稔行: バスケットボール指導者・元選手、青森ワッツ3代目ヘッドコーチ
  • 竹浪正造: 元鶴田町議員、ツル多はげます会の創設者
  • 藤田健次: 版画家
  • 棟方公寿: バスケットボール指導者・元選手、青森ワッツ初代ヘッドコーチ
  • 山田照子: インスブルック冬季オリンピックリュージュ日本代表

まとめ

青森県北津軽郡鶴田町は、リンゴとスチューベン、そして「ツル多はげます会」が魅力の町です。自然豊かで歴史も深く、温かい人柄に溢れた町で、訪れる人を笑顔にしてくれます。ぜひ一度、鶴田町を訪れてみてください。

鶴田町についてのクイズ

鶴田町の西側に広がる人造湖は何と呼ばれていますか?

鶴田町の西側に広がる人造湖は「津軽富士見湖」と呼ばれ、この町の美しい自然環境を代表するスポットです。湖畔には「鶴の舞橋」という美しい橋が架かっており、観光客が訪れる人気の場所となっています。この湖は、エコロジーと観光の融合を目指して整備されており、周辺には自然公園や遊歩道が整備されているため、自然散策やピクニックを楽しむことができます。鶴田町は水と緑に恵まれ、四季折々の風景を楽しむことができるため、訪れる人々にとって癒しの場所となっています。特に、湖畔からの夕日や、秋の紅葉の時期には絶好の撮影スポットとしても知られています。

鶴田町のポピュラーな農業産品として知られている果物はどれですか?

鶴田町は特にリンゴ栽培が盛んな地域として知られています。津軽地方全体がリンゴの生産地として有名ですが、鶴田町の農家たちは高品質なリンゴを生産することで広く評判を得ています。また、鶴田町ではブドウの品種「スチューベン」の生産量が日本一でもあり、その品質も非常に高いと評価されています。リンゴとブドウは、町の経済基盤を支え、多くの農家の生活を助けている重要な作物です。農業の多様性を生かし、特に果樹栽培に力を入れた地域振興が行われています。

鶴田町に存在するユニークな町おこし団体の名前は何ですか?

鶴田町には「ツル多はげます会」というユニークな町おこし団体が存在します。この団体は町の名前「鶴田」と「ツルツル(ハゲ)」を掛け合わせたもので、ハゲをテーマにしたイベントや活動を行っています。活動内容には、ハゲをテーマにした綱引き大会や、薄毛で活躍した人を表彰する「ハゲアワード」、さらには交通安全の啓発活動など、多岐にわたる特徴があります。このユーモアを取り入れた取り組みは、町の活性化に貢献するとともに、地域住民の交流を深める場ともなっています。

鶴田町の人口は2024年7月1日現在、約何人ですか?

鶴田町の人口は2024年7月1日現在で約11,146人です。人口は近年減少傾向にあり、かつては17,000人を超えていた時期もありました。町の人口は経済的な環境や地域の魅力に影響されますが、鶴田町では地域振興や移住促進などの対策が進められています。町としての歴史も良く、1889年には町村制が施行されて以来、地域社会の変化を反映した発展を遂げてきました。