三養基郡に位置する、魅力あふれるみやき町
佐賀県の東部、三養基郡に位置するみやき町は、豊かな自然と歴史が息づく、活気あふれる町です。筑紫山地と筑後川の間に広がる肥沃な土地には、農業が盛んに行われており、特産品のトマトやアスパラガス、イチゴなどが全国に出荷されています。
また、歴史的な建造物や文化施設も数多く存在し、歴史ファンや文化愛好家にもおすすめの観光スポットです。近年では、都市部からの移住者も増加しており、自然と歴史、そして活気に満ちた魅力的な町として注目されています。
みやき町の地理
みやき町は、佐賀市から東へ約20km、福岡市から南へ約30kmの場所に位置しています。町の北部には筑紫山地(脊振山地)がそびえ立ち、南部には筑後川が流れ、豊かな自然に恵まれた環境です。
多様な地形
みやき町の地形は、北部の中原地区と北茂安地区の一部が山地になっている一方、それ以外の地域は筑紫平野の一角をなす平地となっています。特に筑紫平野の佐賀県部分は佐賀平野と呼ばれる沖積平野で、肥沃な土壌が育む農業を支えています。
- 山岳: 石谷山(754m)、鷹取山(404m)
- 河川: 開平江川、切通川、寒水川、筑後川、広川、古川
温暖な気候
みやき町は、温暖な瀬戸内海式気候に属し、年間を通して過ごしやすい気候です。夏は比較的湿度が低く、冬は比較的温暖で、過ごしやすい気候です。
隣接する自治体
みやき町は、佐賀県と福岡県の県境に位置しており、以下の自治体と隣接しています。
- 佐賀県
- 三養基郡上峰町
- 鳥栖市
- 神埼市
- 神埼郡吉野ヶ里町
- 福岡県
- 久留米市
- 那珂川市
歴史と文化
みやき町は、古くから人々が暮らしてきた歴史ある町です。弥生時代には、多くの遺跡が発見されており、古代の豊かな文化が花開いていたことを物語っています。
合併によって誕生した町
みやき町は、平成の大合併によって誕生しました。
- 1889年(明治22年)4月1日:町村制施行により、中原村、北茂安村、南茂安村、三川村が誕生
- 1955年(昭和30年)4月1日:南茂安村と三川村が合併し、三根村が発足
- 1962年(昭和37年)5月1日:三根村が町制施行し、三根町となる
- 1965年(昭和40年)4月1日:北茂安村が町制施行し、北茂安町となる
- 1971年(昭和46年)4月1日:中原村が町制施行し、中原町となる
- 2005年(平成17年)3月1日:中原町、北茂安町、三根町が合併し、みやき町が発足
町名の由来
「みやき」という町名は、当町が属する「三養基郡」の読みに由来しています。三養基郡の名前は、合併前の3郡「三根郡」「養父郡」「基肄郡」の頭文字を並べたものです。
町名は、旧中原町、旧三根町、旧北茂安町の町民からの公募で決定されました。候補には、「三養基町」「なみき町」「三養町」などがありました。「なみき町」は、中原(なかばる)、三根(みね)、北茂安(きたしげやす)の頭文字を並べたものです。「三養町」は、三養基郡のうち旧三根郡・旧養父郡にあたる部分での合併となることと、三つの町が自然などを養い発展させるイメージから命名されました。
みやき町は、佐賀県で最初のひらがな名の市町村です。
みやき町の魅力
みやき町は、豊かな自然、歴史、そして活気あふれる町として、さまざまな魅力を持っています。
豊かな自然
- 筑後川: 筑後川は、みやき町の南部を流れ、豊かな自然を育んでいます。川沿いは遊歩道が整備されており、サイクリングやウォーキングを楽しむことができます。
- 鷹取山: 鷹取山は、みやき町北部の筑紫山地に位置する山です。山頂からは、みやき町の街並みや筑後川を一望できます。
- 山田水辺公園: 山田水辺公園は、筑後川沿いに整備された公園です。遊具や芝生広場があり、子供たちが安全に遊ぶことができます。
歴史と文化
- 千栗八幡宮: 千栗八幡宮は、みやき町の中原地区にある神社です。平安時代に創建されたと伝えられており、歴史を感じることができます。
- 姫方遺跡: 姫方遺跡は、弥生時代後期から古墳時代の集落跡です。当時の生活の様子を垣間見ることができます。
- 長崎街道中原宿: 長崎街道中原宿は、江戸時代に栄えた宿場町です。当時の面影を残す街並みを散策することができます。
イベントと祭り
みやき町では、年間を通してさまざまなイベントや祭りが開催されます。
- 千栗八幡宮お粥試し: 3月15日に行われる伝統行事です。
- 白石神社参道の桜: 3月下旬から4月中旬にかけて、白石神社の参道には桜が咲き乱れます。
- ホタル公園: 5月下旬から6月中旬にかけて、ホタルが飛び交う幻想的な光景が見られます。
- 綾部神社旗揚げ神事: 7月15日に行われる伝統行事です。
- 千栗八幡宮放生会: 9月15日に行われる祭事です。
- 綾部神社行列浮立: 9月22日に行われる伝統芸能です。
みやき町の産業
みやき町は、農業が盛んな町です。
農業
- トマト: みやき町は、トマトの産地として有名です。甘くてジューシーなトマトが、全国に出荷されています。
- アスパラガス: みやき町は、アスパラガスの産地としても知られています。新鮮でみずみずしいアスパラガスが、春に収穫されます。
- イチゴ: みやき町では、冬から春にかけて、甘くて美味しいイチゴが収穫されます。
その他の産業
- 酒造業: みやき町には、天吹酒造など、歴史ある酒造会社があります。
- 製造業: みやき町には、自動車部品などの製造業も進出しています。
みやき町へのアクセス
みやき町へのアクセスは、以下の通りです。
- 電車: JR長崎本線 中原駅
- バス: 西鉄バス佐賀、みやき町コミュニティバス
- 車: 九州自動車道 鳥栖インターチェンジから約10分
みやき町で楽しめること
みやき町では、豊かな自然や歴史、文化を満喫できます。
- サイクリング: 筑後川沿いのサイクリングロードを自転車で走り、自然を満喫しましょう。
- ハイキング: 鷹取山や筑紫山地でハイキングを楽しみましょう。
- 歴史散策: 千栗八幡宮や姫方遺跡など、歴史的な建造物を巡りましょう。
- イベント体験: イベントや祭りに参加して、みやき町の活気を体感しましょう。
みやき町は、豊かな自然と歴史、そして活気に満ちた魅力的な町です。ぜひ、みやき町を訪れて、その魅力を体感してみてください。
みやき町についてのクイズ
みやき町が位置する佐賀県の郡名は何ですか?
みやき町は佐賀県の三養基郡に位置しています。三養基郡は佐賀県の東部にあり、みやき町を含む複数の町や村がある地域です。みやき町は、この郡内で自然、歴史、文化を楽しむことができる魅力的なスポットとして知られています。また、三養基郡は、肥沃な土地を活かした農業が盛んな地域でもあり、特産品としてトマトやアスパラガス、イチゴなどが全国に出荷されています。この自然豊かな環境とともに、みやき町周辺には歴史的背景を持つ建造物や文化施設が点在しており、地元の人々や観光客にとっても訪れる価値のある地域となっています。
みやき町の地形の特徴はどれですか?
みやき町の地形は、北部には筑紫山地と呼ばれる山地があり、南部には肥沃な平地が広がっているという特徴があります。特に北部の中原地区と北茂安地区の一部が山地で、その他の地域は筑紫平野の一部として平地となっています。この平地は、農業に適した沖積平野であり、特に米や野菜などが栽培されています。筑紫山地は、自然の美しさや登山の楽しさを提供しており、ハイキングコースも整備されています。このように、みやき町は多様な地形を持ち、訪れる人々に美しい自然環境を体感することができる素晴らしい場所です。
みやき町が誕生する過程で、合併が起こったのはいつですか?
みやき町は、2005年3月1日に、中原町、北茂安町、三根町の3つの町が合併して誕生しました。その前にも、各村が町制に移行しながら段階的に発展してきた歴史があります。1889年に中原村、北茂安村、南茂安村、三川村が成立し、その後1955年に南茂安村と三川村が合併し三根村が形成され、1962年には三根村が町制施行され三根町となりました。さらに、1965年と1971年にはそれぞれ北茂安村と中原村が町制に移行しました。そして2005年に合併を通じて新たにみやき町が誕生し、地域の連携や発展につながっています。このような歴史的な経緯は、みやき町の文化や地域社会に深い影響を与えています。
みやき町で有名な特産品はどれですか?
みやき町は特にトマトの産地として知られており、甘くてジューシーなトマトが全国に出荷されています。トマトは、みやき町の肥沃な土地と温暖な気候に非常に適しており、豊富な栄養を含む土壌が作物の成長を助けています。さらに、みやき町ではアスパラガスやイチゴも産出されており、これらの特産品は地域の農業を支える重要な要素となっています。特産品の生産は、その土地の特色を反映しており、地域のブランドともなっています。旅行者がみやき町を訪れる際には、地元の農産物を味わうことで、町の豊かさを実感することができるでしょう。