福岡県東部、北九州市のベッドタウンとして発展を続ける行橋市。温暖な気候と豊かな自然に恵まれたこの街は、歴史的な史跡や活気あふれる商業エリア、そして美味しい海の幸と果物など、魅力が満載です。
行橋市の概要
行橋市は、福岡県東部に位置する市で、北九州市から南南東約25km、大分県中津市から北西約25kmの場所に位置しています。京築地域の拠点都市として、古くから歴史と文化が育まれてきました。
行橋市の基本データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 面積 | 70.07 km² |
| 人口 | 70,654人 (2024年7月1日推計) |
| 人口密度 | 1,008人/km² |
| 隣接自治体 | 北九州市、築上郡築上町、京都郡苅田町、みやこ町 |
| 市の花 | コスモス |
| 市の木 | モクセイ |
行橋市の地理
行橋市は、周防灘に面した平野部と、南西部にわずかに山地が点在する、穏やかな地形をしています。市内中心部を流れる今川は、遊歩道として整備され、春には桜並木が美しく、夏には「こすもっぺ」という夏祭りが開催されます。
行橋市の気候
行橋市の気候は、瀬戸内海式気候に属し、温暖で過ごしやすいのが特徴です。年間を通して晴天に恵まれる日が多いですが、冬場は日本海側気候の影響を受けるため、曇りや雨の日も多くなります。
行橋市の歴史
行橋市は、古くから交通の要衝として栄えてきました。7世紀頃には、御所ヶ谷神籠石と呼ばれる山城が築かれ、アジア大陸からの攻撃を防ぐ役割を担っていました。
御所ヶ谷神籠石
御所ヶ谷神籠石は、行橋市中心部の御所ヶ岳、馬ヶ岳周辺に築かれた山城の跡です。約3kmにわたって築かれた城壁は、当時の高度な技術力の証であり、国の史跡に指定されています。
江戸時代
江戸時代には、中津街道の宿場町として発展し、行橋町として発展しました。
明治時代以降
明治時代以降は、京築地域の中心都市として発展を続け、現在に至ります。
行橋市の産業
行橋市は、農業、漁業、工業など、様々な産業が発展しています。
農業
市域南部の新田原駅周辺は、県内有数の果物の産地として知られています。ナシ、モモ、イチジクなどが栽培され、国道10号線沿いには直売所が数多く点在しています。
漁業
行橋市は、周防灘に面しており、漁業も盛んです。シャコ、ワタリガニ、カキ、アサリなど、新鮮な海の幸が水揚げされます。
工業
新田原地区には、ローム福岡本社工場をはじめとする多くの工場が立地しています。稲童地区には工業団地が整備され、製造業が盛んです。
行橋市の観光スポット
行橋市には、歴史的な史跡や自然豊かな公園など、様々な観光スポットがあります。
御所ヶ谷神籠石
行橋市を代表する史跡です。雄大な山城の跡を散策することができます。
行橋市総合公園
緑豊かな広大な公園で、運動施設や遊具などがあります。
長井浜海水浴場
周防灘に面した海水浴場です。夏には多くの海水浴客でにぎわいます。
蓑島海水浴場
長井浜海水浴場から少し離れた場所にある海水浴場です。静かで落ち着いた雰囲気で、ゆっくりと過ごしたい方におすすめです。
平尾台
北九州市、行橋市、苅田町、みやこ町、香春町に跨るカルスト台地です。雄大な自然を満喫することができます。
行橋市のイベント
行橋市では、様々なイベントが開催されます。
行橋祇園祭り
7月に行われる行橋市最大の祭りです。豪華な山鉾が街を練り歩き、活気あふれる様子は圧巻です。
行橋花火大会
8月に行われる花火大会です。周防灘を背景に打ち上げられる花火は、幻想的な美しさです。
こすもっぺ
8月に行われる夏祭りです。今川河畔で、屋台や音楽演奏などが楽しめます。
行橋市へのアクセス
行橋市へのアクセスは、車、電車、バスなど様々な方法があります。
車
- 北九州市から約30分
- 中津市から約40分
- 福岡市から約1時間30分
電車
- JR日豊本線 行橋駅
- 平成筑豊鉄道 田川線 行橋駅
バス
- 西鉄バス北九州
- 太陽交通
行橋市は、豊かな自然と歴史、そして活気あふれる街並みが魅力の都市です。ぜひ一度訪れて、行橋市の魅力を体感してみてください。
行橋市についてのクイズ
行橋市は福岡県のどの地域に位置していますか？
行橋市は、福岡県の東部に位置しており、北九州市から南南東約25km、大分県中津市から北西約25kmの場所にあります。この地理的特性を活かし、行橋市は交通の要衝として古くから栄えてきました。さらに、京築地域の拠点都市としての役割を持ちながら、豊かな自然環境と温暖な気候が魅力となっています。行橋市は、その立地から農業や漁業といった産業も盛んで、特に南部は果物の産地として知られています。
行橋市の市の花は何ですか？
行橋市の市の花はコスモスです。コスモスはその可憐な花が秋に咲き誇ることで知られ、市の象徴ともなっています。市内にはコスモス畑があり、秋になると多くの観光客が訪れる人気のスポットとなっています。また、コスモスは行橋市の空を眺めながら、のんびりとしたひと時を楽しむための場所としても最適です。
行橋市の気候はどの気候帯に属していますか？
行橋市の気候は、瀬戸内海式気候に属しており、温暖で過ごしやすいのが特徴です。この気候のおかげで、四季折々の自然を楽しむことができ、特に春には桜が咲き誇り、夏には様々な祭りが開催されるなど、地域の文化や自然が育まれています。秋にはコスモスが見頃を迎え、多くの観光客が訪れるなど、その魅力は多岐に渡ります。ただし、冬場には日本海側の気候の影響を受け、曇りや雨の日も多くなるため、年間を通じての天候の変化に留意する必要があります。
行橋市を代表する歴史的な史跡の名前は何ですか？
行橋市を代表する歴史的な史跡は「御所ヶ谷神籠石」です。これは7世紀頃に築かれた山城の跡で、行橋市中心部の御所ヶ岳や馬ヶ岳周辺に位置しています。約3kmにわたって築かれた城壁は、当時の高度な技術力を示すものであり、国の史跡にも指定されています。訪れることで、歴史を感じながら散策できるスポットとして、多くの観光客に親しまれています。
行橋市の最大の祭りは何ですか？
行橋市の最大の祭りは「行橋祇園祭り」です。この祭りは毎年7月に行われ、多くの観光客と地元住民が参加して盛り上がります。行橋祇園祭りでは豪華な山鉾や屋台が街を練り歩き、その様子は活気に満ちています。祭りは地域の人々の手によって受け継がれ、文化的なイベントとして機能しており、行橋市の重要な観光資源となっています。このようなイベントを通じて、行橋市の魅力をさらに広める機会にもなっています。
