北海道の秘境!豊かな自然と美味しいものが詰まった豊浦町

雄大な噴火湾と緑豊かな山々に囲まれた北海道虻田郡豊浦町。豊富な海の幸、自慢の農産物、そして魅力的な観光スポットなど、見どころ満載の町です。

豊浦町の魅力を探る

北海道の南西部、内浦湾(噴火湾)に面した豊浦町は、雄大な自然と豊かな食文化が調和する魅力的な町です。温暖な気候と肥沃な土地を生かし、農業と水産業が盛んな一方、山林地帯が広がり、豊かな自然に恵まれた環境も持ち合わせています。

豊浦町の地理

豊浦町は、南側に内浦湾、北側に山林地帯という対照的な地形をしています。内浦湾側は断崖絶壁が続き、雄大な景観を呈しています。一方、北側は標高1000mを超える昆布岳など、緑豊かな山々が連なり、ハイキングやトレッキングを楽しむことができます。

豊浦町の自然

  • : 昆布岳(1045.1m)、西昆布岳(804.1m)、金山(500.9m)、ペタヌ山(460.8m)、小花井山(418.4m)、幌扶斯山(ほろふしやま)(412.5m)、大西山(203.2m)など
  • 河川: ベンベ川、貫気別川、新山梨川、オロエンヌキベツ川、ポンベツ川、上泉川、ベタヌ川、ポン別川、壮滝別川、壮滝別奥川、小鉾岸川(おふけしがわ)、豊泉川、ペタヌ川、芝伏川、昆布川、新富川、一の沢川、礼文華川、峠川、目名川など
  • : ベベシレト岬、イコリ岬、茶津崎など
  • その他: 礼文華海岸、ポンベツの滝など

豊浦町の気候

豊浦町は、亜寒帯湿潤気候(Dfb)に属し、内浦湾の影響で温暖な気候となっています。夏は涼しく、冬は比較的温暖ですが、積雪量は多く、特別豪雪地帯に指定されています。

| 豊浦町(大岸)の気候データ(1991年 – 2020年) |
|—|—|
| 月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
| 最高気温記録 °C (°F) | 8.4 (47.1) | 13.0 (55.4) | 14.8 (58.6) | 21.7 (71.1) | 28.7 (83.7) | 29.3 (84.7) | 33.6 (92.5) | 32.7 (90.9) | 30.4 (86.7) | 25.6 (78.1) | 22.3 (72.1) | 14.7 (58.5) | 33.6 (92.5) |
| 平均最高気温 °C (°F) | 0.1 (32.2) | 0.6 (33.1) | 4.3 (39.7) | 10.3 (50.5) | 15.5 (59.9) | 19.0 (66.2) | 22.8 (73) | 24.7 (76.5) | 22.3 (72.1) | 16.4 (61.5) | 8.9 (48) | 2.1 (35.8) | 12.3 (54.1) |
| 日平均気温 °C (°F) | -4.0 (24.8) | -3.6 (25.5) | 0.0 (32) | 5.2 (41.4) | 10.4 (50.7) | 14.8 (58.6) | 19.1 (66.4) | 20.7 (69.3) | 17.2 (63) | 10.6 (51.1) | 4.1 (39.4) | -1.8 (28.8) | 7.7 (45.9) |
| 平均最低気温 °C (°F) | -8.8 (16.2) | -8.7 (16.3) | -4.9 (23.2) | -0.2 (31.6) | 5.3 (41.5) | 11.0 (51.8) | 15.9 (60.6) | 17.1 (62.8) | 12.3 (54.1) | 5.2 (41.4) | -0.6 (30.9) | -6.0 (21.2) | 3.1 (37.6) |
| 最低気温記録 °C (°F) | -20.3 (-4.5) | -20.6 (-5.1) | -17.0 (1.4) | -10.0 (14) | -2.8 (27) | 2.2 (36) | 6.7 (44.1) | 7.9 (46.2) | 2.5 (36.5) | -3.0 (26.6) | -11.5 (11.3) | -20.0 (-4) | -20.6 (-5.1) |
| 降水量 mm (inch) | 70.2 (2.764) | 64.2 (2.528) | 59.5 (2.343) | 69.2 (2.724) | 94.8 (3.732) | 84.8 (3.339) | 134.1 (5.28) | 162.2 (6.386) | 149.1 (5.87) | 108.5 (4.272) | 107.1 (4.217) | 87.3 (3.437) | 1,190.9 (46.886) |
| 降雪量 cm (inch) | 158 (62.2) | 137 (53.9) | 94 (37) | 8 (3.1) | 0 (0) | 0 (0) | 0 (0) | 0 (0) | 0 (0) | 0 (0) | 37 (14.6) | 134 (52.8) | 571 (224.8) |
| 平均降水日数 (≥1.0 mm) | 16.9 | 14.8 | 12.8 | 10.1 | 10.2 | 8.6 | 10.3 | 11.0 | 11.1 | 12.4 | 14.6 | 17.4 | 150.1 |
| 平均月間日照時間 | 105.9 | 109.0 | 152.5 | 188.1 | 191.9 | 149.2 | 124.5 | 141.5 | 166.9 | 155.6 | 111.8 | 99.0 | 1,696 |

豊浦町の歴史

豊浦町は、古くからアイヌ民族が暮らしていた土地です。1798年(寛政10年)には松前藩が会所を設け、その後、北海道開拓に伴い、本土からの移民が続々と入植しました。

沿革

  • 1798年(寛政10年): 松前藩が会所を設ける。
  • 1882年(明治15年): 弁辺村・礼文村が虻田郡各村戸長役場の管轄となる。
  • 1902年(明治35年): 弁辺村・礼文村が合併し、二級町村制弁辺村となる。虻田村(現・洞爺湖町)と組合役場設置。
  • 1909年(明治42年): 虻田村との組合役場を解消。
  • 1918年(大正7年)7月10日: 一部(字静狩)が山越郡長万部村に編入。
  • 1932年(昭和7年)6月: 豊浦村に改称。
  • 1947年(昭和22年)7月1日: 町制施行、豊浦町
  • 1997年(平成9年)10月22日: 道央自動車道豊浦IC開通、同日 道央自動車道豊浦噴火湾PA開設
  • 2002年(平成14年): 豊浦温泉「しおさい」開湯。
  • 2004年(平成16年)7月9日: 道の駅とようらオープン
  • 2005年(平成17年)7月18日: 豊浦町地域交流センター とわにーオープン
  • 2005年(平成17年): 豊浦町漁業系一般廃棄物リサイクルセンター開設

豊浦町の経済

豊浦町は、豊かな自然を生かした農業と水産業が基幹産業となっています。特に、イチゴ、ジャガイモ、アサツキ、ホタテ、豚肉などが特産品として知られています。

産業

  • 農業: イチゴ、ジャガイモ、水稲、アサツキ、乳牛、肉牛、養豚など
  • 水産業: ホタテ、サケ、カレイ、カニ(毛ガニ)、ウニなど

豊浦町の行政

豊浦町は、虻田郡に属し、町長が町政を執り行います。

行政機関

  • 豊浦町役場

豊浦町の地域

豊浦町は、人口約3,500人の小さな町ですが、活気のある地域です。町民は温かく、自然と共存する暮らしを大切にしています。

人口

人口
1970年 7,519人
1975年 6,769人
1980年 6,424人
1985年 6,112人
1990年 5,790人
1995年 6,121人
2000年 5,286人
2005年 4,771人
2010年 4,533人
2015年 4,291人
2020年 3,821人

教育

  • 小学校: 豊浦小学校、大岸小学校、礼文華小学校、いずみの学校初等部
  • 中学校: 豊浦中学校、いずみの学校中等部

豊浦町の交通

豊浦町は、JR室蘭本線と道央自動車道が通っており、比較的アクセスしやすい町です。

鉄道

  • JR北海道室蘭本線: 小幌駅 – 礼文駅 – 大岸駅 – 豊浦駅

バス

  • 道南バス
  • 豊浦町営バス

道路

  • 道央自動車道: 豊浦IC – 豊浦噴火湾PA
  • 国道37号
  • 国道230号

豊浦町の観光

豊浦町は、雄大な自然と豊かな食文化を楽しむことができる観光地です。

観光スポット

  • 噴火湾展望公園: 内浦湾の雄大なパノラマを望むことができる展望台。
  • カムイチャシ史跡公園: アイヌ民族の集落跡で、歴史を感じることができる公園。
  • 豊浦温泉: 温泉施設があり、日々の疲れを癒すことができます。
  • インディアン水車公園: 水車小屋があり、昔懐かしい風景を楽しむことができます。
  • 森林公園: 豊かな自然に囲まれた公園で、森林浴を楽しむことができます。
  • 文学碑公園: 詩人・石川啄木の文学碑が建ち、文学を愛する人におすすめのスポット。
  • 小幌駅: 鉄道以外ではアクセスが困難な秘境駅で、鉄道ファンに人気。

名産品

  • イチゴ: 豊浦町は、イチゴの産地として有名です。
  • アサツキ: 豊浦町は、アサツキの生産量日本一を誇ります。
  • ジャガイモ: 豊浦町は、ジャガイモの産地としても知られています。
  • ホタテ: 豊浦町は、ホタテの養殖発祥地としても有名です。
  • 豚肉: 豊浦町は、豚肉の生産量北海道一を誇ります。

豊浦町を訪れる人に

豊浦町は、自然と食文化を楽しみたい人におすすめの町です。雄大な噴火湾を眺めながら新鮮な海の幸を味わったり、緑豊かな山々を散策したり、温泉でリラックスしたりと、心身ともにリフレッシュできる場所です。ぜひ一度訪れてみてください。

豊浦町についてのクイズ

豊浦町が面する湾は何ですか?

豊浦町は北海道の南西部に位置し、内浦湾(噴火湾)に面しています。この内浦湾は、町の南側に壮大な海の景色をもたらすと同時に、温暖な気候をもたらす要因ともなっています。内浦湾は地元の漁業にとっても重要で、新鮮な海の幸が豊富に獲れるため、水産業が盛んです。また、内浦湾に面した断崖絶壁の美しい景観は訪れる人々を魅了します。内浦湾は、観光スポットとしても多くの人々に親しまれており、豊かな自然環境は多様なアクティビティを提供しています。

豊浦町の代表的な農産物は何ですか?

豊浦町は、北海道の豊かな自然を生かした農業が盛んです。その中でも特にイチゴは、豊浦町の代表的な農産物として知られています。豊浦町の温暖な気候と肥沃な土地は、甘くて美味しいイチゴの生産に適しており、町の特産品として多くの観光客にも人気です。また、ジャガイモやアサツキ、乳牛、肉牛なども生産され、地域に根ざした農業が行われています。これらの農産物は、新鮮で質が高いため、地元の飲食店でも大変重宝されています。

豊浦町の気候はどのような特性がありますか?

豊浦町は亜寒帯湿潤気候(Dfb)に属し、内浦湾の影響を受けて温暖な気候が特徴です。この気候は、夏は比較的涼しく、冬は積雪が多いことが特長です。また、特別豪雪地帯に指定されており、冬季には大量の降雪が見られます。降水量も多く、夏には湿度が高くなりますが、農業に適した環境といえます。春から秋にかけては穏やかな気候が続き、豊浦町の美しい自然を楽しむには最適なシーズンです。

豊浦町の温泉名は何ですか?

豊浦町には、日々の疲れを癒す「豊浦温泉」があります。この温泉は、豊かな自然に囲まれた場所に位置し、多くの観光客に親しまれています。温泉の泉質は肌に優しく、リラックス効果が高いため、訪れた人々は心身共にリフレッシュすることができます。また、温泉地の周辺にも美しい景観が広がっており、温泉を楽しんだ後に自然散策をすることもおすすめです。豊浦温泉は、地域の食文化とともに訪れるべき魅力的なスポットです。