兵庫県多可町：山田錦、杉原紙、敬老の日の発祥の地！豊かな自然と文化が息づく町

兵庫県の中央部に位置する多可町は、豊かな自然と歴史、そして活気あふれる文化が調和する魅力的な町です。酒米の代名詞「山田錦」、伝統的な手漉き和紙「杉原紙」、そして国民の祝日「敬老の日」発祥の地として知られています。今回は、そんな多可町の魅力をたっぷり紹介します！

多可町ってどんなところ？

多可町は、2005年に中町、加美町、八千代町の3町が合併して誕生しました。兵庫県北播磨県民局に属し、人口は約17,749人（2024年8月1日推計）。面積は185.19km²で、人口密度は95.8人/km²です。

町の木はケヤキ、杉、ヒノキ、町の花はノギク、シュンラン、ササユリ、町の鳥はキジと、自然豊かな環境を表すシンボルが制定されています。

多可町の魅力を深掘り！

1. 自然豊かな多可町

多可町は、緑豊かな山々、清流、そして人造湖や溜め池など、自然に恵まれた町です。

山々

• 千ヶ峰 (1,005m)：笠形山千ヶ峰県立自然公園の一部で、ハイキングや登山に最適です。
• 笠形山 (939m)：千ヶ峰と並んで、多可町のシンボル的な山です。
• 妙見山 (693m)：山頂からは、雄大な景色を一望できます。

河川

• 杉原川
• 野間川
• 思出川: 大男が流した涙が、この川になったとの伝説が残っています。

湖沼

• 翠明湖 (糀屋ダム)：人造湖で、周辺は翠公園として整備されています。湖畔では、釣りやボート遊びを楽しむことができます。
• 牧野大池: 溜め池で、満水時の面積は68,000m²です。

2. 多可町の歴史と文化

多可町には、長い歴史と伝統文化が息づいています。

発祥の地

多可町は、次の3つの「発祥の地」として知られています。

• 山田錦: 酒米として日本を代表する「山田錦」は、多可町中区岸上発祥の説が有力です。道の駅「山田錦発祥のまち・多可」があり、町内では山田錦の生産も盛んです。
• 杉原紙: 多可町加美区北部は、手漉き和紙の「杉原紙」発祥の地です。杉原紙研究所や和紙博物館、道の駅「杉原紙の里・多可」などがあり、伝統的な和紙文化を体験することができます。
• 敬老の日: 多可町八千代区では、1947年に日本で初めて「敬老会」が開催されました。これが「敬老の日」制定のきっかけとなり、現在も「敬老の日提唱の地」として記念されています。

伝統文化

• 杉原紙: 多可町加美区北部では、古くから手漉き和紙の「杉原紙」が生産されてきました。現在も杉原紙研究所で伝統的な製法を受け継ぎ、杉原紙が制作されています。
• 山田錦: 多可町は「山田錦」の発祥の地であり、酒造りが盛んです。町内には、日本酒の蔵元も数多く存在します。

郷土芸能

• 多可町には、伝統的な芸能も数多く残っています。例えば、八千代区では、毎年8月に「八千代盆踊り」が開催され、地域住民が踊りを楽しむ姿が見られます。

3. 多可町の観光スポット

多可町には、自然、歴史、文化を満喫できる様々な観光スポットがあります。

自然を満喫できるスポット

• 岩座神の棚田: 日本の棚田百選に選ばれた、美しい棚田です。
• 千ヶ峰 (笠形山千ヶ峰県立自然公園): 多可町を代表する山で、ハイキングや登山を楽しむことができます。
• 兵庫県立北播磨余暇村公園: 広大な敷地内には、遊園地、キャンプ場、バーベキュー広場などがあります。
• 翠明湖 (糀屋ダム): 人造湖で、周辺は翠公園として整備されています。湖畔では、釣りやボート遊びを楽しむことができます。
• なかの・やちよの森公園: 自然いっぱいの公園で、遊具や散策路があります。

歴史と文化に触れるスポット

• 杉原紙研究所: 伝統的な手漉き和紙「杉原紙」を製造している施設です。見学や体験ができます。
• 鍛冶屋線記念館: かつて多可町を走っていた鍛冶屋線の歴史を伝える施設です。
• 道の駅「杉原紙の里・多可」: 杉原紙や地元の特産品を販売しています。
• 東山古墳群: 古墳時代から続く歴史を感じることができる場所です。
• 安海寺: 古刹で、歴史を感じることができます。

その他

• ラベンダーパーク多可: 季節の花々が咲き乱れる、美しい公園です。
• セントラルサーキット: モータースポーツを楽しむことができるサーキット場です。
• ホタルの里 (俵田): ホタルの幻想的な光を楽しむことができます。

4. 多可町のイベント

多可町では、一年を通して様々なイベントが開催されています。

• 山田錦まつり: 毎年10月に行われる、山田錦をテーマにしたイベントです。
• 杉原紙まつり: 毎年11月に行われる、杉原紙をテーマにしたイベントです。
• 八千代盆踊り: 毎年8月に行われる、伝統的な盆踊りです。
• 多可町花火大会: 毎年夏に開催される、迫力満点の花火大会です。

多可町で過ごす

多可町は、都会の喧騒から離れて、ゆったりと過ごしたい人におすすめです。豊かな自然の中で、ハイキングやサイクリングを楽しむことができます。また、伝統文化に触れる体験や、美味しい地元の食材を味わうこともできます。

多可町へのアクセス

• 車: 中国自動車道「西脇IC」から約15分
• 電車: JR西日本加古川線「西脇市駅」から神姫バス乗車、約30分

まとめ

多可町は、自然、歴史、文化が調和した魅力的な町です。都会の喧騒から離れて、ゆったりと過ごしたい人におすすめです。

• 「山田錦」発祥の地: 酒米の代名詞として知られる山田錦は、多可町発祥の説が有力です。
• 「杉原紙」発祥の地: 伝統的な手漉き和紙の杉原紙は、多可町加美区北部発祥です。
• 「敬老の日」発祥の地: 多可町八千代区では、日本で初めて「敬老会」が開催されました。

多可町を訪れて、豊かな自然と文化に触れてみてはいかがでしょうか。

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