京都府京田辺市:緑豊かな自然と歴史が香る、住み心地抜群の街
京都府の南部に位置する京田辺市は、大阪府・奈良県との府県境近くにある、三府県の三角地帯の中央部に位置する街です。生駒山系と木津川に挟まれた自然豊かな環境と、歴史的な建造物や文化施設が調和した、住み心地抜群の街として知られています。
概要
京田辺市は、古くから茶の産地として栄え、近年では京都市や大阪市のベッドタウンとして発展を遂げてきました。JR学研都市線や近鉄京都線が通り、交通アクセスも良好です。市内には同志社大学京田辺キャンパスや同志社女子大学京田辺キャンパスなど、教育機関も充実しており、若い世代も多く住んでいます。
地理
広袤
京田辺市の東西南北それぞれの端は以下の位置で、東西の長さは5.5 km、南北の長さは10.9 kmです。
- 東:北緯34度48分30秒 東経135度48分24秒
- 西:北緯34度50分40秒 東経135度42分46秒
- 南:北緯34度47分23秒 東経135度47分15秒
- 北:北緯34度51分27秒 東経135度46分03秒
地形
京田辺市は、西側に生駒山地から連なる丘陵地帯、東側に木津川に沿う平野という、変化に富んだ地形をしています。
山岳
- 生駒山地: 市の西側を南北に走る山地で、市内最高峰の甘南備山(標高437.2 m)などがあります。
河川
- 木津川: 市の東側を南北に流れる、淀川水系の河川です。
- 防賀川: 木津川の支流で、市内を西から東へ流れています。
地域
京田辺市は、1951年4月の5町村合併前の旧町村域により、大住地区・田辺地区・草内地区・三山木地区・普賢寺地区の5地区に分けられています。
地域名 | 地区名 | 町名・旧大字名 | 郵便番号 | 備考 |
---|---|---|---|---|
北部地域 | 大住地区 | 大住、大住ヶ丘、花住坂、松井、松井ヶ丘、山手中央、山手東、山手西、山手南 | 610-0343 | |
中部地域 | 田辺地区 | 甘南備台、河原、興戸、薪、田辺、田辺中央 | 610-0331 | |
中部地域 | 草内地区 | 飯岡、草内、東 | 610-0311 | |
南部地域 | 三山木地区 | 同志社山手、宮津、三山木 | 610-0313 | |
南部地域 | 普賢寺地区 | 多々羅、打田、高船、天王、普賢寺、水取 | 610-0321 |
気候
京田辺市は、温暖な瀬戸内海式気候に属し、年間を通して過ごしやすい気候です。
- 最高気温:39.0℃(2007年8月16日)
- 最低気温:-6.8℃(1981年2月27日)
- 年間降水量:1,429.8 mm
歴史
近代
- 1889年(明治22年):市制町村制の施行により、田辺村、大住村、草内村、三山木村、普賢寺村が誕生。
近現代
- 1906年(明治39年):田辺村が町制を施行し、田辺町となる。
- 1951年(昭和26年):大住村、草内村、三山木村、普賢寺村が田辺町に編入合併される。
- 1997年(平成9年):田辺町が市制施行し、京田辺市となる。
政治
行政
- 市長:上村 崇(2019年4月30日就任、1期目)
議会
- 市議会:定数20
出先機関・施設
国家機関
- 厚生労働省:京都労働局 京都田辺公共職業安定所(ハローワーク)
施設
警察
- 京都府警察 田辺警察署
消防
- 京田辺市消防本部
医療・福祉
- 田辺中央病院
- 田辺記念病院
- 田辺病院
郵便局
- 山城田辺郵便局
- 草内郵便局
- 田辺三山木郵便局
- 新田辺郵便局
- 大住郵便局
- 京都田辺大住ケ丘郵便局
- 京田辺松井山手郵便局
- 京都田辺河原郵便局
図書館
- 京田辺市立中央図書館
- 京田辺市立中央図書館北部分室
- 京田辺市立中央図書館中部分室
公園
- 田辺公園
- 田辺木津川運動公園
- 草内木津川運動公園
文化施設
- 京田辺市社会福祉協議会
- 社団法人京田辺市シルバー人材センター
- NPO法人京田辺市社会体育協会
- 京田辺市立田辺中央体育館
- 京田辺市野外活動センター
- 山城地域活動支援センター
対外関係
姉妹都市・提携都市
- 千葉県習志野市(災害時相互協定)
経済
第一次産業
農業
- 茶(宇治茶など)
第二次産業
工業
- 椿本チエイン 京田辺工場
- 大日本印刷 京都工場
- 明治 京都工場
- リンガーハット 京都工場
- BYDジャパン 京都事業所
- コミタクモビリティサービス 京田辺営業所
第三次産業
商業
- アル・プラザ京田辺
- フォレストモール京田辺
- ブランチ松井山手
- フレスト松井山手店
情報・生活
ライフライン
- 電力:関西電力
- ガス:大阪ガス
- 上下水道:京都府営水道、京田辺市上下水道部
- 電信:NTT西日本
教育・研究機関
大学
- 同志社大学京田辺キャンパス
- 同志社女子大学京田辺キャンパス
高等学校
- 京都府立田辺高等学校
- 同志社国際高等学校
中学校
- 京田辺市立田辺中学校
- 京田辺市立大住中学校
- 京田辺市立培良中学校
- 同志社国際中学校
小学校
- 京田辺市立大住小学校
- 京田辺市立田辺小学校
- 京田辺市立草内小学校
- 京田辺市立三山木小学校
- 京田辺市立普賢寺小学校
- 京田辺市立田辺東小学校
- 京田辺市立松井ヶ丘小学校
- 京田辺市立薪小学校
- 京田辺市立桃園小学校
幼児教育
幼稚園
- 京田辺市立田辺幼稚園
- 京田辺市立田辺東幼稚園
- 京田辺市立草内幼稚園
- 京田辺市立大住幼稚園
- 京田辺市立三山木幼稚園
- 京田辺市立松井ケ丘幼稚園
- 京田辺市立薪幼稚園
- 京田辺市立普賢寺幼稚園
- 学校法人 京都南カトリック学園 聖愛幼稚園
- 学校法人 雑創の森学園 そよかぜ幼稚園
その他の学校
- NPO法人京田辺シュタイナー学校
- 京都インターナショナルユニバーシティー
交通
鉄道
- JR西日本 片町線(学研都市線):松井山手駅 – 大住駅 – 京田辺駅 – 同志社前駅 – JR三山木駅
- 近畿日本鉄道 京都線:新田辺駅 – 興戸駅 – 三山木駅 – 近鉄宮津駅
バス
路線バス
- 京阪バス
- 京都京阪バス
- 奈良交通
高速バス
- 関西国際空港、東京、成田国際空港・銚子、長野、静岡、名古屋など
道路
高速道路
- E1A新名神高速道路:城陽JCT/IC – 八幡京田辺JCT/IC
- E89第二京阪道路:京田辺TB – 京田辺松井IC – 京田辺PA
- E24京奈和自動車道:田辺北IC – 田辺西IC
国道
- 国道1号バイパス
- 国道24号
- 国道307号
府道
- 京都府道22号八幡木津線
- 奈良県道・京都府道65号生駒井手線
- 大阪府道・京都府道71号枚方山城線
- 京都府道251号富野荘八幡線
- 大阪府道・京都府道736号交野久御山線
- 京都府道801号京都八幡木津自転車道線
観光
名所・旧跡
- 酬恩庵(一休寺)
- 観音寺
- 法華寺
- 法泉寺
- 棚倉孫神社
- 月読神社
- 朱智神社
- 佐牙神社
- 酒屋神社
- 大住車塚古墳
- 甘南備山
文化・名物
祭事・催事
- 全国小学生ハンドボール大会
名産・特産
- 茶(宇治茶)
スポーツ
- 京都サンガF.C.
- 同志社大学フットサルクラブTREBOL
- ニチダイ硬式野球部
出身関連著名人
出身著名人
- 喜多川孝経
- 藤林普山
- 村田良平
- 西阪慶眞
- ロクニシコージ
- 橋本健太郎
- 六車拓也
- 松岡佑起
- 高尾憲司
- ヘンプヒル恵
- 河添香織
- 新タ悦男
- 田辺青蛙
- 江尻立真
- 川合達彦
- 戸根千明
- 植木一智
- 大塚靖治
- 新菜かほ
- 天舞音さら
- モモ (歌手)
- 大倉士門
- 山田晏子
- 小合麻由佳
- YUKINO
関連著名人
- 一休宗純
- 鈴木智博
- 袋中
マスコット
- キララちゃん
- 一休さん
脚注
注釈
- 市内に一休宗純が晩年を過ごした酬恩庵(一休寺)がある。
関連項目
- 山城国
- 日本の地方公共団体一覧
- 京田辺警察官殺害事件
- 全国小学生ハンドボール大会
- 京田辺市消防本部
- 大住ヶ丘団地
- 松井ヶ丘
- 薪荘
- 大住村
- 草内村
- 三山木村
- 普賢寺村
- 中心山荘
外部リンク
- 公式ウェブサイト
- きょうたナビ
- 京田辺市 (citykyotanabePR) – Facebook
- 京田辺市役所 – YouTubeチャンネル
- 京田辺市に関連する地理データ – オープンストリートマップ
- 地図 – Google マップ
- 京田辺市 (@kyotanabe_city) – LINE公式アカウント
まとめ
京田辺市は、自然豊かで住み心地の良い街として知られています。歴史的な建造物や文化施設も多く、観光にも最適です。交通アクセスも良好で、教育機関も充実しており、若い世代も多く住んでいます。近年では、都市開発が進み、商業施設も増加しています。今後も発展が期待される街です。
京田辺市についてのクイズ
京田辺市はどのような地理的特徴を持っていますか?
京田辺市は生駒山系と木津川に挟まれた自然豊かな環境を有し、西側には生駒山地から連なる丘陵地帯、東側には木津川に沿う平野があります。このように多様な地形を持つことから、豊富な自然や風景を楽しむことができ、住環境としても魅力的です。特に生駒山地に位置する甘南備山が市内最高峰であり、登山やハイキングが行えるスポットとしても知られています。また、木津川が流れることにより、河川環境も整い、地元住民にとっては憩いの場となっており、多様な生態系も育まれています。これらの地理的特徴は、京田辺市の自然環境のみならず、歴史的にも重要な役割を果たしてきた要因の一部であると言えます。
京田辺市が発展した主な理由の一つは何ですか?
京田辺市は、JR学研都市線や近鉄京都線が通っており、交通アクセスが非常に良好です。この便利な交通網は、京都市や大阪市のベッドタウンとしての発展を促進し、多くの人々が通勤や通学に利用しています。このため市内の人口も増加し、商業施設の増加や都市開発も進んでいます。交通利便性が高いことで、住みやすい環境が確保できるため、多くの若い世代が移り住むことになり、教育機関の充実にもつながっています。また、近年では観光資源の開発も進められ、観光地としても注目されていますが、まずは交通の利便さが市の発展の基盤となっています。
京田辺市の気候はどのような特徴がありますか?
京田辺市は温暖な瀬戸内海式気候に属しており、年間を通じて過ごしやすい気候が特徴です。最高気温は39.0℃と高めではありますが、この気候は四季折々の変化を楽しめるため、自然とふれあう活動が豊富です。また、冬季でも厳しい寒さにはならず、最低気温が-6.8℃であることから畑作物や果樹栽培にも適した環境です。このような気候は、農業においても茶(特に宇治茶など)の生産に寄与しており、周囲の自然や文化が互いに影響を与え合っています。これにより、京田辺市は居住環境として快適であると同時に、経済的にも持続可能な発展が期待される地域となっています。
京田辺市にある著名な教育機関は何ですか?
京田辺市には同志社大学京田辺キャンパスや同志社女子大学京田辺キャンパスがあり、これらの教育機関は市内の象徴的な存在です。同志社大学は日本で名を馳せる私立大学の一つであり、そのキャンパスは自然に囲まれた静かな環境に位置しています。中でも、キャンパス内の充実した設備や学習環境は、学生たちに高い教育を提供するための重要な要素です。また、教育機関の存在は、地域社会に若者を集め、活気をもたらし、市全体の文化や経済にも良い影響を与えています。このように、京田辺市は教育環境が整っており、そのための充実した支援や活動が行われていることが若い世代の居住促進にもつながっています。
京田辺市の主な農産物は何ですか?
京田辺市は古くから茶の産地として知られており、特に宇治茶などの高品質なお茶が生産されています。この地域で育まれるお茶は、その味わいや香りの良さで広く評判を得ており、観光客にも人気があります。茶の栽培には、主に温暖な気候とその特有の地形が適しており、手入れの行き届いた茶畑が市内の風景に美しい景観を提供しています。茶産業は地域の重要な経済基盤ともなっており、地元の文化や歴史にも深く根ざした存在です。地元の茶を楽しむことで、京田辺市の自然や歴史を感じることができ、特に観光活動にもつながっています。このように、京田辺市の茶は地域の重要な資源となっており、今後もその魅力が引き続き評価されています。