福岡県田川郡糸田町：豊かな自然と歴史が息づく、魅力あふれる町

糸田町は、福岡県の中央部、筑豊地域の北東部に位置する、人口約8,000人の町です。豊かな自然と歴史に恵まれたこの町は、近年では、個性的な観光スポットや町おこしイベントが注目を集めています。今回は、糸田町の魅力を余すことなく紹介します。

自然と歴史が織りなす風景

糸田町は、東部は盆地、西部は山地という、変化に富んだ地形をしています。町の中心部を流れる中元寺川沿いは、緑豊かな田園風景が広がり、のどかな雰囲気に包まれています。一方、西部には、古来より交通の要衝として栄えた烏尾峠があり、雄大な山並みがそびえ立っています。

糸田町のシンボル「泌泉（たぎり）」

糸田町の名前の由来ともなっている「泌泉（たぎり）」は、町の中心部にある湧泉です。古くから人々の生活を支えてきたこの湧泉は、現在も豊かな水をたたえ、町のシンボルとして親しまれています。

自然と歴史が調和する観光スポット

糸田町には、自然と歴史を感じることができる魅力的な観光スポットが数多く存在します。

• 宮山古墳: 古墳時代後期に築かれた前方後円墳で、町の歴史を物語る貴重な遺跡です。
• 水落の滝: 烏尾峠に位置する、雄大な自然美を誇る滝です。四季折々の美しい景色を楽しむことができます。
• 新烏尾公園: 烏尾峠の旧街道沿いに整備された公園で、豊かな自然の中、散策を楽しむことができます。公園から飯塚市側への街道は「筑豊緑地 烏尾峠遊歩道」として整備されており、市町境付近には豊前国・筑前国の国境石が置かれています。

活気あふれるイベント

糸田町では、一年を通して様々なイベントが開催され、町民の活気に満ち溢れています。

糸田祇園山笠

毎年5月の第2土曜・日曜に開催される、糸田町の夏の風物詩です。町内各地区から豪華な山笠が繰り出し、町を熱気に包みます。山笠が集結するフェスティバルパーク糸田は、かつての糸田町役場跡地であり、歴史を感じながらイベントを楽しむことができます。

糸田町で体験できること

糸田町では、豊かな自然を満喫できるアクティビティや、歴史に触れる体験など、様々な楽しみ方ができます。

自然と触れ合う

• ハイキング: 烏尾峠や水落の滝周辺など、自然豊かな山道を歩くハイキングは、爽快な気分を味わえます。
• サイクリング: 平坦な道が多い糸田町は、サイクリングにも最適です。田園風景や山々を眺めながら、ゆったりとサイクリングを楽しめます。
• キャンプ: 烏尾峠や町内の公園など、キャンプを楽しむ場所もたくさんあります。星空の下、自然の中で過ごす時間は格別です。

歴史に触れる

• 歴史探訪: 宮山古墳や国境石など、町の歴史を物語る史跡を巡る歴史探訪は、糸田町の魅力を深く知ることができます。
• 伝統文化体験: 糸田町には、古くからの伝統文化が受け継がれています。伝統工芸品作りや民謡などを体験することで、糸田町の文化に触れることができます。

糸田町へのアクセス

糸田町へのアクセスは、以下の通りです。

• 鉄道: 平成筑豊鉄道糸田線 糸田駅下車
• バス: 西鉄バス筑豊 糸田口バス停下車

糸田町の魅力を再発見

糸田町は、豊かな自然と歴史、そして温かい人々に恵まれた、魅力あふれる町です。自然に囲まれた静かな環境で、ゆっくりと過ごすのも良し、活気あふれるイベントに参加するのも良し、様々な楽しみ方ができます。ぜひ糸田町を訪れて、その魅力を体感してみてください。

脚注

1. ^ a b 町指定文化財 第7号 国境石（史跡） – 糸田町ホームページ
2. 日外アソシエーツ編集部編 編『日本災害史事典 1868-2009』日外アソシエーツ、2010年、148頁。ISBN 9784816922749。
3. 「政治よ追いつけ1 エネルギー革命 進歩の陰に犠牲続出」『朝日新聞』1969年（昭和44年）12月15日夕刊 3版 10面
4. 糸田町議会だより 第18号 8ページ – 2018年（平成30年）8月発行。
5. 福岡県立図書館「田川郡全図 1936（昭和11）年」より。資料当時は町制施行前なので、糸田村役場と記載されている。
6. 糸田祇園山笠 – 糸田町ホームページ
7. 町指定文化財 第4号 泌泉（史跡） – 糸田町ホームページ
8. 水落の滝 – 糸田町ホームページ
9. 水落の滝（田川お出かけ案内） – 田川郡商工会 女性部
10. 田川市立図書館「田川市史 上巻」を参照。

外部リンク

• 公式ウェブサイト
• 糸田町 (town.itoda) – Facebook

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