北海道夕張郡長沼町:ハイジ牧場とカボチャの空中栽培が魅力の町

北海道空知地方南部に位置する長沼町は、ハイジ牧場やカボチャの空中栽培など、自然と触れ合いながら楽しめる観光スポットが魅力の町です。歴史と文化、そして豊かな自然が調和する長沼町の魅力をご紹介します。

長沼町の概要

長沼町は、北海道空知総合振興局管内南部に位置し、北広島市の東に隣接する町です。町名は、開拓前に町域にあった河跡湖(三日月湖)の細長い沼に由来しています。アイヌ語で「タンネ・ト」tanne-to[細長い・沼] と呼ばれていたそうです。

長沼町の基本情報

項目 内容
面積 168.52 km²
人口 10,023人 (2024年7月31日)
人口密度 59.5 人/km²
隣接自治体 岩見沢市、夕張郡栗山町、由仁町、空知郡南幌町 石狩振興局:千歳市、恵庭市、北広島市
町の木 エゾヤマザクラ
町の花 ライラック
町の鳥 カッコウ

長沼町の地理

長沼町は、東部は丘陵地帯(馬追(マオイ)の丘)、西部は平野が広がる地形をしています。

  • 山: 長官山
  • 河川: 夕張川、旧夕張川、千歳川

長沼町の歴史

長沼町の開拓は1887年(明治20年)に始まり、その後、1892年(明治25年)に長沼村が成立しました。1952年(昭和27年)に町制施行され、長沼町となりました。

長沼町の主な歴史

  • 1887年(明治20年) 開基。
  • 1892年(明治25年) 長沼村成立。
  • 1902年(明治35年) 二級町村制、夕張郡長沼村
  • 1952年(昭和27年) 町制施行、長沼町
  • 1968年(昭和43年) 防衛庁(現:防衛省)が地対空ミサイル「ナイキ-J(ナイキ・ハーキュリーズ)」部隊一個中隊を長沼町馬追山に配備することを発表。
  • 1971年(昭和46年) ミサイル部隊が移駐する。
  • 1973年(昭和48年) 旧・水沢市(現:奥州市)と姉妹都市提携。
  • 1974年(昭和49年) 夕張鉄道の旅客輸送が廃止。
  • 1987年(昭和62年) 長沼町開基100年。
  • 1994年(平成6年) ナイキの運用が終了しパトリオットミサイル配備。
  • 1997年(平成9年) 道の駅マオイの丘公園完成。
  • 2013年(平成25年) 「非核・平和のまち宣言」採択。

長沼町の経済

長沼町では、農業(稲作、畑作、果樹栽培)が盛んです。特に、味付けジンギスカンレジャー施設ハイジ牧場が有名です。近年では、カボチャの空中栽培も注目されています。

長沼町の主な産業

  • 農業: 稲作、畑作、果樹栽培
  • 観光: ハイジ牧場、道の駅マオイの丘公園、長沼温泉など
  • 製造業: DHC長沼工場、ホクレン農業総合研究所など

長沼町の観光

長沼町には、自然と触れ合いながら楽しめる観光スポットが数多くあります。

長沼町の主な観光スポット

  • ハイジ牧場: アルプスの少女ハイジをテーマにした牧場。羊やヤギと触れ合ったり、乗馬体験ができたりと、子供も大人も楽しめる人気のスポットです。
  • 道の駅マオイの丘公園: 馬追丘陵の広大な敷地にある道の駅。四季折々の花が咲き乱れる美しい公園で、展望台からは雄大な景色を一望できます。
  • 長沼温泉: 日帰り温泉施設。温泉はアルカリ性単純温泉で、神経痛や筋肉痛などに効果があるとされています。
  • 馬追丘陵(マオイの丘): 丘陵全体が公園になっており、ハイキングやサイクリングを楽しむことができます。
  • 馬追運河: 夕張川から取水された水を活用した運河。周辺には遊歩道が整備されており、散策を楽しむことができます。
  • 長沼スキー場: 冬にはスキーやスノーボードを楽しむことができます。
  • マオイオートランド: カートや四輪バギーなどのモータースポーツを楽しむことができます。
  • 長沼町勇獅子舞保存会: 長沼町の伝統芸能である勇獅子舞を保存・伝承する団体。

長沼町のイベント

長沼町では、一年を通して様々なイベントが開催されています。

長沼町の主なイベント

  • マオイ夢祭り(8月): 長沼町総合公園で開催される夏祭り。花火大会や音楽イベントなど、様々な催しが行われます。
  • 夕やけ市(5月〜9月、第4土曜日): 長沼町本通商店街で開催される夜市。地元産の農産物や特産品などが販売されます。

長沼町のまとめ

長沼町は、豊かな自然と歴史文化が調和する魅力的な町です。ハイジ牧場やカボチャの空中栽培など、都会では味わえない体験ができるのも魅力です。ぜひ、長沼町を訪れて、その魅力を体感してみてください。

長沼町についてのクイズ

長沼町の面積はどのくらいですか?

長沼町の面積は168.52 km²です。この町は北海道空知地方南部に位置し、自然環境が豊かで、平野と丘陵地が混在する地形が特徴。また、隣接する自治体には岩見沢市や千歳市などがあります。長沼町は、日本の大地の美しさを感じられる場所として訪れる人々に親しまれています。面積が168.52 km²ということは、町内にはさまざまな自然景観や農地が広がっていることを意味しています。長沼町は、観光やレジャーを楽しむためのスポットも多く、特にハイジ牧場や道の駅マオイの丘公園といった場所が人気です。

長沼町の開基年はいつですか?

長沼町の開基は1887年(明治20年)に始まり、その後1892年(明治25年)に長沼村が成立しました。この開基の年は、北海道の開拓の歴史における重要な出来事です。長沼町は、他の地域とは異なる自然環境を持ち、独自の文化が育まれてきました。町名の由来となる河跡湖(三日月湖)の存在も、開基時の自然環境を表しています。1952年(昭和27年)には町制施行により、**長沼町**としての現在の形になりました。

長沼町の主な産業は何ですか?

長沼町の主な産業は農業です。特に稲作、畑作、果樹栽培が盛んに行われています。この地域は、豊かな自然の恵みを受けることができ、質の高い農産物の生産地として知られています。その中でも、**味付けジンギスカン**や最近では**カボチャの空中栽培**が注目を集めており、観光客にも人気です。また、ハイジ牧場などの観光施設も経済に貢献しており、観光業も重要な役割を果たしていますが、主としては農業が地域を支える基盤となっています。