東京から一番遠い街!島根県江津市の魅力を徹底解剖!

「東京から一番遠い街」として知られる島根県江津市。豊かな自然と歴史、そして温かい人情あふれるこの街には、都会では味わえない魅力が詰まっています。今回は、江津市の魅力を徹底的に解剖し、その隠れた魅力をご紹介します。

江津市の概要

江津市は、島根県の西部、石見地方に位置する人口約2万人の小さな街です。山陰地方で最も人口が少なく、島根県内でも最も面積が狭い市でもあります。

江の川が流れ込む日本海に面した立地と、周囲を山々に囲まれた自然豊かな環境が特徴です。また、古くから港町として栄え、歴史的な建造物や文化遺産も多く残されています。

江津市の歴史

江津市は、古くは「郷田」または「郷津」と呼ばれ、江の川の渡津集落から発展しました。舟運と日本海の海運の要所として、古くから栄えていました。

近世には幕府領(天領)となり、山陰道が通る中心部には廻船問屋や倉庫が立ち並び、大森銀山につぐ石見国第二の町として賑わいました。

明治時代には山陰本線の開通により、舟運は衰え、商業の中心が浜田に移りました。しかし、江の川の水資源と砂丘を利用した工場誘致により、再び活気を取り戻しました。

1954年に市制施行され、2004年には隣接する桜江町と合併し、現在の江津市となりました。

江津市の歴史年表

  • 1920年(大正9年)12月25日: 石見江津駅(現:江津駅)が開業。
  • 1926年(昭和元年): 片倉製糸(現:片倉工業)が進出、片倉江津製糸を設立。
  • 1954年(昭和29年)4月: 市制施行。「江津市歌」および「江津市音頭」を制定。
  • 1973年(昭和48年)11月8日: 市民憲章・市の木・市の花を制定。
  • 2004年(平成16年)10月1日: 桜江町との合併に伴い、新市章・市民憲章を制定。
  • 2018年(平成30年)4月1日: 三江線が全線廃止。

江津市の魅力

江津市には、豊かな自然、歴史、文化など、多くの魅力があります。

1. 豊かな自然

江津市は、周囲を山々に囲まれ、江の川が流れ込む日本海に面した、自然豊かな街です。

・江の川: 中国地方最大の河川で、江津市では日本海に注ぎます。川沿いを散策したり、カヌーや釣りを楽しんだりすることができます。
・大崎鼻: 日本海に突き出た断崖絶壁で、雄大な景色を眺めることができます。
・千丈渓: 島根県立自然公園に指定された渓谷で、美しい紅葉や新緑を楽しむことができます。

2. 歴史と文化

江津市には、古くからの歴史を感じることができる歴史的な建造物や文化遺産が多く残っています。

・山辺神宮: 江津市街を見下ろす丘陵地に鎮座する、歴史ある神社です。
・多鳩神社: 江津市の中心部にある神社で、地元の人々に親しまれています。
・小川家雪舟庭園: 江戸時代に建てられた豪商の屋敷跡で、庭園は国の史跡に指定されています。
・石見焼: 江津市で作られる伝統的な陶器で、素朴な美しさが魅力です。

3. 温泉

江津市には、日々の疲れを癒す温泉があります。

・有福温泉: 江津市の中心部にある温泉で、古くから湯治場として知られています。
・風の国温泉: 温泉とサウナ、食事処を備えた日帰り温泉施設です。
・上津井温泉: 山間部に位置する、静かな温泉です。

4. イベント

江津市では、一年を通じて様々なイベントが開催されます。

・江の川祭り: 8月16日に開催される、江津市を代表する夏祭りです。
・山辺神宮祇園祭: 7月第3日曜日に開催される、山辺神宮の祭礼です。
・石見神楽: 江津市を含む石見地方で伝承される神楽で、迫力のある舞が特徴です。

江津市でおすすめの観光スポット

江津市には、様々な観光スポットがあります。

1. パレットごうつ

江津市の中心部にある複合施設で、商業施設、映画館、図書館、ホールなどがあります。

2. 江津市総合市民センター

江津市の中心部にある、市民向けの施設です。

3. 今井美術館

石見焼や日本画、書道などを展示する美術館です。

4. 島根県立しまね海洋館

浜田市との境界線上に位置する、水族館です。

江津市へのアクセス

江津市へは、以下のアクセス方法があります。

  • 飛行機: 最寄りの空港は、出雲空港または広島空港です。
  • 電車: JR山陰本線江津駅が最寄りの駅です。
  • バス: 石見交通バスを利用できます。
  • 車: 山陰自動車道江津ICまたは江津西ICからアクセスできます。

まとめ

江津市は、豊かな自然、歴史、文化、温泉、イベントなど、多くの魅力を持つ街です。都会の喧騒から離れて、ゆったりと過ごしたい方におすすめです。ぜひ、一度訪れてみてください。

江津市についてのクイズ

江津市はどの地方に位置していますか?

島根県江津市は西部に位置し、具体的には山陰地方に属しています。山陰地方とは、日本海側に位置する山陰地方のことで、主に島根県と鳥取県を含みます。この地域は豊かな自然に囲まれ、歴史的なつながりを持つ町が多く存在しており、江津市もその一つです。江津市の自然は特に美しく、江の川が日本海に流れ込む様子は圧巻です。また、山々に囲まれた立地により、四季折々の自然の美しさを楽しむことができるため、訪れる人々にとって大きな魅力となっています。江津市を訪れる際は、その歴史や文化とともに、山陰地方特有の自然美に触れることができるという素晴らしい体験が待っています。

江津市の中心部にある神社は何ですか?

江津市の中心部には多鳩神社があります。この神社は地元の人々に親しまれ、祭りやイベントが開催される重要な場所です。多鳩神社は、その名の通り多くの鳩が存在することから名づけられたと言われており、地域の人々にとっても神聖な場所として崇敬されています。神社の境内には歴史ある建物や景観が広がり、訪れると落ち着いた気持ちになれるでしょう。また、江津市の他の神社同様に、地域の人々の生活と切り離せない存在であり、神社で開催される様々な祭りを通じて、地域の文化や traditionを体験することができます。江津市を訪れた際には、ぜひこの神社にも立ち寄ってみてください。

江津市にある温泉の一つは何ですか?

江津市には有福温泉という歴史ある温泉があります。有福温泉は長い歴史を有し、古くから湯治場として利用されてきました。この温泉は、被爆した人々が癒しを求めて訪れる場所でもあり、温泉の成分が豊かとされています。温泉は温かいお湯が体を包み込み、日々の疲れを癒すだけでなく、健康促進やリラックス効果も期待できるため、多くの観光客が訪れます。江津市の周囲には豊かな自然が広がっており、温泉を楽しんだ後には周囲の大自然を散策することもでき、心身ともに癒される体験ができることでしょう。また、地元の飲食店では、名物の料理が楽しめるので、温泉だけでなく、食の面でも充実した時間を過ごすことができるのが魅力です。

江津市で開催される夏祭りの名前は何ですか?

江津市で開催される江の川祭りは、8月16日に行われるこの地域の代表的な夏祭りです。この祭りは、江の川の流域での豊作や安全を祈るためのもので、地元の人々や観光客が集まり、賑やかな雰囲気を楽しみます。江の川祭りでは花火大会や、地元の出店、伝統的な踊りや演奏、そしてさまざまなイベントが行われ、訪れる人々にとっては、夏の一大イベントとなっています。また、江の川の美しい夜空に上がる花火は、観光名所にもなっており、家族連れやカップルにも人気です。祭りは地域住民の絆を深める意味でも重要で、多くの人々が協力して行っていることが特徴です。江津市を訪れて夏祭りを体験することは、素晴らしい思い出になるでしょう。