恵庭市は、北海道の中部に位置する石狩振興局に属する市です。札幌市と新千歳空港のほぼ中間という恵まれた立地条件と、穏やかな気候風土を誇っています。近年は、市民主導による花のまちづくりが盛んに行われ、全国的にも注目を集めています。
緑豊かな自然と都市が調和する街
恵庭市は、総面積294.87km²、人口約7万人の中規模都市です。市域の約3分の2が森林地帯で、恵庭岳、漁岳、空沼岳などの山々が連なり、豊かな自然に囲まれています。支笏洞爺国立公園の一部にも含まれ、漁川やラルマナイ川などの清流が流れ、雄大な自然を満喫できます。一方で、札幌市へのアクセスも良好で、都市機能も充実しています。
恵庭の自然の魅力
- 恵庭岳: 標高1,231mの恵庭岳は、恵庭市のシンボル的な存在です。登山道も整備されており、初心者から上級者まで楽しめる人気の山です。
- 漁川: 恵庭岳から流れ出る漁川は、恵庭市を潤す重要な水源です。渓谷美も素晴らしく、釣りやキャンプなど、アウトドアレジャーを楽しむ人にもおすすめです。
- ラルマナイの滝: 漁川にかかるラルマナイの滝は、高さ約30mの雄大な滝です。マイナスイオンをたっぷり浴びながら、自然のパワーを感じることができます。
恵庭の都市機能
- 恵庭ニュータウン恵み野: 恵庭市の中心部に位置する恵み野は、緑豊かな住宅街です。公園や緑地が多く、子育て世代に人気のエリアです。
- 恵庭リサーチ・ビジネスパーク: 高度な技術を持つ企業が集まる研究開発拠点です。最先端技術の開発が進められており、恵庭市の経済発展を牽引しています。
- えこりん村: 自然体験型テーマパークで、子供から大人まで楽しめる施設です。動物と触れ合ったり、農業体験をしたり、自然の中で遊んだりできます。
花のまちづくりが光る恵庭
恵庭市では、市民主導による花のまちづくりが盛んに行われています。街全体が花で彩られ、四季折々の美しい風景を楽しむことができます。
花のまちづくりの取り組み
- 花いっぱい運動: 市民が主体となって、街路樹や公園などに花を植える活動が行われています。
- 恵庭花とくらし展: 毎年6月に開催される、恵庭市最大のイベントです。花苗やガーデニング用品の販売、花に関するワークショップなどが行われます。
- 花の拠点「はなふる」: 2020年にオープンした、花と緑に囲まれた施設です。花苗の販売やガーデニング教室などが開催され、市民の憩いの場となっています。
恵庭市の歴史と文化
恵庭市の歴史は古く、アイヌ民族が暮らしていた時代から始まります。明治時代には、開拓者が入り込み、農業や林業が盛んになりました。その後、札幌市のベッドタウンとして発展し、現在に至ります。
恵庭の歴史
- アイヌ民族: 現在の恵庭市は、アイヌ語で「エエンイワ」(頭が・尖っている・山)と呼ばれていました。
- 開拓: 明治時代には、高知藩や山口県からの移住者が入り込み、本格的な開拓が始まりました。
- 市制施行: 1970年に市制施行され、恵庭市となりました。
恵庭の文化
恵庭市には、豊かな自然と歴史を感じられる文化施設がたくさんあります。
- 恵庭市郷土資料館: 恵庭市の歴史や文化を学ぶことができる施設です。
- 恵庭市民会館: 多目的ホールや会議室を備えた、市民文化の拠点です。
- 豊栄神社: 山口県からの移住者が建立した神社です。恵庭市の発展を見守ってきました。
恵庭市へのアクセス
恵庭市は、札幌市から車で約30分、新千歳空港から車で約20分というアクセス抜群の立地です。
交通アクセス
- 鉄道: JR千歳線を利用し、恵庭駅下車。
- バス: 北海道中央バス 千歳線、えにわコミュニティバスなどを利用。
- 車: 道央自動車道 恵庭ICからすぐ。
恵庭市で楽しめる観光
恵庭市には、自然、文化、レジャーなど、さまざまな楽しみ方ができる観光スポットがあります。
自然を楽しむ
- 恵庭渓谷: 漁川沿いに広がる渓谷です。自然散策やキャンプを楽しむことができます。
- えこりん村: 動物と触れ合ったり、農業体験をしたりできます。子供連れのファミリーにおすすめです。
- ルルマップ自然公園ふれらんど: 広大な敷地に、遊具や芝生広場、散策路などが整備されています。
文化を楽しむ
- 恵庭市郷土資料館: 恵庭市の歴史や文化を学ぶことができます。
- 豊栄神社: 山口県からの移住者が建立した神社です。恵庭市の発展を見守ってきました。
レジャーを楽しむ
- 恵庭市民スキー場: 冬にはスキーやスノーボードを楽しむことができます。
- 恵庭市民スケート場: 冬にはスケートを楽しむことができます。
- 恵庭カントリー倶楽部: ゴルフ好きにはたまらない、美しいコースを持つゴルフ場です。
恵庭市は、自然と都市が調和し、花と緑あふれる穏やかな街です。豊かな自然を満喫したり、文化に触れたり、レジャーを楽しんだり、さまざまな過ごし方ができます。ぜひ恵庭市を訪れて、その魅力を体感してください。
恵庭市についてのクイズ
恵庭市の総面積はおおよそどれくらいですか?
恵庭市の総面積は294.87 km²です。この市は北海道の中部に位置し、その広大な面積の中には、約3分の2が森林地帯で占められています。この広さは、恵庭岳や他の山々、さらには清流や自然公園を含む豊かな自然環境が広がる基盤となっています。また、恵庭市は約7万人の人口を抱え、中規模の都市でありながら自然と都市機能が調和した住みやすい地域として知られています。このバランスの取れた環境こそが、恵庭市の大きな魅力の一つなのです。
恵庭岳の標高はどれくらいですか?
恵庭岳は標高1,231mで、恵庭市のシンボル的な存在として知られています。登山道が整備されているため、初心者から上級者まで楽しむことができる人気の山です。登山を通じて美しい自然景観を堪能できるだけでなく、登山の途中には豊かな植生や様々な動物たちに出会うこともできます。また、恵庭岳の頂上からは360度のパノラマビューが楽しめ、特に晴れた日には大変魅力的な景色が広がります。
恵庭市で行われる「恵庭花とくらし展」は毎年何月に開催されますか?
「恵庭花とくらし展」は毎年6月に開催される恵庭市最大のイベントです。このイベントでは、花苗やガーデニング用品の販売、花に関するワークショップが行われ、市民や観光客が参加して花に親しむことができます。市民が主体となった「花いっぱい運動」の一環として、街全体が花で彩られ、四季折々の美しい風景を楽しむことができる恵庭市の花のまちづくりの象徴的なイベントとなっています。
恵庭市の交通アクセスに関して、どの交通手段で最も簡単にアクセスできるでしょうか?
恵庭市は、札幌市から車で約30分、新千歳空港から車で約20分という非常に良好なアクセスを誇っています。このため、車を利用することが最も簡単で快適な交通手段とされています。また、JR千歳線を利用することで恵庭駅にもアクセスできるため、公共交通機関でも十分に訪れることが可能です。特に観光スポットが多く存在する恵庭市において、車での移動は効率よく市内を巡ることができるため、多くの観光客に支持されています。