水戸市やひたちなか市のベッドタウンとして発展を続ける、茨城県那珂市。豊かな自然と歴史が息づく、住み心地の良いまちの魅力をご紹介します。
概要
那珂市は茨城県県央地域に位置する、人口約52,000人のまちです。2005年に市制施行され、近年は水戸市やひたちなか市のベッドタウンとして人口が増加しています。那珂台地を占め、北は常陸太田市と常陸大宮市、北東は日立市、東はひたちなか市と那珂郡東海村、南は県庁所在地の水戸市、西は東茨城郡城里町と隣接しています。
地理
那珂市は、那珂川と久慈川が流れ、豊かな自然に恵まれたまちです。市内には、自然豊かな公園や緑地が多く、四季折々の美しい風景を楽しむことができます。
隣接する自治体
- 水戸市
- ひたちなか市
- 常陸太田市
- 日立市
- 常陸大宮市
- 那珂郡東海村
- 東茨城郡城里町
歴史
那珂市は、古くから歴史と文化が育まれてきたまちです。江戸時代には、水戸藩の重要な拠点として発展しました。現在も、市内には歴史的な建造物や史跡が数多く残っており、当時の面影を偲ぶことができます。
歴史の年表
- 1897年(明治30年)11月16日: 太田鉄道(現在の水郡線)が開業。
- 1953年(昭和28年)5月18日: 国道118号が制定。
- 1955年(昭和30年)3月31日: 那珂郡菅谷町・神崎村・木崎村・五台村・戸多村・額田村・芳野村が合併して那珂町となる。
- 1957年(昭和32年)6月1日: 国田村の上国井の一部を編入。
- 1989年(平成元年)3月1日: 勝田市と境界変更。
- 1990年(平成2年)3月1日: 一部を勝田市に編入(境界変更)。
- 1990年(平成2年)12月1日: 勝田市の一部を編入(境界変更)。
- 1991年(平成3年)10月1日: 水戸市と境界変更。
- 1993年(平成5年)11月1日: 水戸市と境界変更。
- 1995年(平成7年)3月1日: 水戸市と境界変更。
- 2005年(平成17年)1月21日: 那珂郡瓜連町を編入、市制施行して那珂市となる。
人口
那珂市の人口は約52,000人で、人口密度は535人/km²です。近年は、水戸市やひたちなか市のベッドタウンとして、人口が増加傾向にあります。
人口推移
年 | 人口 |
---|---|
1970年 | 38,256人 |
1975年 | 41,330人 |
1980年 | 44,768人 |
1985年 | 47,388人 |
1990年 | 51,078人 |
1995年 | 54,178人 |
2000年 | 55,069人 |
2005年 | 54,705人 |
2010年 | 54,240人 |
2015年 | 54,276人 |
2020年 | 53,502人 |
行政
那珂市は、市長と市議会によって運営されています。
歴代市長
代 | 氏名 | 就任日 | 退任日 | 備考 |
---|---|---|---|---|
初代 | 小宅近昭 | 2005年1月21日 | 2011年2月12日 | 1995年に旧那珂町長に当選 |
2-3代 | 海野徹 | 2011年2月13日 | 2019年2月12日 | |
4代 | 先崎光 | 2019年2月13日 | 現職 |
市役所支所
- 那珂市役所
所在地:〒311-0118 茨城県那珂市福田1819-5番地 - 那珂市役所瓜連支所
所在地: 〒319-2192 茨城県那珂市瓜連321番地
産業
那珂市は、工業、農業、商業がバランス良く発展したまちです。
主要産業
- 工業: ソニー・ミュージックソリューションズ 茨城プロダクションセンター、木内酒造など
- 農業: 米、野菜、果物など
- 商業: 小売業、飲食業、サービス業など
金融機関
- 常陽銀行
- 筑波銀行
- 水戸信用金庫
- 茨城県信用組合
- 常陸農業協同組合
郵便局
- 那珂郵便局
- 瓜連郵便局
- 額田郵便局
- 戸多郵便局
- 木崎郵便局
- 那珂五台郵便局
- 那珂向山郵便局
- 那珂菅谷郵便局
- 那珂竹の内郵便局
- 那珂中台簡易郵便局
- 那珂飯田簡易郵便局
- 芳野簡易郵便局
教育
那珂市には、幼稚園から高等学校、短期大学まで、幅広い教育機関が揃っています。
学校
幼稚園
- 那珂市立ひまわり幼稚園
- 大成学園幼稚園
小学校
- ばら野学園那珂市立菅谷西小学校
- ばら野学園那珂市立五台小学校
- 青遙学園那珂市立横堀小学校
- 青遙学園那珂市立額田小学校
- 緑桜学園那珂市立芳野小学校
- 緑桜学園那珂市立木崎小学校
- わかすぎ学園那珂市立菅谷小学校
- わかすぎ学園那珂市立菅谷東小学校
- 白鳥学園那珂市立瓜連小学校
中学校
- ばら野学園那珂市立第一中学校
- 青遙学園那珂市立第二中学校
- 緑桜学園那珂市立第三中学校
- わかすぎ学園那珂市立第四中学校
- 白鳥学園那珂市立瓜連中学校
高等学校
- 茨城県立水戸農業高等学校
- 茨城県立那珂高等学校
短期大学
- 茨城女子短期大学
交通
那珂市は、鉄道、バス、道路が整備され、アクセスしやすいまちです。
鉄道
-
東日本旅客鉄道(JR東日本)水郡線
- 後台駅
- 下菅谷駅
- 中菅谷駅
- 上菅谷駅
- 常陸鴻巣駅
- 瓜連駅
- 静駅
-
中心となる駅:上菅谷駅
バス
高速バス
- 茨城交通・JRバス関東
- 常陸太田 – 那珂市役所 ⇔ 東京駅・新宿駅(新宿・東京 – 常陸太田線)
- 大子 – 常陸大宮 – 瓜連 – 鴻巣 ⇔ 東京駅・新宿駅(新宿・東京 – 常陸大宮・大子線)
路線バス
- 茨城交通
- 水戸駅 – 文京町 – 木の倉 – 豊喰 – (一部那珂西部工業団地経由) – 瓜連 – 大宮営業所
- 水戸駅・茨大前営業所 – 文京町 – 木の倉 – 水農前 – 那珂高校 – 後台駅入口 – 青柳町 – 水戸駅
- 水戸駅 – 文京町 – 国田 – 下江戸
- 上菅谷駅 – 常陸太田駅 – 下井戸 – 一高前 – 常陸太田特別支援学校下
- 上菅谷駅 – 常陸太田駅 – 内堀町 – 増井車庫
デマンド交通
- ひまわりタクシー: 市内居住者向けの予約制乗合タクシーサービス
道路
- 高速道路: E6常磐自動車道
- 那珂IC
- 一般国道: 国道6号、国道118号、国道349号、国道400号
- 県道: 茨城県道31号瓜連馬渡線、茨城県道38号那珂湊那珂線、茨城県道61号日立笠間線、茨城県道62号常陸那珂港山方線、茨城県道63号水戸勝田那珂湊線、茨城県道65号那珂インター線、茨城県道102号長沢水戸線、茨城県道104号那珂瓜連線、茨城県道168号静常陸大宮線、茨城県道169号菅谷小原内水戸線、茨城県道172号額田南郷田彦線、茨城県道313号下菅谷停車場線、茨城県道314号上菅谷停車場線、茨城県道315号下宿常陸鴻ノ巣停車場線、茨城県道317号瓜連停車場線、茨城県道356号城里那珂線
名所・旧跡・観光スポット
那珂市には、自然、歴史、文化など、さまざまな魅力が詰まった観光スポットがあります。
おすすめスポット
- 一の関ため池親水公園: 白鳥の飛来地として知られています。
- 茨城県植物園: 多様な植物を観賞できます。
- 古徳沼: 白鳥の飛来地として知られています。
- 静峰ふるさと公園: 日本さくら名所100選に選ばれた、桜の名所です。
- 静神社: 常陸二の宮として、古くから信仰を集めています。
- 常福寺: 歴史的な建造物が魅力です。
- 西福寺跡: 市指定文化財の五輪塔があります。
- 量子科学技術研究開発機構那珂核融合研究所: 核融合実験装置JT-60を保有しています。
イベント
- サスガ☆カミスガ: JR水郡線上菅谷駅前、4月と10月に開催されるイベントです。
- ガヤガヤ☆カミスガ: JR水郡線上菅谷駅前、6月と12月と2月に開催されるイベントです。
- なかひまわりフェスティバル: 那珂総合公園、8月に開催されるイベントです。
姉妹都市・提携都市
那珂市は、国内外の都市と友好関係を築いています。
- 横手市(秋田県): 2004年10月22日 友好都市締結
- オークリッジ市(アメリカ合衆国テネシー州): 1990年10月29日 国際親善姉妹都市調印
- 台南市(台湾): 2024年5月6日 友好交流協定締結
出身者
那珂市には、さまざまな分野で活躍する著名人が多くいます。
- 海後磋磯之介: 勤王志士、桜田十八士の一人
- 根本正: 藩士・政治家、元衆議院議員
- 勝山淳: 海軍少佐
- 岩上二郎: 政治家、元茨城県知事
- 小沼正: 実業家
- 菱沼五郎: 政治家・実業家、茨城県議会第67代議長
- まついえつこ: 作曲家・編曲家・歌手
- ローカル岡: 漫談家
- 小林光一: 歌手、MAYKIDZ、SAY MY NAME.、超飛行少年
- 菅野光夫: プロ野球選手
- 檜山良昭: 推理作家
最後に
那珂市は、豊かな自然と歴史、そして活気のあるまちです。ぜひ一度、訪れてみてください。
那珂市についてのクイズ
那珂市はどこに位置していますか?
那珂市は茨城県県央地域に位置し、周辺には水戸市やひたちなか市が存在します。茨城県は関東地方に属し、豊かな自然や歴史的な名所が多く点在しています。那珂市はその自然環境や歴史背景を背景に、2005年に市制施行を行い、現在も人口が増加し続けています。周囲には常陸太田市、日立市、東海村などと隣接し、県央地域の交通や経済の中心地としても機能しています。
那珂市の人口は約何人ですか?
那珂市の人口は約52,000人で、茨城県の中で人口密度は535人/km²です。近年は水戸市やひたちなか市のベッドタウンとして成長し、住みやすい環境を求めて多くの人々が移住しています。また、人口推移を見ると1970年代から徐々に増加しており、地域経済の発展に寄与しています。市の発展は周辺地域との良好な交通アクセスにも支えられています。
那珂市の中心となる駅はどれですか?
那珂市の中心となる駅は上菅谷駅で、東日本旅客鉄道(JR東日本)の水郡線に位置しています。この駅は那珂市内での交通の要所となっており、地域住民の移動手段として重要な役割を果たしています。また、上菅谷駅を利用することで、水戸市やひたちなか市などの他の地域へのアクセスも容易になるため、通勤や観光にも利用されています。
那珂市の主要産業は何ですか?
那珂市は工業、農業、商業がバランスよく発展した地域です。工業分野では、ソニー・ミュージックソリューションズの茨城プロダクションセンターや、地元の酒造企業である木内酒造などが拠点をおいています。農業においては多様な作物が生産されており、特に米や野菜、果物などが栽培されています。また、商業部門も小売業や飲食業、サービス業が活発に展開されており、地域経済を支えています。